ジョージ・ハリスンのドキュメンタリー映画「ジョージ・ハリスン / リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」が11月19日より2週間限定で劇場公開されることを記念して、文化の日の11月3日(木)13:30よりTOKYO FMで特別番組「
この映画はジョージの誕生から死去までの58年間を、貴重な当時の映像と関係者インタビューによってたどる壮大な音楽ドキュメンタリー。先輩のポール・マッカートニーに誘われてTHE BEATLESに加入し世界中の若者を熱狂させる様子から、インド哲学や精神世界への傾倒、元妻パティと親友エリック・クラプトンとの三角関係、自身が企画した大規模チャリティイベント「バングラデシュ・コンサート」の開催、映画製作会社の設立、匿名バンドTRAVELING WILBURYSの結成、がんの発症、自宅に侵入した暴漢に襲われ重症になった事件まで時系列にまとめられている。
監督は「タクシードライバー」「ラスト・ワルツ」「ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム」「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」などで知られるマーティン・スコセッシ。今作は3時間半にもおよぶ長編映画で、休憩を挟んで第1部と第2部に分けて上映される。
TOKYO FMの番組には、10月12日に10年ぶりのアルバム「LAST TRAIN TO EXITOWN」をリリースしたTHE BEATNIKSの
ジョージの大ファンだという高橋幸宏と鈴木慶一は、ジョージにまつわるマニアックなエピソードや、楽曲におけるジョージらしさの音楽的な分析などを、和気あいあいとした雰囲気の中で次々と披露。さらに大のジョージファンというアーティストからのコメントも紹介される。非常に濃厚な内容となっているので、映画に興味を持っている人はぜひチェックしておこう。
高橋幸宏と鈴木慶一による番組収録後のトーク
高橋幸宏:もっと喋りたかったですね。この映画自体があまりにも中身が濃すぎるから。例えばスチュアート・サトクリフがいた頃の話とかもしたかったんですけど、でもあんまり初期のTHE BEATLESのことを喋ると、僕たちがあまり知らなかった後期の話ができなくなっちゃうので。
鈴木慶一:映画を観た人同士で喋ってると、話は尽きないですよねえ。
幸宏:喋ってると観たときの興奮がよみがえってきますよね。初めて知るようなエピソードも映画にはいっぱいありましたよ。あそこまで精神世界に本気でのめり込んでいるだなんて思ってなかったし。
慶一:すごく真面目な人なんだよ。
幸宏:何かをずっと探し続けてた人だったんだな、というのはつくづく思った。
慶一:それは名声でもお金でもなく。だから「マテリアルワールド」と「スピリチュアルワールド」をよく比較してたんだろうね。
幸宏:この映画はTHE BEATLESのファンじゃなくても絶対に観たほうがいい。1人のミュージシャンの生き様として。40年以上音楽やっている僕たちも、つくづく共感させられるところがありました。
慶一:そうだね。ポールとジョンに隠れてこれまでなかなか目立たなかった部分だったわけだけど、そこに光を当ててクローズアップしてるから。
幸宏:僕は昔から「目立つ脇役」「目立たない主役」を目指してたんだけど、彼はまさにそれだと思う。
慶一:僕も
幸宏:あの立場いいよねえ。
慶一:あと、フラワームーブメントのサンフランシスコとかインドに誰よりも早く行くし、ああ見えて身軽で行動派なんですよ。なのに思慮深くて、考えながら行動してる感じだよね。思いつきで動いてるようには見えない。
幸宏:でも、きっとロジカルに考えてるんじゃなくて嗅覚なんだろうね。
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- 2011.11.19(Sat)公開 『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』公式サイト
- TOKYO FM 80.0MHz - 80.Love FM RADIO STATION
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えりねこ(=`ω´=)m @moco_mof
やっぱ、ジョージ・ハリスンを思いダス>
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