TETSUYA×井上ジョー×ピコ、キューン20で名曲セッション

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4月19日に東京・LIQUIDROOM ebisuにて、Ki/oon Musicのレーベル設立20周年を記念したライブイベント「キューン20 イヤーズ&デイズ」の10日目公演が開催。この日は、TETSUYA井上ジョーピコが登場し、約3時間にわたってパフォーマンスを行った。

写真はTETSUYA、ピコ、井上ジョーによるアンコールセッションの模様。

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TETSUYA

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ピコ

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井上ジョー

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トップバッターを務めた井上ジョーは、登場するや否や「どーも! 井上ジョーです」と威勢良く挨拶すると痛快な「CLOSER」をギターをかき鳴らしながら熱唱。続けて早口でまくしたてる「GO★」を投下して、キャッチーなサウンドとともに人懐っこいキャラクターも全開にする。「20年に一度のビッグイベントにようこそ! 今夜は僕と、TETSUYAさんとピコさんで会場を盛り上げたいと思います」と宣言し、今度は激しいサウンドを叩き付ける「風のごとく」や、井上のシャウトが炸裂する「INTO OBLIVION」を投下。かと思えばミドルテンポ「ハミングバード」では一転して情感豊かな歌声を響かせ、オーディエンスの視線を釘付けにしていた。またMCではL'Arc-en-Cielの「浸食 -lose control-」をきっかけに、POLYSICS、ASIAN KUNG-FU GENERATIONとKi/oon Music所属のアーティストにハマっていったことを熱弁。「新しいことをしようと思ってて。今年は新作をリリースします! さらに夏にはブラジルのフェスで演奏します」と今後の展開についても言及し、観客を驚かせる一幕もあった。

続いてのピコは、アッパーチューンからミディアムバラードまでバラエティに富んだステージを展開。独特のハイトーンボイスと疾走感あふれるサウンドが絡む「Story」を皮切りに、妖しい魅力が発揮される「Rollin' Merry Go Round」などを、彼のファンである“ピコーツ”とともに瞬時にフロアをピコワールドに染め上げていく。一見すると堂々としたパフォーマンスを繰り広げている様子の彼だが、「暑いー! 汗ビショビショなんですけど!」「僕、人生で一番緊張してると思うんですけど……。こんな若手にどんどんプレッシャーかけてくるKi/oon Music、好きです」と普段以上に緊張していることを告白。しかしそれを払拭するように「キューンレコード 20イヤーズオーディション」で「ピコ賞 ~あなたの曲を歌うでSHOW(賞)~」に選ばれた「DOUBTRUST」や、アッパーな「タナトス」「ピコピコ☆レジェンドオブザナイト」を全身全霊で熱唱した。ラストはTETSUYA初の楽曲提供となる4月25日リリースの新曲「咲色リフレイン」を初披露。「ライブ初披露なのに、ご本人に聴かれる、観られるってヤバいよ……」と不安げな表情を浮かべていたが、エバーグリーンなメロディに乗せて美しい歌声を響かせ、TETSUYAとの相性の良さをしっかりアピールしていた。

2組の若手のステージが終わり、いよいよトリのTETSUYAの出番に。L'Arc-en-Cielのワールドツアー合間を縫っての出演とあって、本人曰く「1回しか練習してない」とのことだったがJuicy-Bananasのメンバーとの息はぴったり。ライブの1曲目にふさわしい「Are you ready to ride?」でフロアに熱狂をもたらすと、普段以上に伸びやかな歌声を響かせながら「EDEN」「TIGHTROPE」と続けていく。また曲の間奏ではバンドメンバーと触れ合ってみたり、フロアに「むきん砲゜(WATER GUN)」を発射してみたりとライブを楽しんでいる様子を伺わせ、合間のMCでは「ニホンノミナサン、コニチハ。ピコです!」と後輩を名乗っておどけてみせる。さらに「パリから帰ってきたばかりなんですが、日本はめっちゃ湿気が多いですね。自然な加湿器っていうのかな。皆さんのおかげで喉が潤ってますよ」と笑顔を浮かべた。

中盤を彩った「魔法の言葉」「lonely girl」では、TETSUYAはマイクを手に縦横無尽に動き回り、ファンとのコミュニケーションを重ねる。そんな彼の楽しそうな表情につられるように、会場全体がハッピーな雰囲気に包まれてた。そしてスローテンポな「empty tears」を経て本編はクライマックスに突入。TETSUYAはライブの定番曲「Roulette」、青白いライトが照らす中しっとりと歌い上げた「Fantastic Wonders」と緩急を付けた展開で、ソロとしての魅力をオーディエンスに存分に印象付けていた。

本編が終わっても観客の熱気は冷めず、アンコールを求める拍手が鳴り響く。それに導かれるように現れたTETUSYAはベースの立ち位置に移動すると、「あの2人を呼んじゃおうかな?」と井上とピコを呼び込んだ。対バン形式の日はコラボセッションが恒例となりつつある「キューン20 イヤーズ&デイズ」だが、この日は出演者がL'Arc-en-Cielの「READY STEADY GO」を熱演。TETUSYAの「Are you fuckin' ready?」のシャウトをきっかけに、セッションになだれ込むと観客の興奮は最高潮に。TETUSYA、井上、ピコのトリプルボーカルがフロアいっぱいに響き、この日一番の盛り上がりをみせる中で「キューン20 イヤーズ&デイズ」の10日目の公演は幕を下ろした。

「キューン20 イヤーズ&デイズ」TETSUYA / 井上ジョー / ピコ
2012年4月19日 LIQUIDROOM ebisu セットリスト

井上ジョー

01. CLOSER
02. GO★
03. 風のごとく
04. INTO OBLIVION
05. ハミングバード
06. 新曲

ピコ

01. Story
02. Rollin' Merry Go Round
03. 桜音
04. DOUBTRUST
05. タナトス
06. ピコピコ☆レジェンドオブザナイト
07. 咲色リフレイン

TETSUYA

01. Are you ready to ride?
02. EDEN
03. TIGHTROPE
04. 魔法の言葉
05. lonely girl
06. empty tears
07. Fantastic Wonders
08. Roulette
09. 15 1/2 フィフティーンハーフ(※正式表記とは異なります)

アンコールセッション

01. READY STEADY GO

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