上坂すみれ、GWの決起集会で熱唱&腹話術!社交ダンスも

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昭和の日となる本日4月29日、声優・上坂すみれがCDデビュー記念イベント「決起集会 vol.2 ~大正一〇二年度御挨拶~」を東京・東京キネマ倶楽部で開催した。

2人の同志と大正太郎くんとともにカメラに収まる上坂すみれ。

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敬礼をする上坂すみれ。

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「七つの海よりキミの海」を熱唱する上坂すみれ。

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沸き立つ同志たちの声に応える上坂すみれ。

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上坂すみれ

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かつてのグランドキャバレーを改装した東京キネマ倶楽部にこの日集った観客、通称“同志”は総勢600人。「のんき節」「金色夜叉」「すたれもの」「朝鮮北境警備の歌」など明治末期から昭和初期の流行歌がSEとして流れる中、同志たちが“赤いゲバルト棒”ことウルトラレッドのサイリウムを片手に開会を待っていると、サイレンの音が鳴り響く。

すると「親愛なる同志諸君、私は諸君に呼びかける。当計画は我が国内外の脅迫者からの奸計から趣味者階級の自由と独立を守るための同盟を建設しつつある。その同盟こそが革命的ブロードウェイ主義者同盟である」というアジ演説と、上坂の来歴を紹介する見世物小屋の口上風ナレーションが流れ出す。そしてプロレスラー、ケンドー・カシンの入場曲「スカイウォーク」をバックに、ワインレッドのロリータ服姿の上坂が、2人の同志こと和装にキツネのお面のマネキンの待つステージに登場。会場は一気にヒートアップした。

この日の1曲目はテレビアニメ「パパのいうことを聞きなさい!」で上坂が演じた小鳥遊空のキャラクターソング「ソライロ」。曲紹介と同時にイントロが流れ出すと、同志たちはそれまで手にしていた赤いゲバ棒を“空色”のゲバ棒に素早く持ち替える。その反応のよさに上坂は目を丸くしていた。

続く2曲目「我らと我らの道を」ではあまりの熱唱ぶりにドレスのストラップが切れるハプニングが発生する。「作戦タイムだ!」とあわてて舞台袖に飛び込んだ上坂は、ドレスを補修する様子を声だけで実況するほほえましいシーンを繰り広げた。

ドレスのお直しが完了し「むろみー!」「やめてー!」の大合唱の中「七つの海よりキミの海」を歌い終えた上坂は「我がブロードウェイ主義者同盟にはスローガンがあってね」と同志たちに呼びかける。そして「生産!」「団結!」「反抑圧!」のコール&レスポンスを促すと、新曲「テトリアシトリ」を披露。往年のテクノポップを思わせるシンセドラムとシーケンスパターンが印象的なダンスチューンに、フロアの同志たちは軽快にリズムを刻んでいた。

その後間髪いれずに「我旗の元へと集いたまえ」を熱く歌い上げたところで第一部は終了。上坂が「諸君ありがとう! 引き続き決起集会を楽しもう!」と舞台をあとにすると、ステージには男女のダンサーが登場し、メロウなピアノ曲をバックに社交ダンスを披露した。華麗なダンスに同志たちが大きな拍手を送っていると、今度はステージ後方のビロードのカーテンが開き、大スクリーンが姿を現す。そこに7月に2ndシングル「げんし、女子は、たいようだった。」をリリースし、7~8月に東名阪でライブイベント「革命的ブロードウェイ主義者同盟 組織拡大活動 ~夏の陣~」を開催するとの情報が映し出されると、フロアは大歓声に包まれた。

第2部のステージに姿を現した上坂は「ここから荒唐無稽なパートが始まります」とひと言。右手にセットした腹話術人形“大正太郎くん”の口を動かしつつ、自分の口も思い切り動かしながら野太い声で「ズドラーストヴィチェ!(やあ、こんにちわ)」とロシア語であいさつする。そして地声で「今日は持ち曲が少ないから、ちょっと大正について勉強するパートを始めたいんです」と太郎くんと会話しつつ、スクリーンに年表を投影。大正時代のできごとを振り返るコーナーを展開した。

年表に書かれているのは「大正3年、第一次世界大戦」「大正4年、ロシアの劇作家チェーホフの戯曲『桜の園』が国内で初めて上演される」「大正12年、ソ連の外交官アドリフ・ヨッフェが後藤新平の招きで来日」と上坂の趣味を反映したことがらばかり。それを観た彼女は、スライドが切り替わるたび「第一次大戦のときにはまだ戦車は配備されていないんですよね」「戯曲はセリフばかりだからライトノベルみたいで楽しいよね。チェーホフはラノベの元祖なんじゃないかな。『このライトノベルがすごい!』にチェーホフがエントリしたら無敵なんじゃないかな」と太郎くんの操作そっちのけで偏った解説を加えていった。

終盤「キレイに歌って締めようと思うんですけど」と語った上坂は、太郎くんを右手に装着したまま改めて「テトリアシトリ」「七つの海よりキミの海」を歌い上げると、ロシア語でバンザイを意味する「ypa」(ウラー)を600人の同志とともに三唱。「解散!」と宣言して、本日の集会の幕を閉じた。

終演後の記者会見では、今日の感想などについてコメントを求められたほか「スカイウォーク」で入場した意図を尋ねる記者の声も。これに上坂は「あるときカッコいい入場テーマが多いことに気付き、プロレスファンになったが、特にカシンは試合後のコメントやインタビューも面白いし、『スカイウォーク』自体カッコいい。だから自分もその曲で入場したかった」と回答。さらにミリタリー趣味を持つ上坂が好んで使う敬礼を、プロレスラー永田裕志が決めポーズに採用していることを指摘されると「いつか永田選手にも集会を観に来てほしい」と参戦要求を叩きつけた。

なお上坂の2ndシングル「げんし、女子は、たいようだった。」は7月10日リリース。今夏放送予定のアニメ「げんしけん 二代目」のオープニングテーマとなっており、シングルには表題曲や本日の集会で披露した「テトリアシトリ」が収録される。また初回限定盤、通常盤、アニメ盤の3形態で発売され、初回限定盤には表題曲のPVが収められたDVDが付属する。

上坂すみれ「決起集会 vol.2 ~大正一〇二年度御挨拶~」セットリスト

01. ソライロ
02. 我らと我らの道を
03. 七つの海よりキミの海
04. テトリアシトリ
05. 我旗の元へと集いたまえ
06. テトリアシトリ
07. 七つの海よりキミの海

上坂すみれ「げんし、女子は、たいようだった。」収録内容

CD

・げんし、女子は、たいようだった。
・テトリアシトリ

DVD

・げんし、女子は、たいようだった。PV

上坂すみれ「決起集会 vol.3 in 名古屋」

2013年7月13日(土)愛知県 名古屋ダイヤモンドホール

上坂すみれ「決起集会 vol.4 in 大阪」

2013年7月20日(土)大阪府 umeda AKASO

上坂すみれ「決起集会 vol.5 in 東京」

2013年8月3日(土)東京都 品川ステラボール

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音楽ナタリー @natalie_mu

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