丸山が映画の主演を務めるのは2017年公開の「泥棒役者」以来約8年ぶり。今回の「金子差入店」は刑務所や拘置所に収容された人への差入を代行する“差入店”を営む一家の絆を描くヒューマンサスペンス作だ。主人公の金子真司を丸山が、妻の美和子を
主人公の金子は一家で差入店を営んでいたが、ある日息子の幼馴染の少女が殺害される凄惨な事件が起こる。彼女の死に一家がショックを受ける中、犯人の母親が差入をしたいと店を訪れてくる。差入店の店主として犯人と向き合いながらも、金子の疑問と怒りは日に日に募っていく。そんなとき、自分の母親を殺した男との面会を求めて毎日のように拘置所を訪れる女子高生と出会う金子。2つの事件の謎と向き合ううちに金子自身の過去も周囲に露わとなり、家族の絆を揺るがしていく。
丸山は本作の撮影について「古川監督とはクランクイン前に何度もお会いして、生い立ちなど個人的な話もたくさんさせていただき、互いの人間性を深く知った上での撮影となりました。監督の中に眠るマグマのような熱量を受け止めて、嘘なく演じることができたのではないかと思います」とコメント。「登場するすべての人たちとの人間関係を、どんどん掘り下げていく物語なので、自分自身がこれまで歩んできた人生を見つめ直すという貴重な作品にもなりました」と作品に込めた思いを明かしている。
丸山隆平 コメント
僕が演じた金子は、真っ直ぐな男です。それゆえに、自分で制御できない危うさも抱えています。家族に対する愛情はとてつもなく大きくて、差入屋という自分の職業と家族の間で揺れながら生きている人間です。 古川監督とはクランクイン前に何度もお会いして、生い立ちなど個人的な話もたくさんさせていただき、互いの人間性を深く知った上での撮影となりました。監督の中に眠るマグマのような熱量を受け止めて、嘘なく演じることができたのではないかと思います。登場するすべての人たちとの人間関係を、どんどん掘り下げていく物語なので、自分自身がこれまで歩んできた人生を見つめ直すという貴重な作品にもなりました。ひと言で言えばいくつもの家族の物語なのですが、ひと言では簡単に言えない愛おしさや怒り、苦しさや喜びなどの想いが詰まっています。その中から宝探しをするような気持ちで観に来ていただければ、きっと何か大切なものを見つけてもらえるのではないかと思っています。
古川豪監督 コメント
助監督として参加する撮影の最中、拘置所の近くでポツリと構える差入店に目が留まりました。調べるうち、差入れ代行業の必要性を知るに至りました。昨今のセカンドチャンスに寛容になれない世間の風潮に一石投じられるのでは?とも思ったのですが、なかなか納得いくものが書けず、時間は過ぎていきました。11年。その間私自身結婚し、子を授かり、変わっていく価値観とともにストーリーも変化していきました。
差入店やそれにまつわる人々を通して、家族とは? 血とは? 家庭環境とは?を問うています。
トリタツ@イラストレーター📎 @toritatu_nft
え...8年ぶり、泥棒役者から8年...えこわいそんな経ってた? https://t.co/MPxwRPw92e