清春、年末恒例ソロライブで7時間半63曲熱唱

清春が12月29日、大阪・なんばHatchにてワンマンライブ「SIRIUS '11 FINAL」を行った。

毎年恒例となった清春の年末ソロライブ。2010年末の公演では7時間で55曲を披露したが、今年は7時間半の間に63曲（「MELODIES」のみ2回演奏）を熱唱する圧巻ぶりで、会場に集まった約1500人の観客を驚かせた。

細身のスーツ姿にタバコをくわえてステージに登場した清春は、三代堅（G）、中村佳嗣（G）、窪田圭祐（B）、MASUO（Dr）というバンドメンバーとともにソロナンバーの数々を歌っていく。新曲を含む19曲を演奏した後には、清春と三代のみによるアコースティックコーナーに突入。椅子に座った清春は、エモーショナルな歌声を会場に響かせた。「PERFUME」「LOVED」と2曲歌い終えたところで、今度は中村が演奏に加わったトリオ編成でライブを進行させていく。このパートでも新曲が披露され、ファンを喜ばせた。

アコースティックパートが終了すると、ライブは20分の休憩に突入。再びバンド編成による第2幕がスタートした。既に30曲近くもの楽曲を歌い続けている清春だが、その歌声からは疲れた様子は一切感じられず、むしろ曲を重ねるごとにより艶やかさが増していた。

「COME HOME」を歌い終えたところで、ライブ本編は一旦終了。続くアンコールでは新曲が2曲立て続けに披露されたほか、計4回のアンコールに応えた。体力的には限界に達しているであろう清春は、4度目のアンコールの際に「テレビで観て100万人、200万人……の人の中でうっすらと面影が残っているよりは、この1500人の中に鮮明に生きているほうがうれしいです」と発言。目の前にいる1500人のファンに向けて最後まで全身全霊で歌い続け、ラストナンバー「あの詩を歌って」で7時間半におよぶライブに幕を下ろした。

清春は2012年、黒夢として1月13日に東京・日本武道館で単独ライブを行うほか、3月にはアジアツアーも実施。それと並行して、ソロ名義での楽曲制作も進め、春には新作を発表する予定となっている。黒夢、sads、ソロと多方面にわたり活動を続ける清春から今後も目が離せそうにない。

清春 SIRIUS '11 FINAL＠大阪・なんばHatch 2011.12.29 セットリスト

＜第1幕 / バンド形式＞
01. Petty
02. Groover
03. Alizona
04. WEDNESDAY
05. my love
06. RUBY
07. 花柄のタンバリン
08. mescaline
09. Black Toys Illusion
10. Spider's Web
11. 首輪
12. 新曲
13. 妖艶
14. サロメ
15. 狂った果実
16. 狂気のスターダスト
17. バラ色の夢
18. ilyd
19. devil
＜アコースティック＞
20. PERFUME
21. LOVED
22. 枸橘
23. 新曲
24. Cold Rain
25. 蝶
26. MELODIES [2回演奏]
27. And I Can't Feel Nothing
28. 君の事が
＜第2幕 / バンド形式＞
29. 海岸線
30. 予感
31. confusion
32. カーネーション
33. slow
34. 新曲
35. innocent
36. adore
37. 新曲
38. 新曲
39. 光
40. I Know
41. LAW'S
42. CRY OUT
43. garret
44. 退廃ギャラリー
45. Feeling High
46. Alien Masked Creature
47. COME HOME
＜アンコール1＞
48. 新曲
49. 新曲
50. 輪廻
＜アンコール2＞
51. Jubilee
52. タランチュラ
53. ID POP
54. 星座の夜
＜アンコール3＞
55. マークはバタフライ
56. SANDY
57. HAPPY
58. SLIDER
＜アンコール4＞
59. FAIDIA
60. HORIZON
61. EMILY
62. あの詩を歌って