桃黒亭一門、日本最古の演芸場でライブパフォーマンス

シングル「ニッポン笑顔百景」の発売を控えた5人組グループ「桃黒亭一門」が、8月29日に東京・上野の鈴本演芸場にてサプライズライブを行った。

この寄席でのサプライズライブは、「ニッポン笑顔百景」がエンディングテーマに起用されたアニメ「じょしらく」の監修を落語家・林家しん平が手がけていることから実現したもの。日本最古の歴史を誇る演芸場、鈴本演芸場に歌手が出演するのは今回が初めてだ。

しん平の「ここが、私たち落語家が上がっている檜の舞台ですが、初めて上がってみてどうですか？」という質問に、桃黒亭一門のメンバーはそれぞれ「思った以上にリラックスしますね（桃黒亭でこ八）」「すごい落ち着きます（桃黒亭ぷに丸）」「夏休みに友達の家に来たみたいで落ち着きます（桃黒亭腹ぺこりの助）」「おばあちゃんの匂いがします（桃黒亭ちび太）」「すごい緊張するんですけど、おじいちゃん、おばあちゃんの温もりにあふれている場所だと思います（桃黒亭なめんな）」とコメント。桃黒亭なめんなの感想を受け、しん平が「おじいちゃん、おばあちゃんは、もうすぐ温もりがなくなっちゃうんだよ」と答えると、中高年の落語ファンも大爆笑した。

演芸場の歴史を塗り替える桃黒亭のにぎやかなパフォーマンスに、しん平が「ここは、大学でいうと東大だよ」と説明すると、ぷに丸は「そんなところでドタバタ、どんちゃん騒ぎしてすみません」と反省。なめんなが「今日は私たち桃黒亭一門のパワーを出し切ったと思うので、ここにいる皆さんは、あと10年は寿命が延びると思います」と笑顔で話すと、観客からは温かい拍手が送られた。