昨年4月に行われた「Mrs. TAIBAN LIVE」に続き、今年も行われた対バンライブ。21日には
乃木坂46
乃木坂46は「おひとりさま天国」で華やかにライブをスタート。その勢いのままメンバーは花道を駆け抜け、センターステージで「ガールズルール」を弾けるような笑顔で届ける。「裸足でSummer」ではオーディエンスが一斉にタオルを掲げ、熱いコールを力いっぱい飛ばした。井上は「ミセスさんの楽曲を普段から聴かせていただいていて、すごく楽しみだったんですけど、私は初めての対バンライブなのでちょっと不安もあったんですよ。でも、皆さんが盛り上がってくださってたくさん声を出してくれて。それで今日は絶対いいライブになると思いました!」と声を弾ませる。ミセスファンだという佐藤は「毎日聴かせていただいています。私はミセスさんの曲の中でも『光のうた』という曲がすごく好きで。気持ちが落ちてるときにミセスさんの曲を聴くと、自分はこういう言葉をかけてほしかったんだなと思う。寄り添ってくれる歌詞が多い。『光のうた』を聴くと『泣きたくなってもいいの』『君次第でいいの』って、自分を肯定してくれてるような気がして、よく助けられてる曲です」と熱く語った。
ここから乃木坂46は疾走感あふれるダンスチューンを連投。「Monopoly」を爽快にパフォーマンスしたあと、「シンクロニシティ」「制服のマネキン」でクールにフォーメーションダンスを繰り広げる。遠藤のソロダンスでスタートした「ごめんねFingers crossed」では、ラテン調の激しいビートに合わせてメンバーが情熱的に歌い踊った。
その後、乃木坂46の5期生が冠番組「超・乃木坂スター誕生!」で先日ミセスと共演したときのことを振り返る。五百城は「小中学生の頃からずっとミセスさん聴いていて。番組で一緒に歌わせていただける機会はうれしかったんですけど、すごく緊張してしまって。みんな緊張していたんですけど、リハーサルのときに大森(元貴 / Vo, G)さんがちょけてくださって。それをみんなで見ていて、ちょっと和んでリラックスして本番に挑むことができた思い出があります」とエピソードを語る。川崎は「『超・乃木坂スター誕生!』でご一緒させていただく前に、実は5期生はミセスさんのライブを観に行かせていただいて。そのときに第一声で心が引き込まれて、私たちもそういう歌い方をやっていきたいねという話をしていた」と話し、「大森さんが番組に来てくださったときに、その秘訣を聞いてみようという話になって、大森さんに質問をさせていただいたんです。そしたら『そんなに特別なことはしていなくて、そのときの100%を出せたら100点だよ』と優しくアドバイスしてくださった。それで歌に対して気負わないようにしたらもっと楽しめるんじゃないかと思って、それからすごく歌を好きになった」と顔をほころばせた。
そんなMCを経て、乃木坂46が歌唱したのは「超・乃木坂スター誕生!」で披露したMrs. GREEN APPLEの楽曲「春愁」。しなやかなダンスを交えて、メンバーは1つひとつの言葉を大切に紡ぎ上げた。さらに「きっかけ」のイントロが流れると、大森がステージに登場する。「きっかけ」は以前、大森がインスタライブで口ずさんだことがあり、ファンから「いつか歌ってほしい」という声も上がっていたナンバーだ。大森をセンターに据えて18人は横並びになり、穏やかな表情でこの曲を歌唱。特に大森と久保が歌声を重ね、美しいハーモニーを響かせる場面は、オーディエンスの心に深い余韻を残した。
ライブ終盤を迎え、「好きというのはロックだぜ!」「帰り道は遠回りしたくなる」をさわやかに披露した乃木坂46。最後に彼女たちが「Sing Out!」を届けると、会場は大きなクラップとともにピースフルな空気で満たされた。
Mrs. GREEN APPLE
乃木坂46からバトンを受け取ったミセスは「ANTENNA」を開放感たっぷりに演奏。「遊ぼうぜ、横アリ!」と大森が告げると、彼らは「ナニヲナニヲ」「SimPle」といった初期のギターロックナンバーを連投して会場を大きく沸かせる。若井滉斗(G)のテクニカルなギターフレーズが印象的な「ライラック」ではみずみずしいサウンドが晴れやかに響き渡り、盛大なシンガロングも広がった。「みんなもっと声出せますか!」と藤澤涼架(Key)がさらに観客を煽ると「青と夏」がスタート。夏の空気で場内を満たしたかと思えば、彼らは空気を一変させてダークなナンバー「Loneliness」を続ける。火柱が立つステージを背に大森は花道を進み、感情剥き出しのボーカルを披露してオーディエンスを圧倒した。
その後もミセスは、ジャジーなナンバー「Feeling」や壮大なバラード曲「Soranji」を次々と演奏。ミセスの楽曲を聴いているメンバーが多いという乃木坂46のMCを受けて喜びつつ、「五百城さんの『小中学生の頃から聴いてて』という言葉を僕は聞き逃さなかった。『小中学生!?』ってびっくりしちゃった。いつからやってるんだ、俺らって」と大森が目を丸くする場面もあった。そしてミセスは前日にリリースしたばかりの新曲「Dear」をライブで初パフォーマンス。鼓動の音を想起させるような躍動感のあるビートに乗せて、大森は生命力あふれる歌声をスケール感たっぷりに届けた。
「Magic」をきらびやかに歌い上げた大森は、7月開催のスタジアムライブ「ゼンジン未到とヴェルトラウム~銘銘編~」の計15万枚のチケットが一般発売を待たずしてソールドアウトしたことについて言及。「おいおい、ソールドしてんじゃねえよという方もいらっしゃるかもしれないので……」と述べると、10月に神奈川・Kアリーナ横浜で8DAYSの定期公演「Mrs. GREEN APPLE on "Harmony"」を行うことを発表してオーディエンスを驚かせた。突然の発表に興奮冷めやらぬ中、大森が「最後の曲になります」と前置きして歌い始めたのは乃木坂46の「ぐるぐるカーテン」。バンドアレンジでサビを披露したあと、大森は「間違えちゃったすみません。普通に俺が好きな曲を歌っちゃった」と茶目っ気たっぷりに笑った。オーディエンスとともに「ありがとうございました!」と対バン相手である乃木坂46に感謝を示したあと、ミセスはラストナンバー「ケセラセラ」を演奏。高らかにファンファーレを鳴らし、新たなつながりが生まれたこの日を締めくくった。
セットリスト
Mrs. GREEN APPLE「Mrs. TAIBAN LIVE 2024」2022年5月21日 横浜アリーナ
乃木坂46
01. おひとりさま天国
02. ガールズルール
03. 裸足でSummer
04. Monopoly
05. シンクロニシティ
06. 制服のマネキン
07. ごめんねFingers crossed
08. 春愁(Mrs. GREEN APPLE)
09. きっかけ
10. 好きというのはロックだぜ!
11. 帰り道は遠回りしたくなる
12. Sing Out!
Mrs. GREEN APPLE
01. ANTENNA
02. ナニヲナニヲ
03. SimPle
04. ライラック
05. 青と夏
06. Loneliness
07. Feeling
08. Soranji
09. Dear
10. Magic
11. ケセラセラ
ライブ情報
Mrs. GREEN APPLE on "Harmony"
2024年10月5日(土)神奈川県 Kアリーナ横浜
2024年10月6日(日)神奈川県 Kアリーナ横浜
2024年10月9日(水)神奈川県 Kアリーナ横浜
2024年10月10日(木)神奈川県 Kアリーナ横浜
2024年10月15日(火)神奈川県 Kアリーナ横浜
2024年10月16日(水)神奈川県 Kアリーナ横浜
2024年10月30日(水)神奈川県 Kアリーナ横浜
2024年10月31日(木)神奈川県 Kアリーナ横浜
※川崎桜の崎は立つ崎が正式表記。
معلمة انجليزية ومدربة ستيب🇸🇦 أيلتس🇬🇧، توفل @Languages_withK
@natalie_mu @MotokiOhmoriMGA 素晴らしいイベントでした、皆さんのパフォーマンスに本当に感謝しています 🙂