柏木ひなた、原点回帰のダンス&ボーカルで魅せたワンマンライブ「自分が好きだったことを思い出せた」

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柏木ひなたのワンマンライブ「HINATA KASHIWAGI one man live ~iris~」が、10月14日に東京・ヒューリックホール東京で開催された。柏木がワンマンライブを行うのは、5月にファイナルを迎えた初のライブツアー「HINATA KASHIWAGI 1st TOUR ~enchantment~」以来約5カ月ぶり。今回のライブでは今年夏以降にリリースしてきた新曲を披露したほか、2022年12月に私立恵比寿中学を卒業して以来ひさびさとなる本格的なダンスパフォーマンスでもファンを楽しませた。

柏木ひなたワンマンライブ「HINATA KASHIWAGI one man live ~iris~」の様子。

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新曲「Alca」“フルバンドでは”初披露

柏木ひなたワンマンライブ「HINATA KASHIWAGI one man live ~iris~」の様子。

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柏木ひなた

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バンドメンバーの小川翔(G)、半田彬倫(Key)、熊代崇人(B)、松浦千昇(Dr)がイントロを奏でる中、ステージに飛び出した柏木は最初の楽曲「Culmination」をエモーショナルに熱唱。続く「エキストラガール」ではクールな雰囲気を漂わせ、「19」では観客のハンドクラップに支えられてはつらつとした歌声を響かせるなど、序盤から多彩な表現力をアピールする。MCでは「聴いてのとおり、声がおかしいんだけど……」と喉が本調子ではないことを明かしつつ「みんな私にパワーをくれ! 今日は喉がどうなってもいいと思ってるから、みんなも声枯らしていこうね!」とオーディエンスに呼びかけて熱い拍手と歓声を浴びた。

謝る柏木ひなた。

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柏木ひなた

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7月に配信リリースしたシングル「ワタシ」に続いては、11月13日にリリースするニューシングル「Alca」のカップリング曲「Already!」を初披露。自らが手がけたこの曲の歌詞について、柏木は「自分の気持ちを書きました」と笑顔を見せた。ここで柏木は「みんなに謝らなきゃいけないことがあって……」と切り出し、このライブで初披露すると謳っていた「Alca」を、前日13日に出演したイベント「MINAMI WHEEL 2024」で歌ったことに言及。「ミナホは私のことを知らない人も多いけど、(『Alca』がオープニングテーマになっているアニメ)『夏目友人帳』はでっかいじゃないですか。だから便乗しちゃおうと思って……」と正直な裏事情を明かした柏木は「フルバンドでは初披露です!」と改めて宣言し、「Alca」を伸びやかに歌い上げた。

柏木ひなた

柏木ひなた[拡大]

柏木ひなた

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「感情線」「next to you」としっとりしたナンバーを連投したあと、柏木はback numberの「アイラブユー」を情感たっぷりに歌う。柏木はこの曲を選んだ理由を「『男性の曲のカバーが好き』と言ってもらえることが多いので」と語るが、その歌声に感動した表情でステージを見上げる観客に向けて照れ隠しのように「back numberさんっていい曲が多いですね……書いてくんねえかなあ」とつぶやいて笑いを誘った。終盤は「Unhappy Sky」「We Know」で会場の一体感を高め、最後は「冬に向かって!」という言葉を添えて「サンタサンタサンタ」を笑顔で届けた。

「歌って踊ることが大好き」

ダンサーを従えて歌う柏木ひなた。

ダンサーを従えて歌う柏木ひなた。[拡大]

柏木ひなたワンマンライブ「HINATA KASHIWAGI one man live ~iris~」アンコールの様子。

柏木ひなたワンマンライブ「HINATA KASHIWAGI one man live ~iris~」アンコールの様子。[拡大]

アンコールではバンドメンバーに続き、ダンサーの岡本麻海、後藤優莉奈、尾高富美、小勝日南子がステージにスタンバイした。オーディエンスがどよめく中、センターに立った柏木が披露したのは「踊りましょ」。ダンサーを従え、パワフルなボーカルとダンスパフォーマンスを繰り広げる柏木に客席は大いに沸き返る。さらにソロデビュー曲「From Bow To Toe」も披露した柏木は「まさか踊ると思わなかったよね? 今日のために振付を作ってもらいました。2年ぐらいお休みしてると大変ですね」とひさびさのダンスパフォーマンスの裏側を明かす。そしてダンサーたちとともにタオルを振り回しながら「BLOOM」を熱唱し、ライブを締めくくった。

すべてのパフォーマンスを終え「ちょっと寝ていい?」とステージに大の字になる柏木ひなた。

すべてのパフォーマンスを終え「ちょっと寝ていい?」とステージに大の字になる柏木ひなた。[拡大]

柏木ひなた

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バンドメンバーとダンサーを見送った柏木は、今回のステージに懸けた思いを語り始めた。ソロデビュー以降は歌に専念してきたが、1人で活動する中で楽しく歌うこともできなくなり悩んでいた、という柏木の赤裸々な告白に、観客は真剣な表情で聞き入る。そんな柏木はある人物に相談し「やりたいことをやったらいいよ、踊ってみようよ」と背中を押されたことで今回のパフォーマンスに至ったという。柏木はその人物を「今日来てくれているんですが……MAXのMINAさんです」と紹介した。そして「自分の原点である“歌って踊る”ということをソロでも思い出せました。今までのライブも楽しかったけど、自分が好きだったことを思い出して、初心に帰ってライブができたことが大きかったです」と、この日の手応えを充実した表情で明かした。

笑顔で手を振りステージを去る柏木ひなた。

笑顔で手を振りステージを去る柏木ひなた。[拡大]

柏木は最後にメンバーやダンサー、スタッフ、支えてくれたファンに対して改めて感謝を述べ、「歌って踊ることが大好きだと思い出せたので、またライブで楽しみたいです!」と笑顔で挨拶。客席に大きく手を振りながらステージを去っていった。

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セットリスト

柏木ひなた「HINATA KASHIWAGI one man live ~iris~」2024年10月14日 ヒューリックホール東京

01. Culmination
02. エキストラガール
03. 19
04. ワタシ
05. Already!
06. Garden
07. 11人の私
08. Alca
09. 感情線
10. next to you
11. アイラブユー(オリジナル:back number)
12. Unhappy Sky
13. We Know
14. サンタサンタサンタ
<アンコール>
15. 踊りましょ
16. From Bow To Toe
17. BLOOM

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読者の反応

柏木ひなた @_hi_99_na_

いつも最高のレポート、最高の写真を
ありがとうございます☺️📸
起き上がる柏木ひなたがツボです

#柏木ひなた_iris https://t.co/mw7b7HT8Tw

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