でんぱ組.inc×TEAM SHACHI、楽曲トレードやコラボで沸かせた「でんシャチ祭り」

でんぱ組.incとTEAM SHACHIによるツーマンライブ「dot yell fes 2マンSP ～でんシャチ祭り～」が昨日6月25日に東京・Spotify O-WESTで開催された。

このライブでは「まるでワンマンのようなツーマン」をテーマに、3曲披露するごとに2組が入れ替わりでステージへ。小鳩りあ（でんぱ組.inc）と秋本帆華（TEAM SHACHI）による宣誓を経て、ライブの先攻を務めたのはでんぱ組.inc。2025年頭に「エンディング」を迎え、16年の歴史に幕を閉じることが決定している彼女たちは、「でんでんぱっしょん」「Future Diver」などの代表曲を惜しみなく披露していく。古川未鈴は発熱のため不参加となったが、その代わり事前に欠席が発表されていた天沢璃人が急遽声のみでライブに出演。ライブ序盤からフロアが大いに沸き立った。

対するTEAM SHACHIはチームしゃちほこ時代からの鉄板曲「そこそこプレミアム」や松隈ケンタ提供のロックナンバー「FANTASTIC MIRAI」を畳みかけ、でんぱ組.incに負けじとフルスロットルのパフォーマンスを展開。再びでんぱ組.incのターンになると、アニメ映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」の挿入歌に使用されたマンガ家・浅野いにおの作詞曲「あした地球がこなごなになっても」や、5月に配信リリースされた「商売繁盛！元祖電波屋！」が披露される。その後のTEAM SHACHIも8月7日発売のEP「待ち合わせに、飽きもと。」の収録曲で、中華風のサウンド、「炒飯タイム」という号令とともに楽曲の終盤に盛り込まれるユーロビートが特徴の「のんあるすいけん feat.炒飯」など、ホットな楽曲を届けて観客を楽しませた。

ライブ後半ではでんぱ組.incがTEAM SHACHIのエモーショナルな楽曲「START」、TEAM SHACHIがでんぱ組.incのポップでカオスなナンバー「バリ3共和国」をカバーし合い、双方のファンが大盛り上がり。ラストはステージに勢ぞろいした“でんしゃち”がTEAM SHACHI「沸き曲」、でんぱ組.inc「Future Diver」をメドレーで披露し、レアなコラボパフォーマンスを通して場内を心地よい高揚感でいっぱいに。互いに刺激を与え合った「でんシャチ祭り」を締めくくった。