NHKスペシャルがジャニー喜多川の実態を徹底調査、見過ごされた性加害の背景を紐解く

10月20日にNHK総合「NHKスペシャル」にて、故ジャニー喜多川氏に関する特集「ジャニー喜多川が築いた“アイドル帝国”の実像に迫る」が放送される。

旧ジャニーズ事務所の創業者として、日本のエンタテインメント界に大きな影響を及ぼしたジャニー氏。一方で半世紀以上に渡って少年たちへの性加害を続けており、2023年3月にイギリス・BBCによるドキュメンタリー「J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル」が公開されたあと、同年4月に元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏が日本外国特派員協会でジャニー氏による性加害を訴えたことを受け、日本国内の各報道機関でも大々的に取り上げられるようになった。

めったに表舞台に現れなかったジャニー氏の人物像はどのようなものだったのか？ 番組では彼のルーツや人となり、業界での歩みを深く知る人たちに1年以上かけて取材。各証言を通し、ジャニー氏が生まれ育ったアメリカ日系人社会での来歴、ジャニーズ草創期における性加害の実態が浮かび上がる。

そして、ジャニー氏を支え、放置し隠蔽してきた姉・メリー喜多川氏についても取材。事務所の甚大な影響力によって沈黙を続けたメディアの実態や、性加害が長年見過ごされてきた背景を紐解いていく。