Ki/oon Musicのレーベル設立20周年を記念し、東京・LIQUIDROOM ebisuにて20日間にわたって開催中のライブイベント「キューン20 イヤーズ&デイズ」の14日目公演が、4月24日に実施された。
ステージの幕が開いてまず初めに登場したのは
今回の20周年イベントでは珍しく、現役のKi/oon Music所属アーティストではないスチャダラパー。Boseは「自分たちはレーベルができたときにいたんですけど、あの頃は『Ki/oon』って読みにくいと思ってたのに馴染むもんですねえ」と感慨深く語る。そして「MORE FUN-KEY-WORD」では、ANIとロボ宙がそれぞれ歌詞の書かれたパネルを頭上に掲げて、一緒に歌うように観客に促す一幕も。また「CHECK THE WORD」ではJACKSON SISTERSの大ヒット曲「Miracles」を曲中に盛り込み、会場を70年代ディスコさながらの雰囲気に変えていく。
この時点でまだキューン時代の曲をあまりやっていないということで、スチャダラパーはここからアルバム「WILD FANCY ALLIANCE」収録の「ついてる男」「後者」を立て続けに披露。これらの曲が終わると彼らは「それはまあまあ面白くて人気がある曲だろ?って、ほかにもまだまだあるだろ?って顔されてますよ」「今日なんでお前らを呼んだかわかってんだろ?的な顔ですね」とフロアの空気を察知。キューン時代に発表された自身の代表曲「今夜はブギー・バック」を歌い、会場は大きな盛り上がりを見せた。
スチャダラパーはラストに「Good Old Future」を披露し、盛大な拍手に包まれながらライブは終了。山口百恵の「さよならの向う側」が流れる中、BoseとANIは来場者に感謝の言葉を述べ、ステージから去っていった。しかしSHINCOが再び山口百恵を流すとBoseとANIも駆け足で戻り客席に挨拶。このくだりをしつこく繰り返し、スチャダラパーのライブは終了した。
続く
ユニコーンのカバー「働く男」や「妖怪PUFFY」などのポップチューンが次々と投下されたのち、この日の対バン相手・スチャダラパーのBoseとANIがステージに再登場。それまでとひと味違う曲調のダンスミュージック「Wake up, Make up with ANI・Bose」でセッションが披露され、観客は手拍子で応えながらBoseとのコール&レスポンスを楽しんだ。
さらに軽快なバンドサウンドの「海へと」「赤いブランコ」でフロアの熱気はどんどん上昇。その熱が最高潮に高まったところで彼女たちの代表曲「渚にまつわるエトセトラ」「アジアの純真」が連続で披露され、場内はこの日最大の歓声で包まれた。
その後のアンコールは、由美の子供がいつ産まれても問題ないようにと、亜美が産湯ときれいなタオルをステージに持ち込んでスタート。スチャダラパーの3人をダンサーとして迎え、揃いの振り付けで「愛のしるし」を歌った。なおPUFFYは由美が産休に入るため、この日のライブが年内最初で最後になるとのこと。由美は「私は休みますけど大貫はガッツリ空いてます!お仕事よろしくお願いします!」とアピールしていた。
「キューン20 イヤーズ&デイズ」PUFFY / スチャダラパー(ゲスト)
2012年4月24日 LIQUIDROOM ebisu セットリスト
スチャダラパー
01. アーバン文法
02. ライツカメラアクション
03. A.K.A. ETC
04. MURDER MUZIK
05. GET UP AND DANCE
06. MORE FUN-KEY-WORD
07. LET IT FLOW AGAIN
08. CHECK THE WORD
09. ついてる男
10. 後者
11. 今夜はブギー・バック
12. Station to Station
13. Good Old Future
PUFFY
01. 誰かが
02. DOKI DOKI
03. ナイスバディ
04. boom boom beat
05. 働く男
06. 妖怪PUFFY
07. Wake up, Make up with ANI・Bose
08. 海へと
09. 赤いブランコ
10. 渚にまつわるエトセトラ
11. アジアの純真
<ENCORE>
12. 愛のしるし(with スチャダラパー)
リンク
- キューンミュージック20周年記念イベント『キューン20 イヤーズ&デイズ』
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音楽ナタリー @natalie_mu
PUFFY×スチャ「キューン20」で「愛のしるし」コラボ http://t.co/uCV8M98S