GLAY、全国51本ツアーを武道館3DAYSで締めくくり

3

580

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 176 76
  • 165 シェア

GLAYの全国ツアー「GLAY HIGHCOMMUNICATIONS Tour 2011~2012 "RED MOON & SILVER SUN"」のファイナル公演が、4月22日に東京・日本武道館にて行われた。

アンコールで「生きてく強さ」を披露するGLAY。

アンコールで「生きてく強さ」を披露するGLAY。

大きなサイズで見る(全5件)

TERU(Vo)

TERU(Vo)

大きなサイズで見る(全5件)

写真は4月22日のライブの模様。

写真は4月22日のライブの模様。

大きなサイズで見る(全5件)

このツアーは昨年10月にスタートし、全国51公演にわたって開催されたロングツアー。ラストを飾る武道館公演は4月19日、21日、22日の3日間行われ、彼らの長い旅を華やかに締めくくった。

今回の武道館公演ではステージを取り囲む360度に客席が用意され、各日1万4000人のファンがGLAYの熱いパフォーマンスを楽しんだ。ツアーファイナルの1曲目は最新シングル「My Private "Jealousy"」。TERU(Vo)、HISASHI(G)はステージ後方のファンにもアピールし、会場の熱気を高めていく。TERUはライブに駆け付けたオーディエンスに「360度全面に僕らの愛する人たちがいてくれる。1万4000人、こんな光景は初めて見ました。奇跡的な夜を一緒に作ろう!」と叫び、この夜の熱演を誓った。

「everKrack」ではダンサブルなビートに乗って観客全員が踊り狂い、「ASHES -1969-」ではTAKURO(G)がエモーショナルなギターソロで会場を沸かせる。さらにJIRO(B)の力強いベースラインが響く「キリノナカ」、HISASHIが長い衣装の裾をなびかせて華麗にギターを奏でた「coyote, colored darkness」と、ロック色の強いナンバーを連発する。その後は1996年に発表された懐かしの曲「月に祈る」を披露。TAKUROが印象的なイントロを奏でると、観客からは大歓声が起こっていた。

中盤のMCではTERUが「去年の3月11日以降、僕たちはずっとステージに立てる喜びを感じながら旅をしてきました。そんな気持ちと、必ず春はやってくるという思いをこの曲に乗せて贈りたいと思います」と語り、「春を愛する人」を歌う。4人の真摯な思いが伝わるような熱く丁寧なパフォーマンスに続いては、「つづれ織り ~so far and yet so close~」そして「Missing You」へ。スリリングなサウンドで会場を圧倒すると、「MAD BREAKER」「嫉妬」と強力なナンバーを立て続けに披露し、再びオーディエンスをヒートアップさせる。「FAME IS DEAD」ではTAKUROがマイクスタンドを振り回しながらコーラスし、「今日でツアーが終わって寂しいけど、最後まで盛り上がろうぜ!」と絶叫。場内の温度をさらに上昇させた。

「お前ら最高だ! もっともっと幸せにしてやるぜ!」とTERUが叫んだ後、本編は終盤戦へ。「Ruby's Blanket」では金色のテープが場内に発射され、華やかな雰囲気を作り上げる。「THINK ABOUT MY DAUGHTER」のイントロではTERUとHISASHIが向かい合い、息の合ったプレイで会場を盛り上げた。「僕らが今一番伝えたい思いが詰まった曲を最後に届けます」とTERUが紹介したラストナンバーは、5月23日にリリースされる新曲「Bible」。優しいピアノの音色とTERUの歌声から始まり、疾走感たっぷりのギターロックへ展開するサウンドと、彼らの思いが込められたメッセージ性豊かな歌詞を、1万4000人のファンは熱狂しながら楽しんでいた。

盛大な手拍子に導かれて始まったアンコールの1曲目は「HIGHCOMMUNICATIONS」。武道館を揺らす重低音に乗って、オーディエンス全員がTERUと同じ振り付けで拳を振り上げる。「この盛り上がりを見てると、バンドって長く続けるものだなって思うんだよね(笑)」とTERUが語った後は、メンバー全員が観客に挨拶する。サポートメンバーのTOSHI(Dr)は長尺のドラムソロでファンへの感謝をアピールし、SEI(Key)はファンから贈られたプレゼントを紹介。JIROは「51本、笑顔が多くて充実したツアーでした」と自らも笑顔で語り、HISASHIは「今日で怪我もなく終わることができてうれしいです。明日から普通のHISASHIに戻ります!」と会場を笑わせた。TAKUROは「今日と今月が誕生日の人に、バースデーソングをプレゼントします」と、他のメンバーが演奏する「THE BIRTHDAY GIRL」に乗せてバズーカ砲で観客にプレゼントを撒き、大いに盛り上げた。

「SHUTTER SPEEDSのテーマ」「ACID HEAD」の後、TERUは「これからのGLAYとみんなのテーマ曲にしていきたい曲です。これからの未来を思って、一緒に歌ってください」と、「生きてく強さ」を歌い始める。1万4000人の大合唱が終わると「今回のツアーはこの曲で終わっていたんだけど、武道館は終わりではなく始まりだという気持ちでやっているので。これからも夢を見ていきたいという思いを込めて、この曲を贈ります」とTERUが紹介し、ラストナンバー「BEAUTIFUL DREAMER」が奏でられた。終演後、TERUは「GLAY史上最高の武道館でした!」と笑顔で叫び、来るべき大阪・長居スタジアムでのライブに向けて「行ってきます!」と挨拶。1万4000人のファンからは「行ってらっしゃい!」という大声援が贈られた。

「GLAY HIGHCOMMUNICATIONS Tour 2011~2012 "RED MOON & SILVER SUN"」
2012年4月22日 日本武道館 セットリスト

01. My Private "Jealousy"
02. GROOVY TOUR
03. everKrack
04. ASHES -1969-
05. ALL I WANT
06. キリノナカ
07. coyote, colored darkness
08. 月に祈る
09. 春を愛する人
10. つづれ織り ~so far and yet so close~
11. Missing You
12. MAD BREAKER
13. 嫉妬
14. FAME IS DEAD
15. Ruby's Blanket
16. THINK ABOUT MY DAUGHTER
17. Bible

<アンコール>
18. HIGHCOMMUNICATIONS
19. SHUTTER SPEEDSのテーマ
20. ACID HEAD
21. 生きてく強さ
22. BEAUTIFUL DREAMER

※記事初出時、一部楽曲名に誤字がありました。訂正してお詫びいたします。

この記事の画像(全5件)

読者の反応

  • 3

イオ @lts44

@hoz3280 https://t.co/NgnRGd2tDQ
1日目の音源も持ってますが記憶と結びつくとこは特にないですw

コメントを読む(3件)

関連商品

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 GLAY の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。