ハナレグミ×So many tears、180分超えライブで大団円

1

440

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 108 143
  • 220 シェア

7月3日に東京・SHIBUYA-AXにてハナレグミとSo many tearsによるライブツアー「ハナレグミ・So many tears のどこまでいくの180分」の最終公演が開催された。

ハナレグミ

ハナレグミ

大きなサイズで見る(全12件)

「ハナレグミ・So many tears のどこまでいくの180分」の模様。

「ハナレグミ・So many tears のどこまでいくの180分」の模様。

大きなサイズで見る(全12件)

レキシ(写真手前)とハナレグミ(奥)。

レキシ(写真手前)とハナレグミ(奥)。

大きなサイズで見る(全12件)

ハナレグミ(Vo, G)、茂木欣一(Dr, Vo)、加藤隆志(G, Vo)、柏原譲(B)の4ピースにサポートミュージシャンとして沖祐市(Key / 東京スカパラダイスオーケストラ)を加えたメンバーで各地を回ってきた今回のツアー。ステージにはヤシの木のイラストや観葉植物が配置され、ナチュラルな雰囲気の中でライブは行われた。

派手な衣装を着たSo many tearsのメンバーと沖はフィッシュマンズの「Walking in the rhythm」からライブをスタート。じっくりと聴き入っていたオーディエンスは、曲が終わると大きな歓声で応えた。続いて4人がSUPER BUTTER DOGの「FUNKYウーロン茶」を演奏しながらハナレグミを呼び込むと、「あいのわ」リリース時のファンキーな衣装を着た謎の女性ダンサーが現れる。謎のダンサーが縦横無尽にステージを動き回る中、「お前は誰だ」と言いながらハナレグミの永積崇本人が登場。客席からは大きな拍手が起こる。しかしハナレグミが「FUNKYウーロン茶」を歌い始めたところで、今度は「俺が本物だぜ」と言ってレキシこと池田貴史が姿をみせる。池田の登場はメンバーも知らされておらず、予想もしない怒濤の展開にオーディエンスも大興奮。ハナレグミが「まだ2曲が終わっただけとは思えない」と語ったように、ライブは序盤から波乱の展開をみせた。

続いてメンバーは「音タイム」「いかれたBaby」「SUNSET」「コミュニケーション・ブレイクダンス」を演奏。ハナレグミ、フィッシュマンズ、So many tears、SUPER BUTTER DOGの楽曲を満遍なく聴かせてオーディエンスを楽しませる。またハナレグミの永積崇と加藤隆志による“Wタカシ”がマイケル・ジャクソンの「HUMAN NATURE」を披露した。

ライブ後半ではハナレグミのメドレーに突入。ハナレグミはカバーアルバム「だれそかれそ」収録の「ウイスキーが、お好きでしょ」を始め、「Jamaica Song 」「愛にメロディ」「Crazy Love」など新旧の楽曲を披露していく。また、再び「だれそかれそ」収録曲の中から杏里の「オリビアを聴きながら」を披露すると、オーディエンスも大合唱。会場は一体感に包まれていった。

沖祐市のコーナーでは、自身のアルバム「Gospel」から「女神大橋~Venus Wing Bridge」をピアノソロで、「青いライオン~Blue Lion」をハナレグミとともに演奏した。その後ハナレグミが壮大なバラード「360°」や「光と影」をじっくりと聴かせて観客を魅了。ラストはSo many tearsの「Amazing Melodies」を重厚なバンドアンサンブルで響かせて本編は終了した。

アンコールで登場したメンバーが「ナイトクルージング」とフィッシュマンズの名曲のタイトルを告げると、客席からは歓声が沸き起こる。浮遊感のあるサウンドでオーディエンスを夢心地の気分にさせた彼らは、続いて横ノリの「オハナレゲエ」でピースフルな空気を演出。そしてハナレグミの「踊って帰ってちょーだい!」の合図のもとカーティス・メイフィールドの「MOVE ON UP」がスタートする。ファンキーなサウンドにオーディエンスも自由に踊る中、突然「以上をもちまして本日の公演は終了しました」というアナウンスが。一瞬の演奏の中断の後、ハナレグミが「そんなの関係ねー!」と叫ぶと、5人は再び演奏を再開。さらに激しさを増した演奏に、観客もさらにヒートアップしていく。するとハナレグミは「ライオンキング」のような巨大な岩のセットの頂上に移動。ダルマを取り出し、オーディエンスを煽りながら右目を書き入れる。さらにレキシや謎のダンサーが再び登場してお祭り騒ぎになる中、180分を大幅に超えたライブは幕を閉じた。

ハナレグミ・So many tears のどこまでいくの180分
2013年7月3日(水)@東京都 SHIBUYA-AX セットリスト

タイトル / オリジナルアーティスト
01. Walking in the rhythm / フィッシュマンズ
02. FUNKYウーロン茶 / SUPER BUTTER DOG
03. SAME OLD THING / The Meters
04. 音タイム / ハナレグミ
05. いかれたBaby / フィッシュマンズ
06. SUNSET / So many tears
07. 踊る人たち / SUPER BUTTER DOG
08. コミュニケーション・ブレイクダンス / SUPER BUTTER DOG
09. HUMAN NATURE / マイケル・ジャクソン
10. TIME / So many tears
11. ハナレグミメドレー
・ウイスキーが、お好きでしょ / ハナレグミ(SAYURI)
・家族の風景 ~Funky Kitchen ver.~ / ハナレグミ
・Jamaica Song / ハナレグミ
・愛にメロディ / ハナレグミ
・Crazy Love / ハナレグミ
・追憶のライラック / 東京スカパラダイスオーケストラ
・オリビアを聴きながら / ハナレグミ(杏里)
12. 女神大橋~Venus Wing Bridge / 沖祐市
13. 青いライオン~Blue Lion / 沖祐市
14. 360° / ハナレグミ(ASA)
15. 明日天気になれ / ハナレグミ
16. 光と影 / ハナレグミ
17. Amazing Melodies / So many tears
<アンコール>
18. ナイトクルージング / フィッシュマンズ
19. オハナレゲエ / ohana
20. MOVE ON UP / カーティス・メイフィールド

この記事の画像(全12件)

読者の反応

  • 1

音楽ナタリー @natalie_mu

ハナレグミ×So many tears、180分超えライブで大団円 http://t.co/LB7cZfOydM

コメントを読む(1件)

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 ハナレグミ / 東京スカパラダイスオーケストラ / フィッシュマンズ / レキシ / SUPER BUTTER DOG / LOSALIOS / Polaris の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。