≠ME横浜アリーナ公演、フライング冨田菜々風や“エモラブサマーチューン”初披露で興奮渦巻く

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≠MEのライブツアー「≠ME 全国ツアー2024『やっと、同じクラス』」が昨日7月15日に神奈川・横浜アリーナでファイナルを迎えた。

「≠ME 全国ツアー2024『やっと、同じクラス』」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(c)YOANI / KING RECORDS

「≠ME 全国ツアー2024『やっと、同じクラス』」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(c)YOANI / KING RECORDS

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「≠ME 全国ツアー2024『やっと、同じクラス』」は、各メンバーの出身地を巡りながら凱旋公演を行うツアー。4月から全国8会場で計15公演が開催された。ファイナルの舞台である横浜アリーナは≠MEの単独コンサート史上最大規模の会場となったが、昼夜2公演ともに大勢のファンが客席を埋め尽くした。この記事では夜公演の模様をレポートする。

観客全員を楽しませる弾けるようなパフォーマンス

「≠ME 全国ツアー2024『やっと、同じクラス』」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(c)YOANI / KING RECORDS

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開演時刻を過ぎ、おなじみの「Overture」が場内に鳴り響くと、メンバーが1人ひとり順にステージへ姿を現す。そしてメンバーカラーの制服衣装を身にまとった彼女たちがスポットライトに照らされると、観客は大きな歓声を送りつつ力強くペンライトを振った。このライブの幕開けを飾ったのは、今年3月にリリースされた1stアルバム「Springtime In You」のオープニングナンバーで、尾木波菜と鈴木瞳美がダブルセンターを務める楽曲「偶然シンフォニー」。鈴木が「ノイミー、横浜アリーナ!」と叫ぶと、尾木も「盛り上がっていくぞー!」と力いっぱい煽る。勢いよく発射される金色のテープ、とびきりの笑顔を浮かべながら花道を駆け抜ける12人の姿が会場に大きな高揚感をもたらした。

「≠ME 全国ツアー2024『やっと、同じクラス』」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(c)YOANI / KING RECORDS

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続く「秘密インシデント」では冨田菜々風の「今からみんなのところに行くよー!」という言葉を合図にメンバーがアリーナの外周通路を移動し、客席近くで手を振りながら歌唱してファンを喜ばせる。さらに「『君の音だったんだ』」ではサブステージで円形のフォーメーションを組み、360°全方位に伸びやかな歌声を届けるなど、広大な会場の観客全員を楽しませる姿勢がメンバー1人ひとりに見られた。「君はこの夏、恋をする」はツアー開催地の出身メンバーが短冊に書いた願いごとを読み上げるのが恒例で、この日の昼公演では蟹沢萌子、夜公演では櫻井ももがそれぞれ自身の願いを横浜アリーナに響かせる。軽快なリズムに乗せてラップによる“他己紹介”とダンスパフォーマンスが繰り広げられたあとは、凱旋メンバーによるカバー曲のコーナーへ。昼公演では蟹沢が坂道AKB「誰のことを一番愛してる?」、夜公演では櫻井が先輩グループ=LOVEの「この空がトリガー」をそれぞれの個性を生かした歌声でカバーした。

冨田菜々風のフライングに9thシングル初披露

「≠ME 全国ツアー2024『やっと、同じクラス』」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(c)YOANI / KING RECORDS

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その後も1stアルバム「Springtime In You」収録のユニット曲のコーナーを挟みつつ、会場を多種多様な楽曲の世界観に染め上げていく≠ME。ダンスパフォーマンス後には、「P.I.C.」「アンチコンフィチュール」などのガールクラッシュ感漂うハードでクールなダンスナンバーが怒涛の勢いで畳みかけられる。気迫みなぎるダンスを受けて場内に興奮が渦巻く中、「天使は何処へ」では冨田がフライングの演出にチャレンジし、火花が噴出するステージから客席の頭上へと飛び出して盛大な歓声を浴びた。

冨田菜々風 (c)YOANI / KING RECORDS

冨田菜々風 (c)YOANI / KING RECORDS[拡大]

「≠ME 全国ツアー2024『やっと、同じクラス』」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(c)YOANI / KING RECORDS

「≠ME 全国ツアー2024『やっと、同じクラス』」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(c)YOANI / KING RECORDS[拡大]

ここで一度メンバーがステージから立ち去り、スクリーンに映像が流れ始める。8月28日にリリースされる9thシングルのタイトルが「夏が来たから」であることが発表され、その流れで表題曲のミュージックビデオが初公開されると客席が大いに沸き立った。その後夏らしいデニムの新衣装にチェンジしたメンバーは、ステージに再登場するなり「夏が来たから」をさっそく初パフォーマンス。夏や恋の期待感、まばゆさを「夏が夏が夏が来たから」というキャッチーな歌詞で表した“エモラブサマーチューン”を清涼感と切なさを交えて歌い踊った。

ライブ後半からは“ノイミー学園軽音楽部”と称した生バンドがステージに登場。グルーヴィなセッションで客席のテンションを引き上げる。迫力の生演奏に乗せて「ノイミー! ノイミー!」というコール&レスポンスを展開した≠MEは、「てゆーか、みるてんって何?」「クルクルかき氷」などをバンドセットバージョンで披露。さらに「はにかみショート」「初恋カムバック」と続き、観客のコールや“ガチ恋口上”がバンドの生み出す躍動感あふれるサウンドに重なる。ファンからの人気が高い「君はスパークル」では川中子奈月心の情感のこもった歌声が会場に充満。本編ラストの「まほろばアスタリスク」の曲中には冨田の「皆さんは、私たちにとって、本当にかけがえのない存在です! 3カ月間のこのツアー、本当にありがとうございました!」という言葉をきっかけにきらびやかな銀テープが宙を舞った。

沖縄&幕張での追加公演決定

「≠ME 全国ツアー2024『やっと、同じクラス』」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(c)YOANI / KING RECORDS

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「≠ME 全国ツアー2024『やっと、同じクラス』」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(c)YOANI / KING RECORDS

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リラックスしたムードで始まったアンコールでも、≠MEは弾けるような笑顔を会場の隅々にまで届けていく。「『君と僕の歌』」では客席がグループカラーのエメラルドグリーン一色に染まり、会場にいる全員の記憶に刻まれるような感動的な光景が広がった。続いて披露した1stアルバムのリード曲「ラストチャンス、ラストダンス」でも観客の胸を打った12人は一旦ステージからはけたのち、エンドロールの上映を経てカーテンコールとしてメンバー1人ひとり観客に向けて深々とお辞儀。温かな拍手を一身に浴びた。

そして横一列にメンバーが並んだところで再び全員でお辞儀をすると、スクリーンに突如として特報映像が映し出され、そこには「追加公演決定」という文字が。サプライズでの発表にメンバーもファンと一緒に驚きの声を上げる中、11月9日に沖縄・那覇文化芸術劇場なはーと大劇場、23日には千葉県・幕張メッセ国際展示場 展示ホールで「≠ME全国ツアー追加公演2024『修学旅行、同じ班がいいな。』」が行われることが明らかになった。

「≠ME 全国ツアー2024『やっと、同じクラス』」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(c)YOANI / KING RECORDS

「≠ME 全国ツアー2024『やっと、同じクラス』」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。(c)YOANI / KING RECORDS[拡大]

再び興奮の色が広がる客席に向け、冨田が「このままでは終われないよねー!?」と呼びかけると観客は大歓声で応える。その光景をうれしそうに眺めた≠MEは、グループの始まりの曲「≠ME」をダブルアンコールとしてパフォーマンス。曲中、メンバーと客席のファンは「好きだー!」と声をそろえ、ツアーを通してさらに大きくなったお互いへの愛をぶつけ合った。ラスト、リーダーの蟹沢は「改めまして、同じクラスの皆さん! 最後まで一緒に盛り上がっていただきありがとうございます! 登場した瞬間から最後までペンライトが本当にきれいだったんですけど、≠MEのことを愛してくれる方がこんなにたくさんいるんだとすごく肌で感じました。皆さんとならどこまでも行けると思っています! これからも≠MEと最高の青春を駆け抜けていきましょう! また追加公演や、その先の未来で絶対会いましょう!」とこの先も続いていくファンとの絆を確かめ、幸福感が満ちる中で横浜アリーナ公演を締めくくった。

YouTubeでは高知・足摺岬で撮影され、青空の下でのダンスシーンが印象的な「夏が来たから」のMVを公開中。各音楽配信サイトおよびストリーミングサービスでは楽曲の配信がスタートした。

≠ME「夏が来たから」ミュージックビデオ

リーダー蟹沢萌子 コメント

蟹沢萌子 (c)YOANI / KING RECORDS

蟹沢萌子 (c)YOANI / KING RECORDS[拡大]

4月から全8会場で、メンバーの地元を凱旋するツアーをやらせていただけたことがすごく嬉しかったです。これまでも感じていましたが、ステージに立つ度に、メンバーの良さもファンの皆さんの暖かさも、これまで以上に身近に感じて、ツアー期間はすごく嬉しくて毎公演楽しみでした。

私は神奈川県出身で、櫻井ももちゃんと、今回のツアーファイナルが凱旋公演でした。横浜アリーナに集まってくれたファンの皆さんや、配信をみてくれた皆さんは、私たちの凱旋公演を応援するパワーと、≠MEのツアーファイナルを応援するパワーどちらも持って見てくれ ました。ライブ中はとにかく皆さんからパワーをもらいましたし、私たちもそれ以上のパワーで届けたいなと思う時間でした。

同じクラスという明確な関係性は、今回のツアーが初めてだと思うのですが、同じクラスということは本当にかけがえのないものだなと思うので、今回できた絆を、これからも絶やさず繋いでいけるようにしたいです。

追加公演も決まり、9枚目のシングルもまだまだ楽しみがたくさん待っているので、≠MEみんなで、そしてファンの皆さん、スタッフの皆さんと一緒に駆け抜けていけたらいいなと思います!

センター冨田菜々風 コメント

冨田菜々風 (c)YOANI / KING RECORDS

冨田菜々風 (c)YOANI / KING RECORDS[拡大]

9thシングル「夏が来たから」は、夏のきらめきがぎゅっと詰まった、≠MEとも相性抜群のエモーショナルな夏のラブソングになっています。夏の暑さと想いの熱さ、皆さんに真っ直ぐ伝わるような素敵な作品になっていますので、温度そのままを、皆さんに受け取っていただけたら嬉しいです!
ぜひたくさん聴いていただいて、この夏が、≠MEが、みなさんにとって青春そのものになりますように!

「夏が来たから」MV QQQ監督コメント

QQQロゴ

QQQロゴ[拡大]

夏の恋を叶える前のドキドキ、疾走感爽快感、夏の湿度を感じられるようなみんなの笑顔、全てを見届けられるようなMVを楽しんでいた だけたら嬉しいです。
夏しようねー

セットリスト

「≠ME 全国ツアー2024『やっと、同じクラス』」2024年7月15日 横浜アリーナ

昼公演

01. 偶然シンフォニー
02. 秘密インシデント
03. 「君の音だったんだ」
04. 君はこの夏、恋をする
05. 好きだ!!!
06. 誰のことを一番愛してる? / 蟹沢萌子
07. Marcato
08. 春の恋人
09. デート前夜レクイエム
10. フロアキラー
11. P.I.C.
12. アンチコンフィチュール
13. 天使は何処へ
14. 夏が来たから
15. てゆーか、みるてんって何?
16. このままでモーメンタリ
17. す、好きじゃない!
18. ヒロインとオオカミ
19. 君はスパークル
20. はにかみショート
21. 初恋カムバック
22. まほろばアスタリスク
<アンコール>
23. 想わせぶりっこ
24. デートの後、22時
25. 「君と僕の歌」
26. ≠ME
27. ラストチャンス、ラストダンス

夜公演

01. 偶然シンフォニー
02. 秘密インシデント
03. 「君の音だったんだ」
04. 君はこの夏、恋をする
05. 好きだ!!!
06. この空がトリガー / 櫻井もも
07. Marcato
08. 春の恋人
09. デート前夜レクイエム
10. ワタシアクセント
11. P.I.C.
12. アンチコンフィチュール
13. 天使は何処へ
14. 夏が来たから
15. クルクルかき氷
16. 桃色デイブレイク
17. す、好きじゃない!
18. ヒロインとオオカミ
19. 君はスパークル
20. はにかみショート
21. 初恋カムバック
22. まほろばアスタリスク
<アンコール>
23. 想わせぶりっこ
24. デートの後、22時
25. 「君と僕の歌」
26. ラストチャンス、ラストダンス
<ダブルアンコール>
27. ≠ME

ライブ情報

≠ME 全国ツアー追加公演2024「修学旅行、同じ班がいいな。」

2024年11月9日(土)沖縄県 那覇文化芸術劇場なはーと大劇場
2024年11月23日(土・祝)千葉県 幕張メッセ国際展示場

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