ももクロがヨーロッパを訪れるのは、昨年9月のドイツ「文化庁メディア芸術祭 ドルトムント展 2011」出演以来2回目。「JAPAN EXPO」のライブ会場には、日本のファンと変わらぬヨーロッパの熱狂的な“モノノフ”(ももクロファンの別称)が多数集まったほか、はるばる日本から応援に駆けつけたモノノフたちの姿も見受けられた。
日本時間の昨日19:30頃に行われた1回目のライブでは、恒例の入場曲「overture」の和風バージョンに乗せて5人が登場。横に5つ並べられたボックスの中にメンバーのシルエットが浮かび上がると、客席からは割れんばかりの声援が上がる。5人はボックスに貼られた幕代わりの紙に、大きな筆を使って豪快に「M」「C」「Z」「参」「上」と書き上げると、その幕を破ってステージ上に飛び出した。1曲目に歌われたのは、扇子を使ったパフォーマンスが特徴的な「ワニとシャンプー」だ。
「みなさん、ボンジュール!」とフランス語を交えて挨拶した5人は、続けて「Z女戦争」「DNA狂詩曲」「Chai Maxx」を披露。「Chai Maxx」ではステージ前方に伸びたキャットウォークに飛び出し、派手な振り付けで現地の観客を煽った。
2本目のライブが行われたのは、日本時間の24:30過ぎ。この2本のライブの模様はニコニコ生放送を通じて生中継されたが、2本目のライブは深夜帯にもかかわらず9万6000人を超える視聴者が5人の活躍をリアルタイムで目撃した。2戦目のオープニングでは、フランス国歌の合唱で日仏交流をアピール。そして冒頭から「CONTRADICTION」「ピンキージョーンズ」「D'の純情」と激しいナンバーを畳み掛けると、会場の盛り上がりは一気に沸点に達した。
MCでは5人が「ももクロの感電少女(高城れに)」「泣き虫で甘えん坊のみんなの妹(玉井詩織)」といったおなじみのキャッチフレーズをフランス語に翻訳して自己紹介。そして、最後にリーダー百田が挨拶すると、客席では突然「ハッピーバースデー」の大合唱が巻き起こった。これは7月12日に18歳の誕生日を迎える百田への、現地ファンからのサプライズプレゼントだ。百田は突然の出来事に戸惑いつつ慌ててイヤーモニターを外すと、生の声援の大きさにびっくり。万国共通の満面の笑顔で喜びを表した。
ライブ後半も「LOST CHILD」「猛烈宇宙交響曲・第七楽章『無限の愛』」「労働讃歌」「Chai Maxx」と勢いのある楽曲連発で、現地ファンもニコ生視聴者も息つく暇もない展開に。最後は「それでは皆さん私たちと一緒に、ジャポン一周の旅に出ましょう!」と日本47都道府県を歌った「ももクロのニッポン万歳!」を披露し、にぎやかにステージを締めくくった。
現地では2本のライブ以外にも、サイン会を行ったり、フランスのメディアからの取材を受けたりと大忙しのももクロ。サイン会では、きゃりーぱみゅぱみゅのコスプレで来場した少女に有安杏果が声をかけるも、滑舌の悪い有安は「きゃりーぱみゅぱみゅ」がうまく言えない。そんなほのぼのとしたやりとりも交えつつ、ジャパンカルチャーを愛するヨーロッパの人々と交流を深めている。
なお、日本時間の本日7月6日(金)19:30より東京・ニコファーレにて開催される「美少女戦士セーラームーン 20周年トークイベント」では、ももクロがフランスからの中継で特別出演する。この模様もニコニコ生放送で生中継されるので、ファンはぜひチェックしておこう。
ニコニコ生放送「美少女戦士セーラームーン 20周年トークイベント」
2012年7月6日(金)19:30~20:30(開場 19:15~)
<出演者>
三石琴乃(月野うさぎ / セーラームーン役)/ 古谷徹(地場衛 / タキシード仮面役)/ ももいろクローバーZ(フランスより中継出演)/ 小佐野文雄(講談社)/ 吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)
配信URL:http://live.nicovideo.jp/watch/lv97379631
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あわもりたろう @awamoritaro
@Yuki626_momo 2011のドイツ(ドルトムント)、2012はフランス(JAPAN EXPO)でも海外で公演をしてますね。
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