本日1月17日に、文学賞「第146回芥川龍之介賞」の受賞者が発表され、円城塔が小説「道化師の蝶」で受賞。これを受け、彼と縁のある
円城は、agraphが2010年11月にリリースした2ndアルバム「equal」に書き下ろし短編を提供。agraphはコメントでこの経緯を振り返りつつ、円城の筆力に惚れ込み抜いたエピソードを明かしている。なお、agraphによる短編への感想は、「equal」リリース記念として公開したナタリーPower Pushの3ページ目でも読むことができる。
円城塔の受賞作品「道化師の蝶」は、単行本として2月21日に講談社より刊行される予定。
agraphコメント
「equalに小説を載せたい」
そう思った時、どんな内容ならequalのコンセプトを補強しうるか、どなたに頼めばいいのか、と私はいくつかの小説を読みました。その中に円城先生の短編がありました。(大森望先生編のNOVA 1だったように思います)
すっかり円城先生に魅了されてしまった私は本来の目的も忘れ、円城先生の長編まで一気に読み、そして作家探しを止めました。レコード会社に「円城先生に頼めないのなら、小説を付属させる必要はありません」と申し出る事に決めたからです。
その後、円城先生に書きおろしを快諾して頂き、更にお忙しい最中を縫って頂いて一度お会いして、一緒に作品世界を作ることが出来たのは私にとって本当に素晴らしい体験でした。今回の受賞で円城先生の世界により多くの人が触れる事になるのが、とても楽しみで、また誇らしく感じています。
円城先生、本当におめでとうございます。
1ファンとして僭越ではありますが、我が事のように嬉しいです。また何かご一緒できる日を心待ちにしております。
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円城塔芥川賞受賞でagraph「我が事のように嬉しい」 http://t.co/cwRxwu0b