結成10周年を記念して今年アルバム3作連続リリースを行なっているJiLL-Decoy association。3作連続リリースされるアルバムはそれぞれバンド名の頭文字J、D、Aにちなんでジャズ、ダンス、アコースティックというコンセプトで制作され、シリーズ第2弾となる「Lining」はジャズに真っ向から向き合った内容となる。
元々ジャズミュージシャンであり、ジャズを愛するからこそあえて日本語歌詞ポップスバンドでの挑戦を続けてきたというtowada(Dr)、kubota(G)と、ジャズとの縁を自覚しながらジャズシンガーと呼ばれることを拒んできたというchihiRo(Vo)。それゆえ今回の作品は、単にジャズスタンダードをカバーするだけでなく選曲やアレンジ、演奏、歌までジルデコらしさにこだわり、より彼らのオリジナリティを感じさせるアルバムに仕上げられている。
e-onkyo musicで配信中の先行シングル「Lining e.p.」には、世界的テナーサックスプレイヤーのエリック・アレキサンダーが参加している2曲や、a-haの代表曲「Take On Me」を5拍子にアレンジしたスタイリッシュなジャズカバーなど、アルバムに収録される4曲を収録。DSD音源と24bit/96kHzのPCM音源という2種類のフォーマットが用意され、レコーディングスタジオの空気感やボーカルの生々しい表現力がリアルに再現されている。
またe-onkyo musicでの高音質配信は、CDに収録される音源と演奏やテイクは同じながら、録音に異なる機材を使用した音源を収録。Clarityという世界に3台しかないKORGの試作DSDレコーダーでマルチレコーディングし、ミックスもClarity内で行われている。商業用音楽としてレコーディングからマスタリングまで全てClarityを使用するのは世界的にも珍しい画期的な試みとなる。
なお、8月18日には東京・Billboard Live TOKYOでジルデコ史上最大規模の着席ワンマンライブ「ジルデコ・ラウンジ 結成10周年記念スペシャル!」が開催されることも決定。アルバム「Lining」のリリースパーティも兼ねて行われ、akikoや松岡"matzz"高廣(quasimode)といったジルデコと交流のあるアーティストも10周年を祝うべくゲスト出演する。
JiLL-Decoy association「Lining e.p.」収録曲
01. What A Little Moonlight Can Do feat. Eric Alexander(DSD-MTR mix)
02. Take On Me(DSD-MTR mix)
03. Nica’s Dream(DSD-MTR mix)
04. My One And Only Love feat. Eric Alexander(DSD-MTR mix)
JiLL-Decoy association「Lining」収録曲
01. Cantaloupe Island
02. What A Little Moonlight Can Do feat. Eric Alexander
03. Take On Me
04. The Island
05. Nica's Dream
06. I've Got Just About Everything
07. I'm All Smiles
08. Recado Bossa Nova(The Gift)
09. My One And Only Love feat. Eric Alexander
10. Obsession
ジルデコ・ラウンジ 結成10周年記念スペシャル! in ビルボードライブ東京
2012年8月18日(土) 東京都 Billboard Live TOKYO
1st: OPEN 17:00 / START 18:00
2nd: OPEN 20:00 / START 21:00
<出演者>
JiLL-Decoy association(ゲスト:akiko / 松岡"matzz"高廣 / and more)
サービスエリア6800円 / カジュアルエリア4800円(1ドリンク付)
JiLL-Decoy associationのリリース情報
リンク
- JiLL-Decoy association official site
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音楽ナタリー @natalie_mu
ジルデコがジャズに向きあった新作発表&高音質先行シングル http://t.co/rNs6LaHT