じん(自然の敵P)、超豪華メンバー集結!熱狂の2ndライブ

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じん(自然の敵P)が昨日8月15日にライブ「ライブ・イン・メカクシティ SUMMER'13」を東京・Zepp DiverCity TOKYOで開催した。

じん(自然の敵P)「ライブ・イン・メカクシティ SUMMER'13」の様子。

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「ライブ・イン・メカクシティ SUMMER'13」は4月に神奈川・横浜BLITZで行われた「ライブ・イン・メカクシティ」の夏バージョンにして、じん2度目のワンマンライブ。サイドギターとピアノを担当するじんら生バンドをバックに6名のゲストボーカルが、じんの作るボーカロイドナンバーを肉声で歌い上げる。

17:00を過ぎた頃、前回のライブと同じく、自ら手がけるメディアミックス企画「カゲロウデイズ」に登場する“107号室”の入り口を模した扉からじんがバンドメンバーとともに現れると、この日会場に詰めかけた2300人は一斉に悲鳴のような大歓声を上げ、色とりどりのサイリウムを頭上高く掲げる。そしてステージ後方のスクリーンにアニメーションが映し出され「あなたがここにいるってことは知りたいんですよね、あの夏の話」「真夏日に迷い込んでしまった彼に起きた、目もくらむようなカゲロウのような話を」と、オープニングナンバーのタイトルをほのめかすナレーションが流れると、じんは「カゲロウデイズ」のイントロのギターフレーズをかき鳴らす。それと同時に107号室の扉からステージに飛び出してきたのは、1人目のゲストボーカル・BYEE the ROUNDの松山晃太。勢いそのままに同曲と「メカクシコード」を熱唱した。

「BYEE the ROUNDの松山さんです!」「メチャクチャカッコよかったでしょ?」から始まったじんのMCによると、松山のゲスト出演は「まさか来てくれるとは思わなかったパターン」。ダメ元でオファーしてみたところ、松山はふたつ返事で快諾したという。

再び流れ出したナレーションとともに登場した次のゲストボーカルはMARIこと、アイドルグループ・Dorothy Little Happyの高橋麻里。「空想フォレスト」と、ヒロインが「もうアイドルなんて辞めちゃいたいよ」と願う楽曲「如月アテンション」をかわいらしく歌い上げると、「アニメやボカロが大っ好きで、カゲロウプロジェクトの曲をいつも聴いていて」「なのでプロジェクトに参加できて夢みたいです」と笑顔を見せた。

3番目のゲストボーカルは横浜公演にも出演した奥井亜紀。「ずっと昔、どこから来たのかも、自分が何者なのかもわからない1匹の化け物がいました」というナレーションを聞き、次にプレイされる楽曲を察した観客の歓声の中、ステージに現れた奥井はギタリストの奏でるエレアコと、じんのエレピの音だけを背に「シニガミレコード」を圧倒的な歌唱力で歌い上げる。

続けてバンドセットで「アヤノの幸福理論」をプレイしようとするも、じんが手にしたエレアコをつないだアンプが鳴らないハプニングが発生。スタッフのリカバリーにより復旧すると、奥井は「ちょっとなんかポロポロっと弾いてみれば?」と水を向け、それに応えたじんが適当なアルペジオを奏でると、そのフレーズにあわせてハミング。そのまま同曲を語りかけるように歌い出し、フロアを優しい空気で満たしていく。

「どうもありがとう」と奥井がステージを去ると「聞いてくれますか? あきらめてしまった私自身の話を」というセリフとともに、ステージ両サイドに吊られたスクリーンに「カゲロウプロジェクト」のキャラクター・エネのCGが投影される。スクリーンの中のエネが、じんらバンドのプレイする「人造エネミー」に乗ってステップを踏むと、2300人はあたかもそこにエネが実在するかのように声援を送っていた。

ゲストボーカル4番手、GARNiDELiAのMARiAの歌う1曲目「夜咄ディセイブ」はドラマーを1人加えたツインドラム体制でプレイ。演奏前の「バンドサウンドの激しい曲を」というじんのMCの通り、MARiAが常に観客を煽り続け、2人のドラマーがドラムソロバトルを繰り広げるハードでファンキーな演奏を披露した。

さらに「じんくんの曲を歌うのは楽しいんだけど、疲れる」と苦笑いしつつもMARiAが「群青レイン」「ヘッドフォンアクター」をパワフルかつセクシーに歌うと、最後のゲストボーカル、ナノウがステージに登場。自身の歌う1曲目となる「コノハの世界事情」では「お台場!」と絶叫し、パンキッシュなステージを見せた。その後のMCでは6月に配信されたじんのニコニコ生放送に出演したときのエピソードをコミカルに語るも「アウターサイエンス」では一転。「1、2、3、4」のかけ声とともに攻撃的なボーカルを再びフロアの観客に叩きつける。

そして「みんながもう忘れてしまったとしても、きっと次の未来でまた出会える」「この夏の話を終わらせにいこう」というナレーションが流れると、ナノウらが待つステージに再びMARiAが。ナノウとMARiAによるツインボーカルバージョンの「チルドレンレコード」をプレイしたじんとバンドは彼らとともにステージをあとにした。

鳴り止まないアンコールに応えたじんとバンドが1曲目にプレイしたのは、ナノウのボーカルによる「透明アンサー」。ギターの軽快なカッティングが印象的なミディアムチューンをナノウがドラマチックに歌うと、続いて松山がステージに。じんらのエモーショナルなプレイを背にアッパーチューン「ロスタイムメモリー」を投下する。

アンコールのラストナンバーとなったのは、MARIの歌うパーティチューン「オツキミリサイタル」。ステージ後方のスクリーンに映し出されたエネのCGが「あれれれ? まだやってたんですか!? てっきりもう終わったもんだと思ってましたよー」「というのは冗談で、じゃあ最後の曲! 盛り上がっていきましょう!」と煽ると、ステージ両脇から無数の銀テープが発射される中、MARIは満面の笑顔で同曲を歌い踊った。

じんがMARIとバンドとともに退場すると、フロアからは再びアンコールが巻き起こる。その数分後、バンドを引き連れてステージに現れたじんは「今日のライブは忘れていただいても構いません」「その代わり今日のこのエネルギーだけは忘れないでほしいな。明日を生きるエネルギーになればいいな」「そんな希望の歌を最後に演奏したいと思います」と語り、大歓声の中、自ら「サマータイムレコード」を歌い上げ、2時間に及ぶライブを締めくくった。

じん(自然の敵P)「ライブ・イン・メカクシティ SUMMER'13」
2013年8月15日(木)東京・Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

01. カゲロウデイズ(Vo:松山晃太)
02. メカクシコード(Vo:松山晃太)
03. 少年ブレイヴ(Vo:松山晃太)
04. 空想フォレスト(Vo:MARI)
05. 如月アテンション(Vo:MARI)
06. 夕景イエスタデイ(Vo:MARI)
07. シニガミレコード(Vo:奥井亜紀)
08. アヤノの幸福理論(Vo:奥井亜紀)
09. 人造エネミー
10. 夜咄ディセイブ(Vo:MARiA)
11. 群青レイン(Vo:MARiA)
12. ヘッドフォンアクター(Vo:MARiA)
13. コノハの世界事情(Vo:ナノウ)
14. アウターサイエンス(Vo:ナノウ)
15. チルドレンレコード(Vo:ナノウ+MARiA)
<アンコール>
16. 透明アンサー(Vo:ナノウ)
17. ロスタイムメモリー(Vo:松山晃太)
18. オツキミリサイタル(Vo:MARI)
<アンコール2>
19. サマータイムレコード(Vo:じん(自然の敵P))

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北出栞 siori kitade @sr_ktd

初ライブのときはナタリーの取材入ってたな http://t.co/r6T9Y3JYxA

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