6月23日に大阪・オリックス劇場、29日に愛知・名古屋市公会堂、7月7日にTOKYO DOME CITY HALLで行われたこのツアー。タイトルになぞらえ“愛”をコンセプトにした内容となった。ここではファイナル公演の模様をレポートする。
開演時間を迎えると、ピンク色に髪を染めギターを抱えたsyudouがバンドメンバーのホリエマム(Dr)、長島涼平(B /
syudouは「みんなの熱気と熱量が伝わってきてます」と笑顔を見せ、「狼煙」「命綱」を続けて披露。ささやくようなトーンから、がなりあげるシャウト、早口のラップなど、さまざまな表情の歌声でオーディエンスを魅了した。センチメンタルなピアノのイントロが加えられた「恥さらし」では、syudouが「俺が一番作りたいモン 薬よりも君に寄り添うソング」と歌詞を変えて歌唱した。
MCではsyudouがツアータイトルの「溺愛」が「出来合い」とのダブルミーニングであることを明かす。その後、SNSで募ったリクエストをもとにした、「キュートなカノジョ」「カレシのジュード」「デイバイデイズ」からなる“溺愛メドレー”でファンを喜ばせた。syudouの弾き語りで始まる「笑え」では間奏でKubotyとモチヅキのソロパートを用意。ライブならではのアレンジで観客を沸かせた。
後半は「やっちゃったわ」「へべれけジャンキー」「コールボーイ」と、依存や酒をテーマにした楽曲が続けざまに披露された。そして7月3日に配信リリースされた楽曲「ラブトリップサマー」を、syudouはこの日お披露目となったミュージックビデオをバックに歌唱。ダンサブルなビートに導かれるように、オーディエンスはタオルを回して盛り上がった。終盤には「インザバックルーム」から「ギャンブル」とハイテンションなナンバーが畳みかけられる。本編ラストは「リヴァーサル」。銀テープが舞い、クライマックスのような熱狂が生まれた。
アンコールでsyudouはBE:FIRSTのRYOKIとのコラボ曲「共闘」を披露。RYOKIのラップパートをオーディエンスに託し、会場にはシャウトが響いた。syudouは「すべては愛だよな、という気持ちで『溺愛』というタイトルにさせていただきました」とツアーに込めた思いを語る。ファンやスタッフへの感謝を伝えつつ「多くの方が愛でつながっている瞬間、それがこの場所で素晴らしい空間として体現できていると思います。マジですべてはラブです、ありがとうございます」と感慨深げな表情を浮かべた。
彼は「最後はみんなで笑って終わろうぜ!」と切り替え、「爆笑」でオーディエンスを熱狂させる。syudouは「普段だったら盛り上がって終わるんですが、今回は僕と皆さんとのラブを確認しあうようなツアーにしようと思っていて。最後はお互いの心をつかむような曲をやって終わろうと思います」と前置きして、ラストナンバー「フラミンゴ」を力強く歌い上げてツアーの幕を下ろした。
なお、syudouは11月23日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールでワンマンライブ「激愛」を開催する。
セットリスト
「syudou Live Tour 2024『溺愛』」2024年7月7日 TOKYO DOME CITY HALL
01. キャラバン
02. ギンギラギン
03. アタシ
04. 狼煙
05. 命綱
06. 恥さらし
07. 溺愛メドレー(キュートなカノジョ~カレシのジュード ~デイバイデイズ)
08. ビターチョコデコレーション
09. 笑え
10. やっちゃったわ
11. へべれけジャンキー
12. コールボーイ
13. ラブトリップサマー
14. インザバックルーム
15. ギャンブル
16. リヴァーサル
<アンコール>
17. 共闘
18. 爆笑
19. フラミンゴ
タマイシンゴ @Tamaishingo22
撮影しましたー!
#syudou https://t.co/4wSl8lhkZW