aespa、2度目の東京ドーム公演も超満員 9万4000人が熱狂する“四者四様“のカリスマと揺るぎない実力

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4人組グローバルグループaespaの日本公演「2024 aespa LIVE TOUR - SYNK : PARALLEL LINE - in TOKYO DOME -SPECIAL EDITION-」が8月17、18日に東京・東京ドームにて行われた。

aespa(撮影:田中聖太郎)

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人気曲がセトリ入り

aespa(撮影:田中聖太郎)

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今回のドーム公演は、7月に4都市で開催された日本アリーナツアー「2024 aespa LIVE TOUR - SYNK : Parallel Line - in JAPAN」の追加公演。昨年8月に初の東京ドーム公演を開催したaespaは、約1年ぶりにこの会場に“カムバック“した。本稿では、昨日18日に行われたDAY2公演の模様をレポートする。

ステージの前面を覆うドレープをまとった巨大な布が勢いよく落ちると、スパンコールやチュールがふんだんにあしらわれた純白のドレスに身を包んだ4人がファンの前へ姿を現す。花嫁のような清廉なビジュアルで登場早々会場を沸かせた4人は、優美さと荘厳さが共存する「Drama」でライブを開始。1曲目から人気曲を投下し会場のボルテージを高め、そのままデビュー曲「Black Mamba」へとつなげた。

本公演は“追加公演”の位置付けであることから、アリーナツアーと同様のセットリストが展開されることを予測したMY(aespaファンの呼称)は少なくなかった。実際に、ツアー時と同じく「Drama」「Black Mamba」がオープニングナンバーだったものの、ドーム公演でそのあとに続いたのは「Girls」と「Savage」だった。この2曲は、絶大な人気を誇る楽曲ながらツアーで“セトリ落ち”した楽曲であったことから、イントロが流れるやいなや、どよめきと悲鳴が入り混じったような歓声が会場に轟いた。なお本公演では「Girls」「Savage」のほかにも、「Spicy」「YOLO」といった人気曲、そして7月3日リリースの日本デビューシングル「Hot Mess」の収録曲「ZOOM ZOOM」が新たにセットリストに追加され、MYを歓喜させた。

ソロで魅せる“四者四様”のカリスマ

aespa(撮影:田中聖太郎)

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本公演の目玉の1つは4人のソロステージ。aespaでラップポジションを担うカリナは自身が作詞したヒップホップナンバー「Up」、ジゼルは自身が作詞作曲に参加した「Dopamine」をパフォーマンスし、それぞれが歌、ダンス、ラップのすべてを完璧にこなすオールラウンダーっぷりを証明してみせる。なお長らくダークトーンの髪で活動していたジゼルは、今回のドーム公演のタイミングで髪型を金のハイトーンにイメージチェンジ。「Dopamine」での深紅のドレスとブロンドヘアのコントラストは、楽曲が持つ幻想的なムードをより一層引き立てた。

一方、aespaの“歌姫”であるニンニンとウィンターは、それぞれ毛色が異なる楽曲を披露した。ニンニンはR&B調のダンス曲「Bored」を“ディーバ”さながらの堂々とした佇まいで歌い上げカリスマ性を発揮。ウィンターはウェディングベールを被って壇上へ。その透明感あふれるビジュアルと華奢な体格から、儚い雰囲気をまとうウィンターだが、ソロ曲「Spark」のステージでは、自信に満ちた表情でのワッキングや一歩一歩踏みしめるような力強い足取りなど、彼女の内に秘めたる芯の強さを感じさせる、凛としたパフォーマンスでMYを魅了した。

豪快な特効や激しいレーザー光線はもちろんのこと、ジャングルジムのようなセットを用いた「Mine」や「su-su-su-supernova」のリズムに合わせて歌詞を映し出すインパクト大のモニタ演出で会場のボルテージを高めた「Supernova」など、バラエティに富んだステージ演出が展開された本公演。ライブの後半に行われた、aespaの仮想世界を語るうえで欠かせないバーチャルアーティスト・naevisの"ライブステージ”は、まるで彼女がステージ上で本当に歌い踊っているかのような、迫力ある近未来的な映像演出が行われた。

「全部わかってるから」

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「2024 aespa LIVE TOUR - SYNK : PARALLEL LINE - in TOKYO DOME -SPECIAL EDITION-」の様子。(撮影:田中聖太郎)

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アンコールでは、絢爛な衣装で華やかなステージを披露してきた本編とは打って変わって、aespaがかわいらしいピンクのブタのきぐるみのパジャマを着て登場。アリーナを周回するトロッコに乗って「BAHAMA」「You」を歌いながら、会場の至るところのMYに手を振り晴れ晴れとした笑顔を向けた。

最後の挨拶では、ニンニンは「この東京ドームでコンサートができるというのは人生にとってとても大切な時間で。次にいつまたこの東京ドームでコンサートができるかわからないんですが、いつも私たちはがんばって準備しています。次にまたチャンスがあったら、皆さん遊びに来てくださいね」、カリナは「私たちも本当に本当に本当に楽しかったです。これからも新しい姿を皆さんにお見せするので、どこにも行かずにいつも応援していてくださいね。私たちは皆さんの気持ちに応えられる歌手になります」とコメントする。

ウィンターは「皆さん、さっき私の絆創膏を見ましたか?」と、日本デビュー曲「Hot Mess」のパフォーマンス時に自身の鼻に貼られていた、自ら手書きで日本語を書き記した絆創膏に言及。「なんて書いてあるか見ましたか?『あなたの冬子』。皆さんのために特別に私が書きました!」とかわいらしく微笑みつつ、「このコンサートを作るために力を尽くしてくださったスタッフの皆さんもありがとうございました。『お疲れ様でした』という言葉を伝えたいです」とともにライブを作り上げたスタッフにも感謝を伝える。そしてジゼルは、彼女らしいフレンドリーな口ぶりで「MY-J(日本のMY)が私たちを応援してくれてるの全部わかってるから。ずっと待っててね! 私たちもずっとがんばって、日本にいっぱい来るから」とファンに優しく語りかけた。

「2024 aespa LIVE TOUR - SYNK : PARALLEL LINE - in TOKYO DOME -SPECIAL EDITION-」の2日間で、aespaはおよそ9万4000人を動員。1年ぶり2度目の東京ドーム公演を成功裏に終えた。

セットリスト

「2024 aespa LIVE TOUR - SYNK : PARALLEL LINE - in TOKYO DOME -SPECIAL EDITION-」2024年8月18日 東京ドーム

01. Drama
02. Black Mamba
03. Salty & Sweet
04. Girls + Savage
05. Supernova
06. Mine
07. Sun And Moon
08. Prologue
09. Long Chat(#♥)
10. Dopamine (GISELLE Solo)
11. UP (KARINA Solo)
12. Bored (NINGNING Solo)
13. Spark (WINTER Solo)
14. Hot Mess
15. Licorice
16. Hold On Tight
17. ZOOM ZOOM
18. Spicy
19. YOLO
20. Live My Life
21. We Go
22. Trick Or Trick
23. Set The Tone
24. Next Level
25. Armageddon
26. BAHAMA
27. You
28. Melody

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ゆうすけん@筋トレ中 @boc_yuukun

Winterのビジュ女神すぎる https://t.co/dXEdkNgEtL

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