WANIMAの2年半におよぶツアーついに終幕へ、有明アリーナ熱狂の一夜「これからも旅を続けようぜ」

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WANIMAのツアー「Catch Up TOUR -1Time 1Chance-」のファイナル公演「Catch Up TOUR Final 2022-2024」が11月9、10日に東京・有明アリーナで行われた。

KENTA(Vo, B)(Photo by Yukihide "JON..." Takimoto)

KENTA(Vo, B)(Photo by Yukihide "JON..." Takimoto)

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「Catch Up TOUR -1Time 1Chance-」はWANIMAが2022年3月から開催しているロングツアーで、ファイナル公演は11月9日と10日に有明アリーナ、23日と24日に兵庫・ワールド記念ホールで実施。なお、WANIMAが有明アリーナに立つのはこれが初となった。ここでは11月10日公演の模様をレポートする。

KENTA(Vo, B)(Photo by Yukihide "JON..." Takimoto)

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開演時間を迎えると2023年10月にリリースされたアルバム「Catch Up」のタイトルトラックがSEとして流れ、ボルテージが高まった観客の前にWANIMAが登場した。彼らはまず「名もなき日々」「遠くまで」「Oh!? lie! wrong!!」と、「Catch Up」に収録されているエネルギッシュな楽曲群を連投。観客を鼓舞するような力強い歌声やパワフルなサウンドで冒頭からアルバムの世界観を打ち出した。KENTA(Vo, B)は今回のツアーについて「2年半回ってきました。今日で81本目です! 1公演たりともセットリストが被っておりません。今日も昨日とまったく違うスペシャルなセットリストです」と説明。そして彼の「WANIMA?」という呼びかけに、観客が「開催しまーす!」と元気よく応えたのを合図にパフォーマンスは再開した。

KO-SHIN(G, Cho)(Photo by Yukihide "JON..." Takimoto)

KO-SHIN(G, Cho)(Photo by Yukihide "JON..." Takimoto)[拡大]

KO-SHIN(G, Cho)がかき鳴らす鋭いギターフレーズが印象的なミディアムナンバー「Chasing The Rainbow」をはじめ、WANIMAは「Call」「LIFE」など、明るい音色の中にもエモーショナルな手触りが感じられるナンバーを並べる。このブロックでWANIMAは挫折や後悔、そしてそこからの奮起など、さまざまな感情を歌詞やサウンドに乗せて力強く演奏を繰り広げた。その後、ファン人気の高い「サブマリン」がセレクトされると客席からは喜びの歓声が。盛り上がりを助長させるようにステージ前方には火が吹き、場内にさらに熱気が満ちた。続く「バックミラー」では「君の為に歌う」という歌詞の通り、KENTAが祈るような歌声をまっすぐに客席に届けた。

FUJI(Dr, Cho)(Photo by SARU[SARUYA AYUMI])

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「もっともっとアゲていけるか!?」というKENTAの煽りから繰り出されたのはキラーチューン「いいから」。サイケデリックな映像演出やアッパーなメロディ、めまぐるしく変わる展開でオーディエンスは大いに盛り上がった。熱気冷めやらぬ中、舞台が暗転。ギターやウィンドチャイムの優しい音色が響く中、KENTAが「ここ有明で、いろんなことを思い出しながら歌いたい歌があります」と前置きをしてから、切ないミドルバラード「あの日、あの場所」の演奏へ。ノスタルジーな映像をバックに、KENTAはこれまで歩んできた道をたどるようにじっくりと歌い上げた。そして彼は「次に歌う歌はコロナの時期に出した歌です。この歌を歌うたびに、いいことよりも悪いことのほうが思い出すっちゃやけどさ、今日は歌わせて」と語り、決意がにじむような表情で「Milk」を熱唱した。

WANIMA(Photo by Yukihide "JON..." Takimoto)

WANIMA(Photo by Yukihide "JON..." Takimoto)[拡大]

今年10月にデビュー10周年を迎えたWANIMA。これを記念して「Catch Up TOUR Final 2022-2024」をはじめとしたライブ会場では完全生産限定盤EP「Bear Book」が販売されており、11月10日公演ではEPの収録曲の中から、デビュー前の自主制作デモCDに収録されていた楽曲「ONCE AGAIN」が披露された。KENTAはこの曲の終盤パートをアカペラで歌い上げ、ライブならではのアレンジでファンを楽しませた。その後WANIMAは「HOPE」「昨日の歌」「終わりのはじまり」などを、音を止めずに怒涛のように曲をつなげて演奏。さらに「THANX」で場内をピースフルなムードに導く。本編ラストは「夏暁」。WANIMAは広がりのあるサウンドにバイタリティあふれる歌声を重ねて観客の胸を打った。

KENTA(Vo, B)(Photo by Yukihide "JON..." Takimoto)

KENTA(Vo, B)(Photo by Yukihide "JON..." Takimoto)[拡大]

アンコールではKENTAが「思う存分アンコールやって帰ろうと思います!」と宣言。WANIMAは勢いをつけるようにカラッと明るい「ここから」「花火」を連投する。そしてFUJI(Dr, Cho)が刻むどっしりとしたビートが光る最新曲「Rolling Days」を経て、KENTAが「熱くなることはおかしいことじゃないからな! 毎日苦しい思いをしとるみんな、今日くらいは解放してくれ!」と叫び、ストレートなロックナンバー「眩光」でオーディエンスを勇気付けた。

MCでKENTAは「ムカつくこと、許せないこと、誰にも言えないこと、たくさんあると思う。だけど、この空間だけは守っていきたい。俺も大事な人を毎日傷付けてばっかり。だけど今日みたいな日があるからここまで生きてこれました。どんな環境になっても、心が腐らんかったら大丈夫やからな! 自分で自分のことを信じてやってくれよ!」と熱い思いを語った。そして「舞台の上で」の演奏中には、ビジョンに有明アリーナ公演のリハーサル風景や会場で記念撮影をする観客の映像が映し出され、場内は感動的なムードに。さらにその後、当初の予定にはなかったダブルアンコールへ突入。WANIMAはライブ映えするダンサブルなナンバー「BIG UP」、ショートチューン「Hey Lady」を叩き込んで観客を熱狂させ、最後にKENTAが「これからもWANIMAとみんなで旅を続けようぜ!」と今後への期待感を高めて、この日の公演を締めくくった。

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セットリスト

WANIMA「Catch Up TOUR Final 2022-2024」2024年11月10日

01. 名もなき日々
02. 遠くまで
03. Oh!? lie! wrong!!
04. Chasing The Rainbow
05. Call
06. LIFE
07. サブマリン
08. バックミラー
09. GONG
10. いいから
11. あの日、あの場所
12. Milk
13. ONCE AGAIN
14. HOPE
15. 昨日の歌
16. 終わりのはじまり
17. THANX
18. 遠ざかる声に
19. 夏暁
<アンコール>
20. ここから
21. 花火
22. Rolling Days
23. 眩光
24. エル
25. 舞台の上で
<ダブルアンコール>
26. BIG UP
27. Hey Lady

Catch Up TOUR Final 2022-2024(※終了分は割愛)

2024年11月23日(土・祝)兵庫県 ワールド記念ホール
2024年11月24日(日)兵庫県 ワールド記念ホール

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ゆう(A) ✉🎺🌻🐟🐻🐊🎶 @evrgardenaction

【ライブレポート】WANIMAの2年半におよぶツアーついに終幕へ、有明アリーナ熱狂の一夜「これからも旅を続けようぜ」(写真8枚) https://t.co/hxoB79XqO0
カッコよすぎるよ…!!!
#WANIMA #CatchUp #キャッチアップツアーファイナル

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