bokula.が“時代を作った”メジャー1st EPツアー「勲章になったし、一生忘れない」

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bokula.のライブツアー「僕らで時代を作ります。ワンマンツアー ~“じゃけぇ”ってすぐ言う編~」が昨日6月19日に東京・LIQUIDROOMでファイナルを迎えた。

えい(G, Vo)(撮影:タカギユウスケ[LiveYou])

えい(G, Vo)(撮影:タカギユウスケ[LiveYou])

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bokula.「涙 滲むのは心の本音です.」Release Tour「僕らで時代を作ります。ワンマンツアー ~“じゃけぇ”ってすぐ言う編~」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:タカギユウスケ[LiveYou])

bokula.「涙 滲むのは心の本音です.」Release Tour「僕らで時代を作ります。ワンマンツアー ~“じゃけぇ”ってすぐ言う編~」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:タカギユウスケ[LiveYou])[拡大]

bokula.はえい(G, Vo)、かじ(G)、さとぴー(B)、ふじいしゅんすけ(Dr)の4人で構成される広島発のロックバンド。昨年12月に配信シングル「最愛のゆくえ.」でメジャーデビューを果たし、今年4月にはメジャー1st EP「涙 滲むのは心の本音です.」をリリースした。日常に寄り添う歌詞とキャッチーなメロディで人気を集め、ライブハウスを主戦場に活躍している。

かじ(G)(撮影:タカギユウスケ[LiveYou])

かじ(G)(撮影:タカギユウスケ[LiveYou])[拡大]

LIQUIDROOM公演のチケットはソールドアウト。これを受けて、えいは「どこが埋まったから図に乗れるとかじゃないんだけど、やっぱりすごいです。自分らを中心に音楽を求めて来てくれるんだもんな。このバンドと関わってくれる君に対して俺は鼻が高いです」とX(旧:Twitter)を通じて自らの思いを発信した。

さとぴー(B)(撮影:タカギユウスケ[LiveYou])

さとぴー(B)(撮影:タカギユウスケ[LiveYou])[拡大]

ELLEGARDEN「The Autumn Song」がSEで流れる中、bokula.は登場して早々、耳をつんざくような轟音を鳴らす。1曲目はサブスクで配信されていない「愛すべきミュージック」。オーディエンスが手を上げジャンプを繰り返し、えいの呼びかけで肩を組むと、たちまちピースフルなムードが広がっていく。その後、カッティングギターが印象的な「足りない二人」、疾走感あふれる「ハグルマ」をシームレスに演奏すると、その熱烈なアンサンブルに呼応するように、観客が拳を突き上げた。

ふじいしゅんすけ(Dr)(撮影:タカギユウスケ[LiveYou])

ふじいしゅんすけ(Dr)(撮影:タカギユウスケ[LiveYou])[拡大]

「僕らで時代を作ります。ワンマンツアー ~“じゃけぇ”ってすぐ言う編~」というツアータイトルについて、えいは「大げさなタイトルを引っ提げてツアーをしてきたんですけど、本当に時代を作れてるような気がします。ありがとう」と言及。軽快なロックチューン「涙ばっかのヒロインさん」でイントロをたっぷり聴かせ、えいの身振り手振りを交えたパフォーマンスや、転がるようなキャッチーなサウンドで場内に熱気を作り出す。会場のあまりの熱狂ぶりに4人が驚きの反応を見せる中、ふじいは「クソ盛り上がっとんな! 待っとる人がいてくれたから、こっちも気合い入れてライブができます」と語った。

観客に支えられて歌うえい(G, Vo)。(撮影:タカギユウスケ[LiveYou])

観客に支えられて歌うえい(G, Vo)。(撮影:タカギユウスケ[LiveYou])[拡大]

さとぴーの躍動感のあるベースで始まったのは、トリッキーな歌詞とヘビーなサウンドが印象的な「怪火」。bokula.の新境地とも言えるこの曲で、えいは燃えるような赤いライトを浴びながら、シャウト混じりのボーカルで空間を支配する。そんなダークなムードを打ち消すように「グッドラック」がパフォーマンスされると、フロアには心地よい幸福感が漂った。

えい(G, Vo)(撮影:タカギユウスケ[LiveYou])

えい(G, Vo)(撮影:タカギユウスケ[LiveYou])[拡大]

えいの実体験をもとにしたメジャーデビュー曲「最愛のゆくえ.」や、壮大なサウンドスケープを描く「いつ失ってもいいように.」といったエモーショナルなナンバーが続き、ライブは折り返しへ。かじは「マジでホントにありがたいです」、えいは「広島のド田舎からやってきたバンドです。この田舎ものが東京でライブをさせていただき、ホントにありがとうございます。イヤホンから流れるものじゃない熱気をしっかり伝えられればと思います」と思いを語る。ひとしきり感謝を伝えたメンバーは、アップテンポなサマーチューン「夏の迷惑」で再びファンのテンションに火を点けたあと、ミュージックビデオの再生数が200万回を突破した「バイマイフレンド」をパフォーマンス。えいのアカペラに重ねるように、オーディエンスが大合唱すると、えいは「俺の分、とるなよ! bokula.でよかったよ。俺たちだけの歌じゃないな」とうれしそうな表情を浮かべた。

bokula.「涙 滲むのは心の本音です.」Release Tour「僕らで時代を作ります。ワンマンツアー ~“じゃけぇ”ってすぐ言う編~」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:タカギユウスケ[LiveYou])

bokula.「涙 滲むのは心の本音です.」Release Tour「僕らで時代を作ります。ワンマンツアー ~“じゃけぇ”ってすぐ言う編~」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:タカギユウスケ[LiveYou])[拡大]

ライブが終わりに近づく頃、えいは「まだ22歳だし、偉そうなことを言える立場じゃないけど、このツアーを作れたことは勲章になったし、一生忘れないだろうなと思ってる。教室の隅っこで誰からも声をかけられなかった人間の歌に耳を傾けてくれて……俺の人生を変えてくれてありがとうございます」とあふれる思いを言葉にする。そんな熱い思いを込めるように、bokula.は「愛してやまない一生を.」「高鳴り」を届けさっそうとステージを去った。

bokula.「涙 滲むのは心の本音です.」Release Tour「僕らで時代を作ります。ワンマンツアー ~“じゃけぇ”ってすぐ言う編~」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:タカギユウスケ[LiveYou])

bokula.「涙 滲むのは心の本音です.」Release Tour「僕らで時代を作ります。ワンマンツアー ~“じゃけぇ”ってすぐ言う編~」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:タカギユウスケ[LiveYou])[拡大]

熱烈なアンコールに応えて再登場したbokuka.は、ツアー限定CDの表題曲「若者が全て.」を披露。にぎやかなショートチューン「満月じゃん。」ではえいが途中でギターを置いてステージから身を乗り出して絶唱し、かじ、さとぴー、ふじいもエネルギーを使い果たすようなパフォーマンスでオーディエンスを圧倒した。ここでライブは終わったかと思いきや、4人はもう1回「満月じゃん。」をプレイ。爆発的な盛り上がりを見せる中、ライブは幕引きとなった。メンバーが捌けたあとも、多くのファンが会場に残り、BGMで流れる「バイマイフレンド」をしばらく歌い続けていた。

bokula.「涙 滲むのは心の本音です.」Release Tour「僕らで時代を作ります。ワンマンツアー ~“じゃけぇ”ってすぐ言う編~」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:タカギユウスケ[LiveYou])

bokula.「涙 滲むのは心の本音です.」Release Tour「僕らで時代を作ります。ワンマンツアー ~“じゃけぇ”ってすぐ言う編~」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(撮影:タカギユウスケ[LiveYou])[拡大]

bokula.は9月29日に東京・Spotify O-EASTでリリースツアーの追加公演「『涙 滲むのは心の本音です.』Release Tour 『僕らで時代を作ります。 ~これ“わや“じゃん~』」を開催。本公演はbokula.史上最大キャパのワンマンとなる。

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音楽ナタリー @natalie_mu

【ライブレポート】bokula.

“時代を作った”メジャー1st EPツアー
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https://t.co/2APPpazOTn

#bokula https://t.co/s5nkngs7VZ

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