10月11日、11月15日に2部作で公開される「室井慎次 敗れざる者」「室井慎次 生き続ける者」は「踊る大捜査線」シリーズの最新作。警察を辞めた室井慎次は、事件の被害者家族・加害者家族を支援したいという思いから、ある少年たちと故郷・秋田で穏やかに暮らしていた。しかし、その思いとは裏腹に事件が彼を追いかける。
挿入曲「WITHOUT YOU」はイギリスのロックグループBadfingerによって1970年リリースされ、その後ハリー・ニルソンやマライア・キャリーらによってカバーされてきた楽曲。映画の音楽を担当する武部聡志は、Sanoを起用した経緯について「『WITHOUT YOU』は僕ら世代にとっては、懐かしく、そして名曲中の名曲、泣けるバラードだ。あの曲には新しい声が必要だ!と思っていた矢先にSanoくんの声に出会い、彼の声を聴いた瞬間、この声であの曲を唄ってもらえたら、どんなに素敵かとイメージが膨らんだ。それからは、僕が作ったデモテープにSanoくんの唄を合わせて貰い、またデモを直し、と往復書簡の様なやり取りを繰り返した。最終的にレコーディングスタジオでオケを録音する時にも彼に来て頂き、仮唄を唄ってもらったところ、ミュージシャン達も皆、彼の甘く力強い声に驚いたようだった。こうしてこの映画の中で、『懐かしさ』と『新しさ』が同居する素晴らしい楽曲を届けられることを本当に幸せに思う」とコメントしている。
またSanoが歌う「WITHOUT YOU」が10月11日に配信リリースされることが決定した。
プロデューサー 亀山千広 コメント
シーン109 小屋(夕刻)
室井が入ってくる。
レコードプレーヤーを見つける。レコードもある。
室井「……懐かしいなあ」
廃屋に置き去られたレコードプレーヤー。
室井が針を落とす。
と台本にあった。
室井さんはいったい何の曲をかけるのだろう…
「俺たちみんな一人なの…」と少年は言う。
誰かを失う悲しみを持つ登場人物たち。
少年と同じ年頃に自分が聴いていた曲。
習いたての英語で歌詞を訳した。
「あなたがいなくては生きていけない―」
少年たちの心を代弁するかのような、
ファルセットの美しい男性ボーカリストを探した。
見つかった。
そして、武部さんに託した。
みんな一人では生きていけない。
音楽プロデューサー 武部聡志 コメント
今回「踊るプロジェクト』の新作「室井慎次」の音楽を担当する事になった。
プロデューサーの亀山さんとは90年代からのお付き合いで、最初に音楽を担当した連ドラ、「ビーチボーイズ」からいくつもの作品をご一緒させて頂いた。そして、本広監督はじめ映画愛溢れるチームの中で、僕も普段以上に期待に応えるべく全力でこの作品に臨んだ。
そんな中、亀山さんから「WITHOUT YOU」を劇中で使いたい、ついてはボーカリストを誰にするべきだろうか?とのご連絡を頂いた。「WITHOUT YOU」は僕ら世代にとっては、懐かしく、そして名曲中の名曲、泣けるバラードだ。あの曲には新しい声が必要だ!と思っていた矢先にSanoくんの声に出会い、彼の声を聴いた瞬間、この声であの曲を唄ってもらえたら、どんなに素敵かとイメージが膨らんだ。
それからは、僕が作ったデモテープにSanoくんの唄を合わせて貰い、またデモを直し、と往復書簡の様なやり取りを繰り返した。
最終的にレコーディングスタジオでオケを録音する時にも彼に来て頂き、仮唄を唄ってもらったところ、ミュージシャン達も皆、彼の甘く力強い声に驚いたようだった。
こうしてこの映画の中で、「懐かしさ」と「新しさ」が同居する素晴らしい楽曲を届けられることを本当に幸せに思う。
Sanoくんにとってもこの出会いが、新たなステップへの飛躍のキッカケになってくれたら嬉しいです。
またご一緒出来る機会を楽しみにしていますね!!
msk @mskr1978
Sano ibuki「踊る大捜査線」シリーズ新作の挿入歌を歌唱、室井慎次の物語を彩る https://t.co/5FNt34JbM4