万博4回目の出演となる湘南乃風は「黄金魂」のヘヴィなサウンドでライブの幕を開け、若旦那の「今年で一番高く拳を上げろ!」という声に応えて場内の熱気も急上昇する。「Joker」ではすべてのアーティストのファンがタオルを振り回し、その熱量はますます高まった。「爆音Breakers」「Born to be WILD」とパワフルな歌声を届けたのち、HAN-KUNの「はじめましての人もいる中で、一緒に遊んでくれてありがとう。俺たちの愛の返し方はこんな感じです」という言葉に続いては「純恋歌」へ。オーディエンスは手にしたペンライトやスマートフォンのライトを灯し、会場を明るく照らした。ラストナンバー「睡蓮花」ではバックセレクター・The BK Soundのために、彼の地元の先輩である氣志團のメンバーたちが登場。タオルを振り回してライブに華を添えた。
アイナ・ジ・エンドはダンサー、バンドメンバーとおそろいの黒Tシャツ姿でステージに上がり、2曲目「ZOKINGDOG」で観客とともに犬モチーフのダンスを楽しんだ。アイナのパフォーマンスはときにパワフルであり、妖艶であり、キュート。「Love Sick」では何かが憑依したかのように髪を振り乱して踊り、目を見開いてシャウトした。またBiSH時代から関わりのある氣志團から「優しさの伝え方」を教わったというアイナは、「私も後輩たちに好きと言ってもらえる先輩になりたい」と話し、そんな思いも込めて新曲「風とくちづけと」を優しく届ける。さらにアイナは「俺んとこ来ないか?」と聞き馴染みのあるフレーズを決めてから、「One Night Carnival」をサプライズでカバーした。
綾小路翔(氣志團)の「『氣志團万博』は5人のthe GazettEを待ってると言いたい」というメッセージ、そして今年4月に亡くなったREITA(B)も含めた2014年の出演時の映像に続いて登場したthe GazettEは、最初に「TOMORROW NEVER DIES」を披露。すさまじい歓声とヘドバンの嵐が起こる中、「INSIDE BEAST」では戒(Dr)が刻むビートに乗せて会場が一体となったハンドクラップが響き、RUKI(Vo)を「いいねえ!」と喜ばせた。自身もさまざまなフェスに足を運ぶというRUKIは「フェスは新しい音楽と出会えることが醍醐味。はじめましての人も『このバンドいいじゃん』と思ってもらえたらうれしい」と観客に呼びかけ「どこまでも届くように、ぶちかましてくんでよろしく」という言葉とともに代表曲「SHIVER」や「Filth in the beauty」といったナンバーを連投。その圧倒的なサウンドで観客を魅了した。
「『生きろ』」「U R not alone」を熱唱してNEWSの熱い一面を見せたあとは、氣志團「One Night Carnival」のカバーへ。ここでは氣志團の綾小路翔と早乙女光が加わり、この日限りのコラボで観客を沸かせた。NEWSのファンクラブ会員でもある綾小路は「とにかくもう……死んでもいい!」と歌詞を変えて歌うひと幕も。さらに綾小路が作詞を手がけたNEWSの楽曲「we are team news」の作曲者である星野英彦(BUCK-TICK)もサプライズで登場し「“Team NEWS”に入れて最高です」と挨拶。加藤が「(歌詞を)読んでいくと、ただのラブレターなんですよ!」と評した「We are Team NEWS」を6人で笑顔でパフォーマンスし、観客を大いに喜ばせた。
coldrainはサングラスをかけて登場し、Masato(Vo)の咆哮とともに1曲目「THE REVELATION」でサークルピットが発生。「俺んとこ来いよ!」とMasatoが叫ぶという、このイベントならではの煽りもあった。また「早急に真ん中を開けてください!」という呼びかけで観客が左右に割れ、「CUT ME」でウォールオブデスが発生。狂喜乱舞の宴が繰り広げられた。Masatoは「これだけ『氣志團万博』に出てるから、だんだん氣志團に寄せていきます」「セトリもさ、そのうち『One Night Carnival』だけになるくらいに」と冗談を飛ばしつつ、「さっき『足りない!』って声が聞こえたけど、フェスなんてそんなもんだよ。ライブハウスに来いよ」と発言。ライブハウスを大切にするバンドとしての姿勢をはっきりと示した。
「One Night Carnival」で盛大にテープが舞ったあと、綾小路の「千葉の南のほうにある、もう1つの夢の国の曲でお別れしようぜ!」という言葉に続いて披露されたラストナンバーは「One Night Jamboree」。どこかで聞き覚えのあるアレンジが施された「One Night Carnival」に乗せ、綾小路と早乙女光(Dance & Scream)、微熱DANJI、7ORDERはどこかで見覚えのある振付を披露し、不思議な一体感で2024年の「氣志團万博」のエンディングを飾った。
01. Frail 02. ZOKINGDOG 03. Love Sick 04. 風とくちづけと 05. 宝者 06. 家庭教師 07. One Night Carnival 08. サボテンガール
HEY-SMITH
01. Say My Name 02. Fellowship Anthem 03. Don't Worry My Friend 04. Inside Of Me 05. Into The Soul 06. California 07. You Are The Best 08. Goodbye To Say Hello 09. Endless Sorrow
the GazettE
01. TOMORROW NEVER DIES 02. INSIDE BEAST 03. VORTEX 04. SHIVER 05. Filth in the beauty 06. UGLY 07. LAST SONG
Buck-Tick Zone🐀 @bucktickzone
Hide joined News for their last song at Kishidan Banpaku but no photos of Hide on stage https://t.co/9bipOLAgO4