映画「
11月29日公開の「正体」は染井為人の原作小説を藤井監督が実写化したサスペンスエンタテイメント。殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けるも逃亡する鏑木慶一、逃げ続ける鏑木と出会い彼を無実だと信じる沙耶香、和也、舞の3人、鏑木を追う刑事・又貫の姿が描かれる。
森本が演じるのは、鏑木とともに大阪の工事現場で日雇い労働をする和也。やや緊張気味の森本は「人間関係だったり、自分の信じるものだったり、すごく考えさせられる作品でした。もう一度、映画館でこの世界観に浸りたいなと思っております」と本作への思いを語る。鏑木を演じた横浜は「誰からも信じてもらえない状況に陥って、その中で脱獄をするんですけど……正しいとは思えない行動ですけど、どんなことがあっても真意や目的を見失わないようにすることを大事にしていました。それを維持するのはとても苦労しました」と役と向き合ううえでの葛藤を明かした。
4年越しで映画化が実現し、夏と冬に分けて撮影が行われた本作について、森本は「リアルさがすごく出てると思います。夏だったら滝のように汗をかいてますし、冬だったら吐息が白くなっている。時間軸を大切にしているから、リアルな映像になったのかなと思います」と語った。続いて、登壇者たちは横浜と共演した中で知った“正体”、横浜は自らの“正体”をテーマにフリップでトーク。沙耶香役の吉岡は「生身」と言い、「危険をかえりみず、アクションシーンをご自身でされていて、すべてを映画に捧げているのを現場で感じました。心もむき出しで演じられているのが印象的でした」と現場での様子を振り返る。フリップに「おしゃべり」と書いたのは森本で「クランクイン前に一度、ごはんに行ったんですけど、1回も目が合わなくて。会話も『あ、うん』とかで終わっちゃう。でも、撮影が終わったら目を見てくれるし、たくさんしゃべってくれました。嫌われたらどうしようって心配だったんですけど、優しい人なんだなって好きになりました」と横浜に視線を送る。すると横浜本人は役作りの一環として森本と距離をとっていたことを明かした。
舞役の山田杏奈は横浜のことを「仕事人」と表現し、「現場では真摯に何かを考えているという印象が強かったですし、アクションを覚えるのがなんて早いんだと感動しました」とコメント。又貫役の山田孝之は「水」と1文字だけ書いたフリップを見せ、「さあ流星、その心は?」と問いかける。横浜が「人間は水でできているから?」と答えたあと、山田は「ふと出てきたのは水。あとは流星に振ろうと思いました」と白状した。横浜は「武士」だと言う藤井監督は「『ちょっとはサボりなさいよ』というぐらい真面目でストイックです。いつも応援しております」と彼にメッセージを送った。
そんな横浜自身は共演者から絶賛され、恐縮した様子。そして、「なし」と書いたフリップを見せながら、「自分のことをあまり皆さんに伝えたくない。役者はミステリアスでいるほうがいいなって思います。なので『なし』。教えません!」と言い切った。最後に藤井監督は「皆様の養分になれるように1分1秒でも見逃せない映画を作りました。長く愛されるように応援していただければ幸いです」、横浜は「信じる意味を改めて考え、冤罪の恐さについて突きつけられました。ただ鏑木は希望を持って生きていて、すごく心を動かされました。皆さんにどう感じていただけるかわからないけど、我々の覚悟が込められているのでぜひ受け取ってください」と力強い言葉で本作をアピールした。
まゆ @mayuyu0423hiro
歳1つしか変わらないし共通のお友達も🥰仲良くなってて嬉しい💜
#正体
#横浜流星くん💜 https://t.co/GljXIwltWB