ネクライトーキー、Zeppお台場でツアー終幕 泣きそうなもっさ「朝日さんの曲は世界を救う」

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ネクライトーキーが7月23日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で全国ワンマンツアー「ゴーゴートーキーズ! 2024」のファイナルを開催した。

ネクライトーキー(Photo by Kana Tarumi)

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ついに迎えた東京ファイナル

ネクライトーキー(Photo by Kana Tarumi)

ネクライトーキー(Photo by Kana Tarumi)[拡大]

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このツアーは2月に発売されたネクライトーキーにとって通算4枚目のフルアルバム「TORCH」のリリースツアーとして、全国21カ所で行われたもの。キャッチーでポップな楽曲からメロウな楽曲まで、リスナーのことを思いながら制作したという充実作の収録曲をたっぷり含むセットリストが各地で届けられた。

ファイナルのステージには無機質なデザインの大きな構造物が複数置かれ、それぞれにはランタンが配置された。開演を告げるオープニングSEが流れ、ステージが激しく明滅するカラフルなライトで彩られたあと、続々とメンバーが登場。それぞれは陽気に挨拶をしていたが、朝日のみドラムセットのうしろを静かに通り、寡黙に定位置に着いた。

ネクライトーキー(Photo by Kana Tarumi)

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「bloom」の演奏が始まると、もっさが「東京ファイナルー!」と声を上げ、先ほどまで静かだった朝日が雄叫びを上げる。フロアいっぱいの観客は待ちに待ったライブに大きく拳を挙げた。「ロック屋さんのぐだぐだ毎日」の演奏中にはメンバー紹介タイムも。「誰が為にCHAKAPOCOは鳴る」では軽快かつファンキーなビートに合わせて「CHAKAPOCO!」のコール&レスポンスで盛り上がり、メンバーとオーディエンスが楽しい時間を共有した。

「全国21カ所を回ってムキムキになって帰ってきた」話す朝日に続けて、もっさは「今までの20本、一つとして同じライブはなかったので今日もそうなるでしょう。満タンにしてきたガソリンが、ガス欠になるくらい思いっきりやりますので!」と宣言。その言葉どおり、5人は元気いっぱいのパフォーマンスでライブ序盤を駆け抜けた。

Zepp Divercityワンマンができた喜び

もっさ(Vo, G)(Photo by Kana Tarumi)

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ネクライトーキー(Photo by Kana Tarumi)

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もっさは親知らずの話を暗い調子で語り、「たまによくわからないものが、(口の)奥から出てきます」という言葉から「ねぇ、今どんな気分?」へとつなげた。この曲ではカズマ・タケイ(Dr)の叩くドラムのテンポが突然遅くなり、朝日が「タケちゃんがツアーファイナルで疲れ切ってしまったー!」と叫ぶ。タケイに目をやると確かに疲れた様子で口をぽかんと開けている。そこにもっさが“魔法のスティック”を持ち込むと、彼女はメンバーの演奏ボリュームやテンションを指揮し、最後にはオーディエンスの盛大な歓声を引き出した。

中村郁香(Key)(Photo by Kana Tarumi)

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カズマ・タケイ(Dr)(Photo by Kana Tarumi)

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MCタイムではむーさんこと中村郁香(Key)のおちゃめな天然トークに続いて、タケイがZepp Divercityへの思いを語る。タケイは過去にフジテレビでバイトをしており、東京テレポート駅からフジテレビに向かう道中の陸橋をまっすぐ行けばZepp Divercity、右に進めばフジテレビであることから、「バイト時代は今とは別のバンドをやりながら7年間、ずっと右に曲がってきた。今日はまっすぐ来られました」とZepp Divercityでワンマンライブができていることを喜んだ。その後、ネクライトーキーなりの労働讃歌である「わっしょいまっしょい」へ。この曲ではもっさの音頭で観客が「むーさん!」と声を上げ、ピアノソロが披露された。中村はMCでの天然ぶりから一変して、巧みな演奏を披露して存在感を放った。その後も「浪漫てっくもんすたあ」「ふざけてないぜ」など、最新アルバム「TORCH」の楽曲が次々にパフォーマンスされたほか、1stアルバム「ONE!」から「ナインティナインのオールナイトニッポン」のエンディングテーマである「明日にだって」が届けられた。この曲ではオレンジ色のライトがステージを照らす中、もっさの伸びやかな声に呼応するように観客の拳が突き上がった。

バンドマンの生活

朝日(G)(Photo by Kana Tarumi)

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朝日は「ロックバンドのライブというのはいいもんですね」としみじみ。アコースティックギターに持ち替えたもっさも「バンドができているだけで幸せ。こんなに集まってくれて、ありがとう」と感動した様子で語り、「このツアーファイナルでどうしてもやりたい曲があって」と声を震わせる。「これ以上は(泣くから)話すと危険」と涙をこらえ、哀愁漂う夏の歌「夏の雷鳴」につなげた。

朝日(G)(Photo by Kana Tarumi)

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藤田(B)(Photo by Kana Tarumi)

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ライブ後半、朝日は「TORCH」について言及。「いいアルバムなんだぜって自慢して回るツアーがリリースツアー。バンドというのは究極、それを繰り返していく生き物です。生活の一部に音楽というものがあって、たった13曲の1時間にも1年とか2年が詰まっているわけです。前回のフルアルバム『FREAK』から2年9カ月経っていますし、それくらいの時間がかかるんです。『音楽を作る』とひと言で言えども、これがまた難儀な作業で。あっちこっちから『おい、曲を書け』、『おい、もっとバラード持ってこい』とか」と話し、もっさが「バラードは言われたことないんじゃない?」とツッコミ。朝日は「そうか。でも、『カッコよくて売れていい曲を持って来い』と好き勝手言いなさると(笑)。僕らバンドマンっていうのは頭の中の妄想のポエムにメロディを付けて人様の前で発表する人たちなんですよ。それでお金をもらっていて。だからポエムがしょうもなかったら僕たちはステージに立てない。だから必死な思いでアルバムを作ります」と、バンドマンとしての思いを明かす。

ネクライトーキー(Photo by Kana Tarumi)

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さらに朝日は「今回のアルバムもすごく楽しい曲、やかましい曲がいっぱいあるけど、人間だから、生きていくうえで笑ってばっかりだとだんだん僕の場合、エネルギーが充填されなくなるんです」と述べ、「自分にとって音楽を作るというのは自分の人柄を前に出すことに近い。笑ってばかりの曲だとだんだん俺じゃなくなっていく。そうなるとつらい気持ちになってくるんですが、そのときがチャンスなんです。つらい気持ちになったときはその気持をちゃんと音楽に出さないといけない。僕はバンドや音楽を生き物として、生きている人間として扱うために、悲しい気持ちもつらい気持ちも楽しい気持ちも怒れる気持ちも全部ひっくるめて曲にしたいな。それが曲を作るうえでの唯一のルールだと僕の中では思っております」と語った。そんな言葉から、「TORCH」に収録されている中では“暗い曲”だという「紫」が披露された。

「朝日さんの曲は世界を救う!」

ネクライトーキー(Photo by Kana Tarumi)

ネクライトーキー(Photo by Kana Tarumi)[拡大]

ネクライトーキー(Photo by Kana Tarumi)

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またライブ当日は朝日の誕生日。祝福ムードを嫌がる朝日は、「俺は生まれた。生まれてすぐの頃、俺は歩いたりしゃべったりすることもできなかったし、髭も生えてなければ、メガネもかけてなかった」とコメント。さらに「小学生になり、ノートにたくさんカービィの絵を描いていた。中学になりASIAN KUNG-FU GENERATIONに出会い、ギターを弾きたいと親に懇願した。そこで親がバンドマンだったことを知り、中2の秋、俺は初めてギターを手にした。プロを目標にしてやってきたわけではなく、ギターを弾いたり、絵を描いたり、曲を作ったりすることがとても楽しかった。それを続けていたら、今なんとかどうにかなって、今日Zepp Divercityでワンマンライブをしております」と話を続け、拍手を浴びる。彼は「不思議なもので、好きだからやってきただけで万事うまくいったわけではございません。こんな日があるなら俺は……」と話の途中で、「ここから先は野暮だわ。ありがとう。今日という日を演奏でお返ししたい」とトークを締めた。もっさの「ネクライトーキーの一番まっすぐな曲を聴いてくれよ!」という言葉から、バンドは「ちょうぐにゃぐにゃ」をパワフルに届け、人気曲「オシャレ大作戦」で熱狂的な盛り上がりを生み出した。

ネクライトーキー(Photo by Kana Tarumi)

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もっさは「『TORCH』どうでしたか?」と改めてアルバムについて触れ、「あのね、朝日さんの曲は世界を救う!って最初は面白いと思って書いてんけど、少なくとも自分は楽しくバンドをやれててうれしいなって思います」と泣き笑い。温かなムードの中、ラストに「石ころの気持ち」が演奏された。

泣いて笑ったツアーも終わり

ネクライトーキー(Photo by Kana Tarumi)

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ネクライトーキー(Photo by Kana Tarumi)

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アンコールではライブ翌日の7月24日に配信リリースとなった新曲「人生なんにもわかんねえ!」がいち早くお披露目された。その後、「遠吠えのサンセット」ではもっさが「私たちはライブで『こういうバンドです!』と、わかってもらえたらうれしいな!」と声を震わせながら叫んだ。この日はダブルアンコールもあり、まず朝日が1人ステージに現れ、「Happy Birthday to You」をおしゃれなコードを探りながら弾き語った。そして再び「遠吠えのサンセット」が投下され、もっさが泣きながら「ロックバンドになりたかったんです!」と喜びを爆発させた。

なおネクライトーキーは12月に東名阪で対バンツアー「オーキートーキーvol.6」を開催。気になるゲストは後日発表されるので、続報にも注目しておこう。

セットリスト

ネクライトーキー「ゴーゴートーキーズ! 2024」2024年7月23日 Zepp DiverCity(TOKYO)

01. bloom
02. ロック屋さんのぐだぐだ毎日
03. 誰が為にCHAKAPOCOは鳴る
04. 北上のススメ
05. きらいな人
06. 悪態なんかついちまうぜ
07. 新島工場探検隊
08. ねぇ、今どんな気分?
09. わっしょいまっしょい
10. あべこべ
11. 浪漫てっくもんすたあ
12. ふざけてないぜ
13. 明日にだって
14. 夏の雷鳴
15. 涙を拭いて
16. 紫
17. ランバダ・ワンダラン
18. だから、
19. ちょうぐにゃぐにゃ
20. オシャレ大作戦
21. 石ころの気持ち
<アンコール>
22. 人生なんにもわかんねえ!
23. 遠吠えのサンセット
<アンコール2>
24. 遠吠えのサンセット

新規公演情報

オーキートーキーvol.6

2024年12月5日(木)大阪府 梅田CLUB QUATTRO
2024年12月6日(金)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
2024年12月8日(日)東京都 渋谷CLUB QUATTRO

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ネクライトーキー / NECRY TALKIE @Talkie_official

7/23にツアーファイナルを迎えた
「ゴーゴートーキーズ!2024」
Zepp DiverCity公演のライブレポートが公開されました💐

セットリストプレイリストと共にお楽しみください🌼
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