「当たりが出たらメンバーとつぼ八で宴会」と銘打たれたこの企画は、1月発売の3rdシングル「この高鳴りをなんと呼ぶ」の購入者特典として行われたもの。このシングルの初回生産分にはランダムで宴会参加券が封入されており、これを引き当てた二十数名のファンを、デビューシングル「CからはじまるABC」の歌詞の中にも登場するバンドの“聖地”、つぼ八に招待した。
つぼ八を訪れた当選者はまずくじを引き、それぞれ柴田隆浩(Vo, G)、梅津拓也(B)、酒田耕慈(Dr)の待つ3つの卓のいずれかに着席。梅津、酒田のあいさつののち、柴田の音頭で乾杯を済ませると、メンバーを囲んで談笑する。酒田は同席した面々にお酌をして回り、梅津はベースを始めたきっかけなど、ファンの質問に丁寧に回答。柴田はNIRVANA「Smells Like Teen Spirit」がいかに素晴らしい楽曲なのかをシリアスに説いていたかと思えば、突然ビールグラスを片手に「えっちゃん(チャットモンチー橋本絵莉子)と結婚したかった……」とボヤきだすなど、いずれの卓もそのホストならではの話題で盛り上がっていた。
そしてレーベルスタッフの「では最初の出し物です」の声とともに座敷を仕切る障子が開くと、そこにはアコースティックギターを担いでビール箱に座った柴田の姿が。柴田は未発表曲の「バンドワゴン」や新曲「僕らパンクロックで生きていくんだ」など5曲をおよそ居酒屋店内とは思えないほどのボリュームで熱唱。「忘れらんねえよ」では柴田の「みんな歌ってよ」の声に応えたファンによる大合唱が発生した。
席替えを経て行われた、この日「2番目の出し物」は21時にYouTubeで公開された「僕らパンクロックで生きていくんだ」のPVの先行上映会。柴田が「バンドがより広い世界に向かって行くためには自分たちのことを知らない人たちの目に晒される必要があった」と、新宿ステーションスクエア前で行われた事前告知一切なしのリアルゲリラライブの模様を収めたPVの制作経緯を語ると、誰もが座敷の大画面テレビに映し出された映像を食い入るように鑑賞した。
飲み放題コースの終了間際にはレーベルスタッフが「それでは最後の出し物です」と参加者全員に“つぼ八”の歌こと「CからはじまるABC」の歌詞カードを配りだす。今から参加者全員で同曲を歌い、その模様を録音。バンドの公式サイトで公開するという。そして再びアコースティックギターを手にした柴田による伴奏にあわせてバンドメンバー、宴会参加者の全員で同曲を歌い上げ、2時間にわたる大宴会はお開きとなった。
なお忘れらんねえよは6月12日に4thシングル「僕らパンクロックで生きていくんだ」をリリース。その初回限定盤にもメンバーとのつぼ八での宴会参加券がランダム封入される。
忘れらんねえよ「当たりが出たらメンバーとつぼ八で宴会」セットリスト
01. バンドワゴン
02. 僕らパンクロックで生きていくんだ
03. この高鳴りをなんと呼ぶ
04. 北極星
05. 忘れらんねえよ
06. CからはじまるABC
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音楽ナタリー @natalie_mu
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