「ワーハピ」おそ松くんズで細野、教授、民生、矢野ら共演

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8月11日に東京・夢の島公園陸上競技場で野外フェスティバル「WORLD HAPPINESS 2013」が開催された。

<The おそ松くんズ>のライブの様子。(Photo by TEAM LIGHTSOME)

<The おそ松くんズ>のライブの様子。(Photo by TEAM LIGHTSOME)

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Controversial Spark(Incl.鈴木慶一)(Photo by TEAM LIGHTSOME)

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高橋幸宏(Photo by TEAM LIGHTSOME)

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MIDNIGHTSUNS(Photo by TEAM LIGHTSOME)

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左から矢野顕子、清水ミチコ。(Photo by TEAM LIGHTSOME)

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ヒカシュー(Photo by TEAM LIGHTSOME)

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スチャダラパー(Photo by TEAM LIGHTSOME)

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TOWA TEI(Photo by TEAM LIGHTSOME)

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柴咲コウ(Photo by TEAM LIGHTSOME)

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トクマルシューゴ(Photo by TEAM LIGHTSOME)

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salyu × salyu(Photo by TEAM LIGHTSOME)

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GREAT3(Photo by TEAM LIGHTSOME)

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大貫妙子(Photo by TEAM LIGHTSOME)

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奥田民生(Photo by TEAM LIGHTSOME)

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レキシ(Photo by TEAM LIGHTSOME)

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今回で6回目を数える「WORLD HAPPINESS」。気温35度を超える猛暑の中にも関わらず、子連れやカップルなど多くの音楽ファンが詰めかけ思い思いにイベントを楽しんでいた。

大橋トリオ~Controversial Spark(Incl.鈴木慶一)~高橋幸宏

イベントの先陣を切ったのは、CENTER STAGEに登場した大橋トリオ。大橋はリズミカルな「マチルダ」や繊細な歌声が心地よい「Seven days」など4曲をプレイし、自身の魅力をたっぷりと伝えていた。LEFT STAGEのトップバッターは鈴木慶一(G, Vo)の新バンドとして話題を集めるControversial Spark(Incl.鈴木慶一)。鈴木は矢部浩志(Dr)、近藤研二(G)、岩崎なおみ(B)、konore(G, Vo)を率いて登場すると、コケティッシュなボーカルやサイケリックなギターサウンドでファンたちの熱狂を生んだ。続いてCENTER STAGEに現れたのは高橋幸宏。高橋はステージ中央でドラムをプレイしながら、7月にリリースしたアルバム「LIFE ANEW」から6曲を丁寧に歌い上げる。MCでは「『WORLD HAPPINESS』は6回目だけど、ここまで暑いのは初めて……いろんな意味でね」と語った。

MIDNIGHTSUNS~清水ミチコ~矢野顕子~ヒカシュー

最も気温が高まった時間帯に登場したのは、大村真司(G)や沼澤尚(Dr)らを擁するロックバンド、MIDNIGHTSUNS。彼らはこの日の出演者の中でもひときわ厳ついロックチューン次々と繰り出し、会場をライブハウスのような雰囲気で包んでいく。続いてはCENTER STAGEに清水ミチコが登場。清水は矢野顕子や綾戸智恵、井上陽水、荒井由実などのモノマネを続々と繰り出し会場を沸かせた。さらに清水のステージには、出番を次に控える矢野も飛び入りで参加。2人で「丘を越えて」を演奏し、オーディエンスを喜ばせた。清水が去った後にそのままCENTER STAGEに残った矢野は、「海のものでも、山のものでも」をしっとりと歌い上げたのち、忌野清志郎の「セラピー」と谷村新司の「いい日旅立ち」をカバー。最後は名曲「ひとつだけ」を演奏し、太陽が照りつける会場にさわやかな空気を吹き込んだ。LEFT STAGEに登場したヒカシューは、ベテランバンドならではの圧巻のパフォーマンスを見せつけた。巻上公一(Vo)はテルミンを奏でながら独特のボーカルを会場に響き渡らせ、この日のハイライトの1つを作り上げた。

スチャダラパー~TOWA TEI~柴咲コウ

ヒカシューの熱いステージが終わると、スチャダラパーの登場。いきなり「アーバン文法」を繰り出し観客の心をつかむと、「ライツカメラアクション」「今夜はブギー・バック(smooth rap)」といった人気曲を続々投下し、最後は「サマージャム」で締めるというフェスらしい選曲で会場に一体感をもたらした。TOWA TEIは、DJセットでの参戦。7月にリリースしたアルバム「LUCKY」の楽曲を中心としたDJミックスを披露した。またTEIはバクバクドキンと玉城ティナをゲストとしてステージに招き入れ、華やかなショウタイムを作り上げていた。続いてCENTER STAGEに登場した柴咲コウはKOH+名義でリリースした「KISSして」「恋の魔力」、RUI名義で発売した「月のしずく」など大ヒット曲を惜しげもなく披露。会場に伸びやかな声を響かせ、オーディエンスから大きな拍手が送られていた。

トクマルシューゴ~salyu × salyu~GREAT3

トクマルシューゴは生楽器中心のバンドアンサンブルで野外にぴったりな雰囲気を演出。中でも最後に演奏された代表曲「Rum Hee」で見せたテクニカルかつダイナミックな演奏に観客は圧倒されていた。salyu × salyuは小山田圭吾(G)、大野由美子(B, Syn)、ASA-CHANG(Dr)をバックバンドに引き連れて登場。コーラス隊3人とともに「Sailing Days」「ただのともだち」「奴隷」といった楽曲を力強くパフォーマンスし、独自の世界観を見せつける。セットリストにも注目を集めたGREAT3は「彼岸」「綱渡り」「Little Jの嘆き」「エデン特急」の4曲をパフォーマンスし、片寄明人(Vo, G)のクリアなボーカルが往年のファンの喝采を誘っていた。

大貫妙子~KIRINJI~奥田民生~レキシ

大貫妙子は「ピーターラビットとわたし」をかわいらしく歌い上げライブをスタート。「横顔」「都会」など、ファンが喜ぶセットリストで和やかなひとときを作り上げていく。そしてこの日大きな注目を集めたのは、新体制で登場したKIRINJI。彼らは3月にキリンジとしてリリースしたアルバム「ten」収録の「ナイーヴな人々」から演奏をスタートさせる。途中には「犯罪を犯して、逃げる人の歌です」と説明して新曲「fusitive」を披露。同曲では、キーボードでバンドに参加しているコトリンゴがボーカルをとって観客を驚かせた。奥田民生はステージの中央に1人陣取る弾き語りスタイルでのライブを披露。まずはエレキギターを手に「マシマロ」「イージュー☆ライダー」といった大名曲を演奏すると、ぶっきらぼうな挨拶やMCで笑いを誘いながら、「コーヒー」「さすらい」などを熱唱して貫禄を見せつけた。レキシは<The おそ松くんズ>の直前という大役にも関わらず、「こんばんは。ケビン・コスナーです」とおなじみの挨拶をしながら登場して笑いを誘う。まずは「サマソニ行かずにこっちに来てくれた希有なみんな、ありがとう!」と叫びながら、「きらきら武士」で観客を1つにしていく。さらに「<The おそ松くんズ>の前って、きっと潰されるんやと思う……」と弱音を吐き会場を笑わせながら、「大奥~ラビリンス~」「狩りから稲作へ」を披露してこの日一番の熱狂を生み出していた。

<The おそ松くんズ>

この日の大トリは、1夜限りの豪華メンバーでの出演がアナウンスされながら、参加アーティストの全貌が明かされていなかった<The おそ松くんズ>。オーディエンスの注目を集める中、まずはステージ両脇に設置されたモニターにスネークマンショーの咲坂守(小林克也)と畠山桃内(伊武雅刀)が映し出されると、2人による中継という体でライブは進行していく。咲坂と畠山はコミカルなトークを展開させながら、ゴンドウトモヒコ、高橋幸宏、Dr.kyOn、小原礼、佐橋佳幸、小山田圭吾の名を順番にアナウンスし、彼らを指して「<The おそ松くんズ>!」と観客を煽る。続けて鈴木茂、小坂忠の名を読み上げると、バンドはそのままはっぴいえんどの「花いちもんめ」と小坂忠の「ほうろう」を演奏し観客を驚かせた。その後も矢野顕子と奥田民生がステージに登場し演奏された「ラーメン食べたい」「ダンス・ハ・スンダ(Dance Is Over)」、大貫妙子と鈴木慶一による「LABYRINTH」など、邦楽ロックのクラシックが次々と奏でられていく。さらに「LABYRINTH」演奏後、モニターに映し出されたのは坂本龍一細野晴臣の姿。咲坂と畠山は「細野さん、体調どうですか?」「僕らもYMOの『増殖』でフィーチャーしていただいて、細野さんには足を向けて寝れないんです」といったトークを挟んだのち、坂本と細野はステージに移動。坂本と細野を加えたバンドは、坂本の楽曲「TIBETAN DANCE」とYMOがカバーしたマーティン・デニーの名曲「FIRE CRACKER」を演奏し大きな盛り上がりを作り上げた。「FIRE CRACKER」演奏後に一度メンバーがステージを後にするも、オーディエンスの手拍子に応えるようにメンバーは再びステージに登場。アンコールではスネークマンショーの「咲坂と桃内のごきげんいかがワン・ツゥ・スリー」が披露され、日本を代表するアーティストたちが一堂に会したイベントは華々しく終了した。

なお「WORLD HAPPINESS 2013」の模様は9月1日(日)21:00よりWOWOWライブで放送される。

「WORLD HAPPINESS 2013」セットリスト

大橋トリオ

01. マチルダ
02. Seven days
03. サヨナラの雨
04. 僕らのこの声が君に届くかい

Controversial Spark (incl.鈴木慶一)

01. in May
02. in June
03. 夢の晩餐
04. I hate and I love you

高橋幸宏

01. Looking For Words
02. Time To Go
03. The Old Friends Cottage
04. All That We Know
05. World In A Maze
06. Follow You Down

MIDNIGHTSUNS

01. The Crown Song
02. Nikita
03. MAPS
04. ROCK BAND

清水ミチコ

01. ひとり多重フェス
02. 作曲法シリーズ
03. 丘を越えて with 矢野顕子

矢野顕子

01. 海のものでも、山のものでも
02. セラピー(忌野清志郎カバー)
03. いい日旅立ち(谷村新司カバー)
04. ひとつだけ

ヒカシュー

01. 筆を振れ、彼方くん
02. 生きること
03. 入念
04. 夕方のイエス、朝方のノー
05. マンハッタンの口琴
06. パイク1996 ver.

スチャダラパー

01. アーバン文法
02. ライツカメラアクション
03. Let It Flow Again
04. GET UP AND DANCE
05. 今夜はブギー・バック(smooth rap)
06. ザ・ベスト
07. サマージャム

TOWA TEI

・アルバム「LUCKY」より「APPLE」「UPLOAD」「RADIO」などをDJミックス

柴咲コウ

01. かたちあるもの
02. KISSして(KOH+)
03. 恋の魔力(KOH+)
04. wish
05. 月のしずく(RUI)
06. 最愛

トクマルシューゴ

01. Katachi
02. Poker
03. Green Rain
04. La La Radio
05. Rum Hee

salyu × salyu

01. Sailing Days
02. じぶんがいない
03. ただのともだち
04. Mirror Neurotic
05. 奴隷

GREAT3

01. 彼岸
02. 綱渡り
03. Little Jの嘆き
04. エデン特急

大貫妙子

01. ピーターラビットとわたし
02. 横顔
03. 都会
04. Mon doux Soleil
05. ファム・ファタール

KIRINJI

01. ナイーブな人々
02. fusitive
03. 仔狼のバラッド
04. holiday

奥田民生

01. マシマロ
02. イージュー☆ライダー
03. 風は西から
04. それはなにかとたずねたら
05. コーヒー
06. さすらい

レキシ

01. きらきら武士
02. 大奥~ラビリンス~
03. 狩りから稲作へ

WH13 SPECIAL BAND <The おそ松くんズ>

01. 花いちもんめ with 鈴木茂
02. ほうろう with 小坂忠
03. ラーメン食べたい with 矢野顕子、奥田民生
04. ダンス・ハ・スンダ(Dance Is Over) with 奥田民生
05. LABYRINTH with 大貫妙子、鈴木慶一
06. TIBETAN DANCE with 坂本龍一、細野晴臣
07. ファイアークラッカー with 坂本龍一、細野晴臣
08. 咲坂と桃内のごきげんいかがワン・ツゥ・スリー with 咲坂守・畠山桃内+ALL
※The おそ松くんズ:小山田圭吾(G)、小原礼(B)、Dr.kyOn(Syn)、佐橋佳幸(G)、高橋幸宏(Dr)、ゴンドウトモヒコ(Euphonium、他)

WOWOWライブ「WORLD HAPPINESS 2013」

2013年9月1日(日)21:00~

※記事初出時、アーティスト名および事実関係に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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読者の反応

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純之介教授 @junnoske_suite

2013年にはYMOメンバーが「おそ松くんズ」としてワールドハピネスに出演したわけで。

2017年にテクノボーイズが「おそ松さん」を演奏する為にワールドハピネスに出演できないものだろうか、、、。

https://t.co/MYceTyJmRD

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