BUDDiiS、2度目の「サマステ」もセットリストにこだわり!バディと作り上げた熱帯夜

43

3512

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 550 2934
  • 28 シェア

BUDDiiSが東京・六本木ヒルズアリーナで開催中のライブイベント「コカ・コーラ SUMMER STATION 音楽LIVE」に出演。昨日7月26日にライブを行った。

BUDDiiS(撮影:米山三郎)

BUDDiiS(撮影:米山三郎)

大きなサイズで見る(全17件)

サマステ、ブチアガっていこうぜ!

BUDDiiS(撮影:米山三郎)

BUDDiiS(撮影:米山三郎)[拡大]

「SUMMER STATION 音楽LIVE」通称「サマステ」は、六本木ヒルズアリーナの特設ステージにさまざまなアーティストが日替わりで出演する毎夏恒例のライブイベント。2023年に初登場し今回が2度目の出演となるBUDDiiSは、昨年同様セットリストにこだわった12曲で集まった満員のファンを楽しませた。

MORRIE(撮影:米山三郎)

MORRIE(撮影:米山三郎)[拡大]

「サマステ、ブチアガっていこうぜ!」。リーダー・FUMINORIのひと言をきっかけに、「Koi to me」で幕を開けたBUDDiiSの「サマステ」ライブ。カジュアルなサマールックにサングラスを合わせた装いでバディ(BUDDiiSファンの呼称)の前に姿を見せた10人は、刺激的なビートを軽やかに乗りこなしてオープニングからオーディエンスを熱くさせる。昨夏にリリースされた「Glow Gold」のリラクシンなサウンドに身を委ねたメンバーがステージの左右に広がると、会場のあちこちから歓声が。MORRIEは自身のパートでサングラスを外して観客とアイコンタクトを取り、その熱狂を加速させた。

「Mr. FREAK OUT」のパフォーマンスの様子。(撮影:米山三郎)

「Mr. FREAK OUT」のパフォーマンスの様子。(撮影:米山三郎)[拡大]

“十人十色”でいることを晴れやかに肯定する「Brightness」のサビではバディもメンバーと一緒になってダンスを踊り、ヒルズアリーナに広がる楽しげなムードにMORRIEのボーカルアレンジも冴え渡る。“予想外の選曲”にバディから驚きの歓声が上がったのは、FUMINORI、SEIYA、SHOW、FUMIYAの4MCによるヒップホップチューンの「Mr. FREAK OUT」。4人はステージを自由に行き来し、ドープなサウンドに熱のこもったフロウを乗せるラップリレーで会場の空気をがらりと塗り替えてみせた。

今年のセットリストのこだわりは

BUDDiiS(撮影:米山三郎)

BUDDiiS(撮影:米山三郎)[拡大]

4曲を終えてのMCでは、春ツアー「BUDDiiS vol.07 Hall Tour - JUBiiLEE -」中にFUMINORIが考案したお茶目な口上を披露するメンバーがいたりいなかったりと、自由な自己紹介でバディを楽しませたメンバー。FUMINORIは「体調第一で楽しんでほしいなと思います」と暑さ対策をバディに訴え、「まだまだギア上げて楽しんでいけますか?」と呼びかけた。KEVINやSHOOTの優しいファルセットボイスが心地よく気分を上げる「Magic」でパフォーマンスが再開すると、決めのタイミングでSHOOTが見せた“ルダハート”とSEIYAの投げキスの連続コンボに黄色い歓声が響き渡る。続くバラードナンバー「Lack」では切ない思いを歌に乗せるボーカルメンバーの繊細な歌声とダンサーメンバーの雄弁な身振りがオーディエンスの体温をじわりと上昇させた。

手前からSHOOT、MORRIE。(撮影:米山三郎)

手前からSHOOT、MORRIE。(撮影:米山三郎)[拡大]

10人がグルーヴィに歌い踊った「P.A.R.T.Y」を経て、この日2度目のMCではFUMINORIに感想を問われたYUMAが「楽しいっす!」とひと言。HARUKIは夜の野外ライブがBUDDiiSにとって初めてであることに気付いたと切り出し「踊ってても『夜だなあ』って」とマイペースに語った。またここで、今年の「サマステ」のセットリストについて触れたメンバー。昨年の出演時にはデビュー曲からのリリース順で12曲を披露した彼らだったが、今回は昨年10月リリースの1stアルバム「BRiLLiANT」の収録曲順でセットリストが組まれていることが明かされた。

SHOWとKEVIN。(撮影:米山三郎)

SHOWとKEVIN。(撮影:米山三郎)[拡大]

KEVINが「じゃあ次の曲わかっちゃうじゃ~ん!」と会場の期待感を高め、「BRiLLiANT」8曲目の楽曲「WE HIGH」へ。この曲ではSEIYA、SHOW、TAKUYAがボーカルをリードし、力強くまっすぐな歌声で高みを目指す意志を表現する。バディによるタオル回しの波と元気いっぱいのコールがステージ上の10人を頼もしく鼓舞した「BUD」を経て、優しいミドルバラードの「SUNSHINE」はFUMINORIの「皆さんが僕たちの光です」という言葉とともにオーディエンスへと贈られた。

バディと過ごした“熱帯夜”

FUMIYA(撮影:米山三郎)

FUMIYA(撮影:米山三郎)[拡大]

日中の猛烈な暑さを引きずる夏の風とヒルズアリーナに渦巻く熱気が混じり合った瞬間に、FUMIYAは思わず「このロケーションでやる『SUNSHINE』、エモ!」と声を上げる。そしてSHOWは「ライブを想定してアルバムの曲順を組んだじゃん?」と切り出し「こうやって実際やると、緩急があっていいですね」と手応えを口にした。

BUDDiiSとバディ。(撮影:米山三郎)

BUDDiiSとバディ。(撮影:米山三郎)[拡大]

「BRiLLiANT」収録の10曲を終え、最新ナンバーである「LOUD」がドロップされるとライブも佳境。スケール感あふれるサウンドの上でSHOOTやSHOWは「この声響け!」と思い切り叫び、それぞれにバディと向き合う10人は流れる汗もそのままにひたむきなパフォーマンスを見せる。そして、メンバーがラストナンバーのポジションに着くと、一番手前で膝をつくポーズのSEIYAとTAKUYAに追随するようにMORRIEも“正座待機”。このアドリブにSEIYAとTAKUYAも同調して正座するという、この日限りのアレンジが加えられた「HONEY」ではメンバーが衝動に身を任せるような情熱的な歌とダンスでオーディエンスを魅了し、歌詞通りの“熱帯夜”を作り上げた。

セットリスト

BUDDiiS「コカ・コーラ SUMMER STATION 音楽LIVE」2024年7月26日 六本木ヒルズアリーナ

01. Koi to me
02. Glow Gold
03. Brightness
04. Mr. FREAK OUT
05. Magic
06. Lack
07. P.A.R.T.Y
08. WE HIGH
09. BUD
10. SUNSHINE
11. LOUD
12. HONEY

特集記事

この記事の画像(全17件)

読者の反応

pritam panwar (preet❣️) @560Pritam

@natalie_mu ありがとうございます🙏

コメントを読む(43件)

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 BUDDiiS の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。