南波志帆、豪華ゲスト招いたラストJKライブで支配から卒業

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3月31日に東京・Shibuya O-EASTにて、南波志帆の自主企画ライブイベント「THE NANBA SHOW 相当衝撃的なスクールポップ!! Vol.4 ~この支配からの卒業スペシャル☆~」が行われた。

南波志帆、JKとしてのラストステージ。時折大人びた表情を覗かせた。

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カラフルな衣装とポップな楽曲でイベント冒頭から会場をヒートアップさせたきゃりーぱみゅぱみゅ。

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暗闇に浮かぶRAM RIDERのシルエット。

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Base Ball Bearのライブは派手なジャンプでフィニッシュ。

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笑顔でプレイする“DJねむきゅん”夢眠ねむ。

笑顔でプレイする“DJねむきゅん”夢眠ねむ。

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2010年12月にスタートした自主企画シリーズ「相当衝撃的なスクールポップ!!」。第4弾となった今回は、この春晴れて大学生となった南波にとって、高校生活最後のライブとなった。毎回さまざまなゲストを迎えて行われるこのイベントだが、今回はライブアクトのきゃりーぱみゅぱみゅBase Ball Bearの2組に加え、RAM RIDERと夢眠ねむ(でんぱ組.inc)もDJとして参加し、南波の高校卒業をお祝いした。

イベントのトップバッターを務めたのは、南波より1学年上のきゃりーぱみゅぱみゅ。キッズダンサーを引き連れてステージに上がったきゃりーは、4月4日にシングルリリースされた新曲「CANDY CANDY」や人気曲「PON PON PON」など6曲を披露した。振り付け講座を経ての「つけまつける」では観客も一体となって大盛り上がり。きゃりーは「南波志帆さんは年も近いし、かわいらしいので、これから仲良くなりたいなと思ってます。……えへへ、告白しちゃった」と頬を赤らめた。

きゃりーがメインステージを去ると、今度はサブステージに、怪しげに発光する緑色のシルエットが浮かび上がる。続いてのゲスト、RAM RIDERだ。この発光する衣装は彼の最新アルバム「AUDIO GALAXY - RAM RIDER vs STARS!!! -」のアートワークにも使用されているもの。ステージには同じく緑色に光る衣装を着た南波が合流。顔もはっきり見えない暗がりの中で、「AUDIO GALAXY - RAM RIDER vs STARS!!! -」に収録されるコラボレーションナンバー「VOICE -とおくのきみへ- starring 南波志帆」がリリースに先駆けて生披露された。

再びメインステージにスポットが当たると、お次はBase Ball Bearがスタンバイ。力強いバンドサウンドで会場の熱気をさらに高めていく。小出祐介(Vo, G)はMCで南波への卒業祝いの言葉を述べつつ、「南波さん、まだ18なんですよね。すごいですよね。僕なんてその頃完全に心を閉ざしきっていたから(笑)、人前でライブをやるなんて考えられなかったですもん」と自らの暗黒時代を顧みた。続けて「僕も支配からは卒業したんですけど、卒業した結果大きな支配下に……。大人になってみないとわかんないことはたくさんあります」と、先輩としてのアドバイスが詰まった「school zone」を熱唱。また「十字架You and I」では湯浅将平(G)がおなじみの激しいダンスを披露して、他のアーティスト目当てで訪れた観客の度肝を抜いた。

Base Ball Bearの熱演が終わると、今度はサブステージに“DJねむきゅん”こと夢眠ねむが登場。彼女はこの日、同じく渋谷のライブハウスWWWで実施されていた所属レーベルのイベント「MEME TOKYO FESTIVAL 2012」にもでんぱ組.incのメンバーとして参加しており、2会場を移動しての出演となった。大忙しの状況ながら、大の南波ファンであるねむきゅんは最高の笑顔でフロアを盛り上げ、会場をあとにした。

そしていよいよ、南波志帆の高校生活最後のステージが開幕。1曲目に歌われた「それでも言えない YOU & I」は、イベントタイトルの元になった歌詞のフレーズ「相当衝撃的な」も印象的な、西寺郷太(NONA REEVES)作詞・作曲のナンバーだ。彼女をデビュー時から支えるプロデューサー矢野博康(Dr)らによるバンド「ナンバンド」をバックに、南波はステージ上を所狭しと跳ね回る。大歓声に包まれた南波は「今日は『THE NANBA SHOW 相当衝撃的なスクールポップ!! Vol.4 ~この支配からの卒業スペシャル☆~』にお越しいただきありがとうございます」と長いタイトルを一気に読み上げ、深々と頭を下げた。そして「なんとか無事高校を卒業しまして、4月からは女子大生、いわゆるJDになるんですけど……ということは実質今日までが実質女子高生でいられる最後の日でして。まあ、ラストJKの日ですよね。だからどうしても今日イベントがしたくて、勝手に企画しました」と今回のイベントの趣旨を説明。「自分の卒業パーティを勝手に開いたる、という完全なエゴイズム」で、自分の大好きなアーティストをゲストに招いたのだという。

南波はスピード感あふれる楽曲を中心としたセットリストで盛り上げつつ、ミステリアスな雰囲気を持つ「ふたりのけんか」やじっくり聴かせるミディアムナンバー「たぶん、青春」では大人びた表情を見せる。また、中盤にはBase Ball Bear小出が作詞を手がけたニューシングル「少女、ふたたび」やそのカップリングに収録された宮川弾の提供曲「トラベリンライト」といった最新楽曲も披露。最後はこのイベントの趣旨にぴったりな、小出作詞、山口一郎(サカナクション)作曲の「こどなの階段」で締めくくられた。

アンコールの声を受け再びステージに上がった南波&ナンバンドは、この日会場限定で発売されたバカリズムのイラストTシャツに着替えて登場。南波は裾をカットしたり、装飾を取り入れたりと、オリジナルな着こなしを披露した。いわく「みんなのクリエイティブを刺激する魔のTシャツ」。終始なごやかムードに包まれたイベントは、アンコール曲「Bless You, Girls!」の大合唱で幕を下ろした。

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