L'Arc-en-Ciel、地元大阪USJであの人気キャラと競演

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L'Arc-en-Cielの国内凱旋ツアー「L'Arc-en-Ciel 20th L'Anniversary WORLD TOUR 2012 THE FINAL」大阪公演が、5月19日・20日にユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて開催された。

19日公演で仲の良さそうな様子を見せるhyde(写真右)とクッキーモンスター(写真左)。

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19日公演、フロートで移動するken(写真右)とエルモ(写真左)。

19日公演、フロートで移動するken(写真右)とエルモ(写真左)。

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19日公演、サブステージで演奏する4人。

19日公演、サブステージで演奏する4人。

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19日公演、フロートでオーディエンスを盛り上げるhyde、クッキーモンスター、tetsuya(写真左から)。

19日公演、フロートでオーディエンスを盛り上げるhyde、クッキーモンスター、tetsuya(写真左から)。

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世界各国14都市を巡るツアー「L'Arc-en-Ciel WORLD TOUR 2012」の海外公演に続いて行われている国内凱旋公演。幕開けを飾った横浜・日産スタジアム公演に続き今回も天候に恵まれ、2日間合わせて約10万人のファンが4人のパフォーマンスを楽しんだ。

大阪公演初日の19日は、冒頭にhyde(Vo)が「大阪出身のL'Arc-en-Cielです。ただいま! 帰ってきたで!」と挨拶。そして「音楽で国境を超えてきました。(会場を見渡して)そんな感じの笑顔をね、世界中の人がしてました。そんな機会ができたのはみんなのおかげです。ええ思いさせてもろたわ。そのお返しにええとこ見せるで!」と、地元のファンへの感謝を語り、大きな拍手を浴びた。

海外公演でも大きな盛り上がりを見せた「CHASE」「GOOD LUCK MY WAY」「X X X」といったシングル曲はもちろん、アルバム「BUTTERFLY」の収録曲も続々と披露。「Bye Bye」ではhydeとtetsuya(B)の美しいハーモニーが空いっぱいに響き渡り、「未来世界」ではtetsuyaのアップライトベースソロが温かくもファンタジックな雰囲気を作り上げた。

中盤では、メンバー4人が2台のフロートに分乗して会場後方に移動し、サブステージで演奏するというサプライズも行われた。ここではユニバーサル・スタジオ・ジャパンでも大活躍している「セサミストリート」のエルモとクッキーモンスターが一緒に登場し、メンバーとともに手を振ってオーディエンスを喜ばせた。彼らを従えてサブステージで演奏されたのは、往年の名曲「metropolis」、そして「REVELATION」。意外な選曲に、会場からは大歓声が起こっていた。

今回の公演を記念し、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのジェットコースター「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」では、乗車中に選べるBGMに「CHASE」が加えられるという企画も行われている。このコースターに公演前日に乗ったというhydeは「カッコええんですよ、乗ってるとき『Calling~』って鳴り始めると。でも気が付いたらギャーってなってるんですけどね(笑)」と感想を話し、この地での公演を堪能している様子を見せた。

2日目、20日も4人は強力なパフォーマンスを展開。「CHASE」ではhydeが歌詞に合わせてマイクや指に舌を這わせる仕草を見せ、観客からは悲鳴に近い歓声が起こる。爽やかなサウンドが風と共に会場を駆け抜けた「SHINE」の後は、「wild flower」へ。静謐なイントロが徐々に熱量を増し、サビでは力強いアンサンブルでオーディエンスを圧倒していった。海外公演でも各地で大合唱が沸き起こった「MY HEART DRAWS A DREAM」では、ファンの合唱のタイミングでhydeとken(G)がイヤモニを外し、その声に聴き入る一幕もあった。

この日も前日に引き続き、サブステージへの移動時にはエルモとクッキーモンスターが登場。メンバーとの親密さもさらに増したのか、hydeやtetsuyaとハグをしたり、kenやyukihiroと手をつないで踊ったりする姿に、会場のあちこちから「かわいいー!」という声が起こる。サブステージで披露された1曲目は「C'est La Vie」。軽やかな音色に乗せて踊るエルモとクッキーモンスターが、レアな楽曲をさらに引き立てていた。

「DRINK IT DOWN」に入る前のMCでは、kenがツアーで香港を訪れた際の思い出を語る。「2階建てのオープントップバスに乗ったら、hydeが『タイタニック』みたいにずっと2階の一番前で立ってて(笑)。yukihiroさんはずっと具合悪そうにうずくまってたけど、大丈夫だったんですか? 楽しかったんですかね?(笑)」と問いかけられたyukihiroは笑顔で親指を立てていた。そんなやり取りの直後の「DRINK IT DOWN」では、一転して鬼気迫る圧巻の演奏を披露。彼らのさまざまな魅力を感じさせるひとときとなった。

インターバル後も数々の名曲を連発し、「X X X」ではhydeの妖艶な歌声と表情に会場からため息が上がる。「Link」ではメンバーそれぞれが会場を見渡しながら笑顔でプレイを続け、会場をさらに盛り上げた。最後にhydeはワールドツアーを振り返り「みんな人種は違うけど、笑顔が一緒なんだよね。うれしそうな顔してて。L'Arc-en-Cielは世界中で愛されてましたよ。みんなからすごく愛をいただいたので、感謝してます」と目を潤ませながら語り、その言葉を証明してファンへの感謝をささげるように「虹」を熱唱した。ステージを去る前には「ありがとう大阪、おおきに大阪! また帰ってくるから!」と再会を約束。オーディエンスからは熱い拍手と感謝の言葉が贈られた。

5月26日・27日には、凱旋公演のフィナーレを飾る東京・国立競技場公演が行われる。この会場内では6月13日リリースのトリビュートアルバム「L'Arc-en-Ciel Tribute」の音源を、全曲解禁に先駆けていち早く放送するという企画が行われる。また公演自体も、これまでの日産スタジアムやユニバーサル・スタジオ・ジャパンとは全く異なる内容と演出で展開されるとのこと。世界各国で約45万人を動員してきたツアーの集大成となるこの日、4人がどんなステージを披露してくれるのか期待が高まる。

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れいあ@𝟞𝟞𝟞 @666Leia

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