あら恋、今年も投げ銭方式のフリーライブ開催

あらかじめ決められた恋人たちへが、3月9日に東京・新代田FEVERでフリーライブ「2年後」を行うことが明らかになった。

あら恋は、日本全体が暗鬱としたムードに包まれていた東日本大震災直後の2011年3月20日に、爆音で音楽を鳴らす目的でフリーライブを開催。フリーライブは2012年にも行われ、今回で3度目の開催となる。ライブ終了後、受付にて寄付金を投げ銭方式で募り、収益金のすべてが震災の被災地支援団体に寄付される。なお入場は先着順で、ドリンク代500円のみ必要。定員に達した時点で締め切りとなるのでお早めに。

あらかじめ決められた恋人たちへ「2年後」

2013年3月9日（土）東京都 新代田FEVER　

池永正二（鍵盤ハーモニカ, Track）コメント

今年もやります。
震災直後の2011年3月20日、とにかくライブをしよう、音楽を爆音で鳴らそう、ライブハウススタッフもあら恋スタッフも演奏者もすべてボランティアで、ライブで集めたお金を寄付しようと始めた投げ銭フリーライブイベント。
今、思い返せば、「頑張れ日本」だとか「しゅぽぽぽぽーん」だとか、それぐらいしか音楽が鳴らなかったあのとき、まずは自分自身が分けも分からず音楽を鳴らしたかったんだと思います。しかも爆音で。

あれから2年後。相変わらずの生活で、何かが変わったのだろうけど、なんだったんだろうか？「だったんだろうか？」そう、過去形になりつつあり、それが一番ヤバい。これは確実に現在進行形で 、僕ら自身の問題で。だから今年もやろうと思う。これは政治的なものではなく、行動する以前の「何か」の場所。言葉を持たないインストバンドだからこそのイメージの場所。いろんな人が集まったら良いと思う。言いたい事があれば言ったらいいし、言わなくてもいいし、なければそれでも良いし、なんでもいいんだよ。「いいんだぜ」と、中島らもさんも唄ってたわけで。そう、いいんだぜ。なんだって。その為に音楽はあるんだぜ。その為、って大きいか。大きいもの、マジョリティは良くない。とにかく爆音でライブします。もう一度リスタート。風化させない為にも。

あれから「2年後」、そっちはどんな感じですか？