ももクロ、東武動物公園で動物戦士ももいろアニマルZに変身

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ももいろクローバーZが昨日5月5日、埼玉・東武動物公園ハッピーオンステージにて、小学生以下の子供と保護者を対象としたライブイベント「ももクロ子供祭り2013 守れ!みんなの東武動物公園 戦え!ももいろアニマルZ」を開催した。

ももいろアニマルZ

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集まったチビノフたちもステージに上がって踊る、子供祭りらしい光景。

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集まったチビノフたちの前で披露した百田夏菜子のえびぞりジャンプ。

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あーりんロボ

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ももいろクローバーZ

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開演前に「ウケますように」とお祈りするももクロの5人と飯塚悟志(中央)、オラキオ(右端)。

開演前に「ウケますように」とお祈りするももクロの5人と飯塚悟志(中央)、オラキオ(右端)。

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「チューリップ」「めだかの学校」「かわいいかくれんぼ」などの童謡がSEとして流れるハッピーオンステージに集まった“チビノフ”こと子供たちと保護者の数は1500人。また昨日の園内にはイベントの模様を生中継するビジョンカーも出動しており、その観覧者を含めるとおよそ5000人が東武動物公園に詰めかけた。

冒頭、声優・立木文彦による「よい子のみんなー! こーんにーちはー!」「元気に歌って踊って心の底から笑いましょー!」というナレーションとともにステージ両脇のスクリーンに煽り映像が映し出されると、ももクロTシャツや手作りの衣装をまとったチビノフたちは、大きな声でメンバーの名前をコールする。さらにライブのオープニングを飾る「OVERTURE」では、保護者とともに「うりゃ!」「おいっ!」を大合唱した。

大歓声を背にステージに現れたももクロの5人は5色のジャンプスーツに白い長靴姿。「私たち、ちびっ子だけが会えるアイドル。週末飼育員ももいろクローバーZ」とあいさつすると、百田夏菜子が「今日、私たちは動物たちの声に導かれて来たの」「今からこの会場では大変なことが起きるの」「だけどみんなのことは私たちが必ず守る!」「だから安心して楽しんでってね。いいですかー?」と呼びかける。チビノフたちの「はーい!」の声を聞いた5人は「じゃあみんな、子供祭りはーじまーるよー!」と「行くぜっ!怪盗少女」を披露した。

メンバーがいったん退場すると再びスクリーンに映像が映し出され、カワイイ動物たちを根絶やしにするためにゴキブリの化身・ブラックコックローチ率いる軍団が東武動物公園に襲来しているとの情報が伝えられる。そして「カワイイものなど絶対に許さん!」とブラックコックローチとその手下がステージに姿を現すとチビノフたちは一斉に悲鳴を上げた。

そこに現れたのは東京03飯塚悟志演じる、動物園の園長の息子・サトシ(7歳)。白いランニングシャツに短パン、ハイソックス姿で「この動物園を、カワイイ動物たちをお前たちの好きなようにはさせないぞ!」とブラックコックローチに飛びかかるも、手下に取り押さえられてしまう。するとどこからともなく「この世にカワイイものがある限り!」「私たちはカワイイものを守る! なぜならそれがカワイイから!」との声。チビノフたちがあたりを見渡すと、往年のヒーローソング風の「動物戦士ももいろアニマルZのテーマ」に乗って、カワイイものの使者“ももいろアニマルZ”に扮した5人が登場。それぞれ頭に動物の顔型の着ぐるみを付け、百田がカバレッド、玉井詩織がラクダイエロー、佐々木彩夏がウサギピンク、有安杏果がカエルグリーン、高城れにが鬼パープルと決めポーズ付きで自己紹介をした。

これを聞いたサトシがすかさず「ちょっとごめんなさい! 気になることが多々あるから」とツッコミを入れるも「カバは赤くないよね?」との疑問に対してカバレッドこと百田は「カバの汗って赤いんです。知らないんですか?」と動物マメ知識を披露しつつ嘲笑。「ウサギは白いよね?」との声にウサギピンク・佐々木は「でもあーりんはピンクのウサギが好きなの!」と強弁した上で、チビノフたちに「あーりんはピンクのウサギが好きなの!」の大合唱を要求する。ももいろアニマルZ登場時から「あなたには聞きたいことがいっぱいあるから」と言われていた鬼パープル・高城は、“動物”戦士に鬼がいる理由について「鬼に金棒! 鬼パープル」「鬼の目にも鬼パープル!」とまったく回答になっていない回答を連発した。しかもそのグダグダの展開にしびれを切らせたブラックコックローチ軍団に襲いかかられると、惨敗。サトシを連れて逃げ出してしまう。

逃げ延びた先でサトシは、ももいろアニマルZに対して「ホントに動物たちの声を聞くことができるの?」と疑いの目を向け、動物の鳴き声を聞き、その内容を考える「クイズ この動物はなんて鳴いてるの?」をスタート。しかしゾウの鳴き声を聞いたラクダイエローは自信満々で「パオ! パオーン!」とコーナーの主旨をまるで理解していない回答を繰り出す。ホワイトタイガーの声を聞いたカエルグリーンも「この人ホントに7歳?」とサトシのキャラクター設定にツッコミを入れ、チビノフたちの笑いを誘った。

あまりのボケっぷりにサトシが呆れた様子で「ホントに動物の声が聞こえるの?」と繰り返すと「それは本当じゃ!」と弾丸ジャッキー・オラキオ扮する動物仙人が登場。動物仙人によると、ももいろアニマルZは真の動物戦士になる素質は持っているものの、まだその能力に覚醒してはいない。だから修行を行うという。

修行の内容は箱の両脇に空けられた穴から手を差し込んで中のものを当てる「箱の中身はカワイイの?」。最初のチャレンジャーであるカバレッドとカエルグリーンはこんにゃく入りの箱に手を突っ込んだ瞬間、絶叫。「指をなめられた!」「生きてるよね!?」とステージ両端までダッシュで後ずさり「ウナギ」と回答する。カバとカエルからバトンを受け取ったのはウサギピンクと鬼パープル。鬼パープルが「ヒゲが生えてる」と叫ぶも、ウサギピンクが「お鍋に入ってたらうれしいヤツだよね」と力強く「こんにゃく」と回答した。

第2問目はラクダイエローが1人で挑戦。初めこそ腰が引けていたものの、何度か触っているうちに「あっ、私わかっちゃったかも」と声を上げ「ブラックコックローチ」と回答し、見事正解を言い当てる。ところがラクダイエローの声と同時に箱と台座を破壊しながらブラックコックローチが飛び出すと、カエルグリーンが「ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい!」と繰り返すなど、あまりの出来事に5人は本気で脅えていた。

しかし修行を終え、またサトシを助けたいという仲間を思いやる気持ちを身に付けたももいろアニマルZは覚醒。顔をマスクで覆った真の動物戦士の姿に変身すると、ブラックコックローチ軍団を相手にまるで“別人”かのような大立ち回りを演じてみせる。ステージ中央でカバレッド、ラクダイエロー、鬼パープルが華麗な殺陣を披露したかと思えば、ウサギピンクとカエルグリーンはステージ両端に設置された高さ数メートルの舞台装置上からブラックコックローチの手下を叩き落とす。さらに5人はものすごくカワイイウインクをして相手をドキッとさせる「必殺アニマルカワイイウインク」でブラックコックローチを撃破。東武動物公園に再び平和が訪れると変身を解いて素顔で「ももいろアニマルZ!」と勝ちどきを上げ、この日の2曲目となる「Z伝説 ~終わりなき革命~」を熱唱した。

子供祭り仕様のあいさつ「私たち、今会えるお姉さん、週末ヒロインももいろクローバーZ!」からスタートした中盤戦はチビノフたちとのお遊戯タイムとなった。まず最初にステージに登場したのは、テレ玉のマスコットキャラクター・テレ玉くんと同局の音楽番組「HOTWAVE」のMC山本昇、山田香菜子アナウンサー、二階堂絵美アナウンサー、小室早弥香アナウンサー。テレ玉くんのテーマソング「テレ玉くんの歌」の振り付けをももクロのコリオグラファー・石川ゆみが担当している縁から駆けつけたという彼らとともに、石川の指導のもと「テレ玉くんの歌」をチビノフたちと一緒に歌い踊った。

ももクロがテレ玉くんたちを見送ると、今度はステージ後方のカーテンが開き“ひろみちお兄さん”こと佐藤弘道と、幼児・児童向けの音楽を数多く手がける“たにぞう”こと谷口國博が現れる。幼児向け番組などでおなじみの2人に大興奮の客席とともに「かえるのたいそう」や「バスにのって」など、チビノフたちの定番曲を合唱した。さらに運動会向けの遊戯曲を集めた佐藤と谷口のCD「ひろみち&たにぞうの運動会デラックス!」収録の「ココ☆ナツ」のアレンジバージョンでは、20人前後のチビノフがステージに上げられ、玉井、高城、佐藤、谷口、飯塚、オラキオとともにダンス。一方百田、佐々木、有安はステージを降り、1500人と一緒に「コココ コーコ コッコッコー」と声を合わせた。

飯塚とともに終盤戦のステージに姿を見せた百田、玉井、有安、高城は突如「カレーを食べたい」と騒ぎ出す。誰も財布を持っていないことに気付いてもなお「食べたい」と言い張り続け、飯塚が「お金がないならあきらめよう」とたしなめると玉井は「カレーが食べたいことをあきらめるバカがどこにいるんだよ!」と一喝した。

この収拾が付かない展開に百田が「わかった! こんなときはあのロボットを呼ぼう!」と電話で助けを乞うと「だって あーりんなんだもん☆」のイントロに乗って、佐々木扮する“あーりんロボ”がステージに。メンバーの「今すっごいピンチなの!」の“ピンチ”という言葉をことごとく“ピンク”と取り違えた上に「お金がなくてもカレーを食べる方法は?」との問いには「そんなの簡単よ! カレーを作ればいいじゃない」、「材料がない」との指摘には「材料を買えばいいじゃない」、「お金がない」と言われれば「働けばいい」と、今すぐカレーを食べたい面々にはまるで役に立たないトンチンカンな回答を繰り返すも、4人はなぜか納得。ツッコむ飯塚を無視して、結局「あきらめる」という結論に至ると「カレーは用意できないけど、すっごいおいしいものなら用意できるからちょっと待っててね!」とあーりんロボが連れてきたおでんくんを迎え入れる。

ももクロのステージには昨年12月の「ももいろクリスマス2012~さいたまスーパーアリーナ大会~」以来の登場となるおでんくんが「しおりんはずーっと僕のモノマネをしていたらしいね」と水を向けると、玉井はおでんくんのモノマネで返答。そんなノンキなやり取りののち、おでんくんはテレビアニメ「がんばれ!おでんくん」にも登場する、おでんくんの世界の食べ物“おにぎし”をメンバーに手渡し、この商品が5月7~27日、関西地区のファミリーマートで買えることを告げると、ステージをあとにした。

続けてあーりんロボがステージから立ち去ると、ほかのメンバーも一時舞台袖に。そして衣装チェンジののち「ピンキージョーンズ」を歌うと「次の曲はたぶんみんな一緒に踊れるんじゃないかな」と語りかけ、テレビアニメ「ポケットモンスター ベストウイッシュ」のエンディングテーマ「みてみて☆こっちっち」と、タカラトミーのぬいぐるみ「ファービー」のCMソング「Wee-Tee-Wee-Tee」をチビノフたちとともに元気よく大合唱。最後にこの日の全出演者とともに「僕等のセンチュリー」を歌ったところで、本編は終了した。

しかしチビノフたちのアンコールは鳴り止まず、百田の「みんな! もうちょっと待っててね!」の声とともに5人は再びステージに。この日のラストナンバー「スターダストセレナーデ」を歌い上げると、百田が「みんな今日はありがとう! ちゃんとお母さんとお父さんの言うことを聞いて元気にしてるんだよ! また会おうね!」と3時間におよぶ子供祭りを締めくくった。

ももいろクローバーZ「ももクロ子供祭り2013 守れ!みんなの東武動物公園 戦え!ももいろアニマルZ」セットリスト

OVERTURE
01. 行くぜっ! 怪盗少女

~コント:戦え!動物戦士ももいろアニマルZ~
-1. 動物戦士ももいろアニマルZのテーマ

02. Z伝説 ~終わりなき革命~

~ゲーム:ももクロ言葉2013~

~歌踊り:テレ玉くんの歌~

~歌踊り:ひろみち&たにぞうお兄さんと遊ぼう~
-1. よろしくねッ▽
-2. かえるのたいそう
-3. バスにのって
-4. ブロック&アタック
-5. ココ☆ナツ

03. ピンキージョーンズ
04. みてみて☆こっちっち
05. Wee-Tee-Wee-Tee
06. 僕等のセンチュリー
<アンコール>
07. スターダストセレナーデ

※文中▽はハートマーク

※記事初出時「カバレッド」を「カエルレッド」と記載している箇所がありました。訂正してお詫びいたします。

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ふとっちょ @fatmount

Great Pink Teacher https://t.co/ah1Q35d5bY

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