金爆×ももクロ！GACKT×キリショー！代々木で興奮コラボ

2012年12月16日 1:50 1232 6 音楽ナタリー編集部

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ライブイベント「オールナイトニッポン 45周年感謝祭『ALL LIVE NIPPON』」が昨日12月15日に東京・代々木第一体育館にて開催。GACKT、ゴールデンボンバー、ももいろクローバーZ、miwa、MAN WITH A MISSIONといった「オールナイトニッポン」と縁の深い5アーティストが出演した。

「女々しくて」をパフォーマンスする“ゴールデンクローバーZ”。

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「オレンジの太陽」をデュエットする鬼龍院翔（写真左）とGACKT（右）。

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後輩の鬼龍院翔を思いやるMCでオーディエンスを感動させたGACKT。

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新曲「Dance My Generation」を披露するゴールデンボンバー。

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ゴールデンボンバーとの強烈な共演でも魅せたももいろクローバーZ

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シンプルな弾き語りで観客を酔わせたmiwa。

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勢いのあるサウンドとインパクトたっぷりのビジュアルが印象的だったMAN WITH A MISSION。

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ライブ終了後に観客をバックに撮影された記念写真。

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イベント直前に行われた囲み取材の様子。

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イベントのトップバッターを務めたMAN WITH A MISSIONは、冒頭からスピード感あふれるナンバー「distance」で会場に熱狂を呼び、畳みかけるように「Get Off My Way」を投下する。Jean-Ken Johnny（Vo, G）は「人間ノ皆様オ元気デスカ？本当ニ『オールナイトニッポン』45周年オメデトウゴザイマス。何ハトモアレ素晴ラシイオ祭リヲ最後マデ楽シンデ」と挨拶すると、ライブの定番となっているNIRVANA「Smells Like Teen Spirit」のカバーやダンサブルな「FLY AGAIN」をプレイ。一番手らしい勢いのあるステージを繰り広げた。

続くmiwaはランウェイの先に伸びるステージで、弾き語りのパフォーマンスを披露。「こんな大きな会場で弾き語りということで緊張してます」と言いながらも力強くギターをかき鳴らし「441」と「don't cry anymore」を歌い上げた。高く透明感のある歌声にオーディエンスはじっくりと聴き入り、彼女のギターにあわせて手拍子をする。曲の合間にmiwaは「『オールナイトニッポン』のパーソナリティになってから、しゃべれるようになりました」と番組によって成長したことも明かし、最後は笑顔を浮かべながら伸びやかな歌声で「ヒカリへ」を熱唱した。

3番手として登場したのはももいろクローバーZ。この日は百田夏菜子、佐々木彩夏、玉井詩織の3人が白い衣装、有安杏果と高城れにの2人が黒い衣装に身を包んでパフォーマンスを行った。メンバーは1曲目の「走れ！」からランウェイを駆け回り、続く「サラバ、愛しき悲しみたちよ」ではクールなダンスを披露。そしてフルバージョンでの自己紹介を終えると、メンバーは「オールナイトニッポン」にまつわるトークへ。百田の「『オールナイトニッポン』って2回しかやってないよね。いつかレギュラーやりたいよね」という発言を受けて、佐々木が「オープニングコールやってみようか？」と提案。メンバーの「ももいろクローバーZの？」という呼びかけに対し客席エリアから「オールナイトニッポン！」という盛大なコールが起こると、おなじみのテーマ曲が流れる。すかさず高城は「ニッポン放送さん期待していいですか？」とアピールしていた。

クリスマスが間近であることを受けてライブ後半に披露された「サンタさん」では、高城が「紅白出場決定しました！やっぱりラジオはニッポン放送だー！」とシャウト。大盛り上がりの中、ももクロはラストナンバーの「コノウタ」で再びランウェイを駆け抜け、彼女たちらしい熱いパフォーマンスを届けた。

過去に「オールナイトニッポン」パーソナリティを務めた氣志團の綾小路翔によるコメント動画に続いて現れたのはゴールデンボンバー。威勢よく「酔わせてモヒート」で幕を明けた彼らのライブだったが、途中でオケが止まってしまうハプニングが発生。一瞬戸惑う4人だったが、急遽自己紹介で場をつなぐ機転のよさを発揮した。喜矢武豊（Gita-）は共演者であるももクロのライブチケットが取れない状況に業を煮やして「メンバーを熱湯風呂に突き落としたい！」と言い放ち、さらに「miwaさん小さくてかわいいですよねー」とコメント。樽美酒研二（Doramu）は「おちんちん！」と叫びつつ、MAN WITH A MISSIONのファンであることを告白した。そして無事音声も直ったところで「抱きしめてシュヴァルツ」からライブは再開。真っ当に進行するかと思いきや、同曲では喜矢武が膝立ちの“小さな”美輪明宏に扮し、樽美酒はオオカミの被り物を被って登場する。会場が騒然とする中、さらに樽美酒が被り物姿のままほぼ全裸に。曲が終わると鬼龍院翔（Vo-karu）は「いろいろ謝ろうか……」とメンバーの暴走を注意した。

80年代ディスコサウンドが全開の新曲「Dance My Generation」と、激しい振り付けで観客を踊らせた「†ザ・V系っぽい曲†」が続いたあとはヒットナンバー「女々しくて」がスタート。曲の途中でももクロが乱入すると大きなどよめきが起き、中でも樽美酒と同じメイクを施した高城の姿にももクロファンと金爆ファンの双方が歓声を上げた。さらに“ギターソロ”コーナーでは喜矢武が熱湯風呂とともにステージ袖から登場。鬼龍院が熱唱する横で、有安を筆頭にももクロのメンバーが風呂に突き落とされ、入り乱れるように樽美酒と歌広場淳（Be-su）も浴槽に飛び込むという大惨事に。全員がびしょ濡れになる中、鬼龍院が「ゴールデンクローバーZでした！」と挨拶し、それに続き高城が「OTT！」と叫んでゴールデンボンバーにたしなめられる事態となった。

衝撃的なコラボに場内のざわめきはしばらく止まらなかったが、トリのGACKTの登場で空気は一変。激しいバンドサウンドと美しい歌声にオーディエンスはうっとりと耳を傾ける。しかし途中でGACKTではない声が聞こえはじめ、同時にスクリーンには鬼龍院の姿が。彼はGACKTに「1曲目だぞ！」「何かやるかなとは思ったけど、お前の家バラすぞ！」と脅されながらも「ガマンできなかったんですよ！コラボしたかったんです」と返した。「最初から言ってくれればデュエットとかしたのに……」というGACKTの言葉に鬼龍院は「デュエットしよ……。『オレンジの太陽』を歌いたいです」と懇願。GACKTは「ライブで2回くらいしか歌ったことない！」とぼやきつつ、鬼龍院の肩を抱きランウェイで息の合ったデュエットを披露。鬼龍院は憧れの人との共演に目を潤ませ「いい思い出になりました」とステージをあとにした。

鬼龍院が去ったあと、GACKTは「まだまだできそこないの弟ですがよろしくお願いします」とかわいい後輩に代わって観客に挨拶。「諦めなければどんな形でも夢は自分のものになるんじゃないかな」とオーディエンスに語りかけ、冬にぴったりな「WHITE LOVERS -幸せなトキ-」と「12月のLove song」を届ける。そして「ここに集まったみんな、1人ひとりに素敵なクリスマスが訪れるように祈ってるぞ」と微笑み、イベントを大団円へと導いた。

なおイベント直前には記者陣を招いての囲み取材が行われ、GACKTを除く出演者たちが登壇した。ここではイベントへの意気込みをそれぞれが語ったほか、今年を象徴する漢字を回答。鬼龍院は「『疑』です。会う人会う人が信じられなくなって……」とネガティブな発言をしながらも、ブレイクを果たした1年を振り返る。百田は「『次』ですね。ずっと紅白の向こう側が見たいと言っていて、今年は出られることになった。次につながる1年になったと思います」と凛々しく述べた。MAN WITH A MISSIONはマイペースに「『肉』！」と自分たちの好物を口にし、miwaは「新しいサウンドに挑戦した1年なので『新』」と答え、それぞれ充実した1年であったことを明かしていた。

豪華共演が実現したイベントの模様は、明日12月17日（月）25:00から放送のニッポン放送「ゴールデンボンバー鬼龍院翔のオールナイトニッポン」にてオンエア。さらに2月にはスペースシャワーTVでも放送される予定となっている。