3月より世界10都市でワールドツアー「L'Arc-en-Ciel WORLD TOUR 2012」を開催し、各国のファンを熱狂させてきたL'Arc-en-Ciel。その熱気と興奮を国内に届ける凱旋公演がいよいよスタートした。幕開けを飾る日産スタジアム公演には、2日間合計で約15万人のファンが集結し、彼らの帰国を熱狂的な盛り上がりで迎えた。
初日の12日、公演冒頭ではhyde(Vo)が「ただいま! L'Arc-en-Cielです!」と満員のファンに向かって挨拶。「たくさんの人が来てくれて、いきなり涙目になってしまいました。今日は『やっぱり日本が一番良かった』って思えるような日にしたいです」と凱旋公演への意気込みを明かし、オーディエンスから大きな拍手を浴びる。また、世界各国で現地の言葉で“ご当地お土産MC”を披露してきたken(G)は、「今日はお土産がないんですよ。それで今日何をしゃべろうかなと思ってたんですけど、始まる2分ぐらい前にいいネタができて。実は僕のズボン破れてるんです(笑)」と、ひさしぶりの日本語MCで観客を笑わせた。
この日は2月にリリースされた最新アルバム「BUTTERFLY」の楽曲や、ワールドツアーでも披露されたヒット曲、さらに近年はほとんど演奏されていない往年の名曲など、幅広いセットリストを展開。会場を大いに沸かせた。
2日目の13日も初日に引き続き、hydeが序盤から「Come on, Japan!」と叫んでステージ両翼の花道から客席を煽る。そして「どの国でも音楽で国境を超えてきた。音楽っていう言語で会話する感じっていうか……世界から見れば小さな一歩かもしれないけど、日本人からすれば大きな一歩だったと思います」と、ワールドツアーを振り返って感慨深そうに語った。また、kenはワールドツアーの思い出話として「世界各国、気温がまちまちで。インドネシアに行ったときは暑いからホテルのプールに行ったんだけど、俺とスタイリストさん以外誰も来ないのよ。いろんな人に電話して『今からイルカショーをやるから来てくれ』って言って、スタイリストさんと泳ぎ方の練習までしたのに、誰も来なかったんだよね(笑)」などと秘蔵エピソードを語り、会場を楽しませた。
最後のMCでhydeは「ワールドツアーって言いますけど、そこにファンがいなければ行くこともできないんですよ。続けてきたからファンがいてくれるのかな、って。『何年も待ってました』っていう人も各地にいて、やってよかったなと思ってます。そしてこうやって日本に帰ってきたら、またみんなが迎えてくれるのはすごく幸せなバンドだなと思います。ありがとうございました」と、世界各国と日本のファンに感謝の言葉を述べる。彼のメッセージに、観客は感動した表情を浮かべていた。
この横浜公演では2日間にわたり、大規模な会場ならではのダイナミックな演出や観客へ向けたサプライズを連発。ワールドツアーの成果を十二分に感じさせる、気迫に満ちた4人のパフォーマンスとあいまって、オーディエンスを興奮に導いていた。
L’Arc-en-Cielはこのあと、大阪・ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを経て、東京・国立競技場にてワールドツアーおよび国内凱旋公演の集大成となるステージを行う。国立競技場でロックバンドの公演が行われるのは今回が初。横浜の終演後、メンバーからはファンに対してビジョンを通じ「国立競技場公演は祭りだ!」という、力強いメッセージが送られた。
L'Arc-en-Ciel 20th L'Anniversary WORLD TOUR 2012 THE FINAL
2012年5月26日(土)東京都 国立競技場
OPEN 14:30 / START 17:00
2012年5月27日(日)東京都 国立競技場
OPEN 14:30 / START 17:00
一般発売中
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- 20th L'Anniversary L'Arc-en-Ciel WORLD TOUR 2012
- L'Arc~en~Ciel/LArcom.net
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毎年この時期になると「ラルクの日産スタジアムの記憶が行方不明」と宣うのだけども、ナタリーで当時の記事を読んだら「国立チケット発売中」となっていて「うおぉぉぉ」ってなった。
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