高橋愛卒業コンサート「娘。になれて本当によかった」

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昨日9月30日、東京・日本武道館でモーニング娘。の単独コンサート「モーニング娘。コンサートツアー2011秋 愛 BELIEVE ~高橋愛 卒業記念スペシャル~」が開催。この公演を持って、リーダーの高橋愛がモーニング娘。およびハロー!プロジェクトを卒業した。

高橋愛はこの日会場に来ていた明石家さんまに向けても、ラジオでの共演を機にいろいろ学んだことについて感謝の言葉を贈った。

高橋愛はこの日会場に来ていた明石家さんまに向けても、ラジオでの共演を機にいろいろ学んだことについて感謝の言葉を贈った。

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同期の強い絆で結ばれた高橋愛(写真右)と新垣里沙(左)。新垣は「愛ちゃん、10年間お疲れさま!」と笑顔で高橋を送り出した。

同期の強い絆で結ばれた高橋愛(写真右)と新垣里沙(左)。新垣は「愛ちゃん、10年間お疲れさま!」と笑顔で高橋を送り出した。

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涙をこらえながら「友(とも)」を熱唱するモーニング娘。のメンバー。

涙をこらえながら「友(とも)」を熱唱するモーニング娘。のメンバー。

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ダブルアンコールでは、10期メンバーを含む総勢13名で「涙ッチ」を歌唱。

ダブルアンコールでは、10期メンバーを含む総勢13名で「涙ッチ」を歌唱。

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前日29日にも同会場でコンサートが行われ、その際には10期メンバー4名の発表や、元5期メンバー小川麻琴&紺野あさ美のゲスト出演などのサプライズを用意。2日目となる30日の公演では、アンコールで高橋の卒業セレモニーが行われ、足の怪我で療養中の光井愛佳も会場に駆けつけた。

コンサートは高橋が男性パートを務める「Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~」からスタート。最新シングル「この地球の平和を本気で願ってるんだよ!」「彼と一緒にお店がしたい!」や、10月12日発売のニューアルバム「12, スマート」からの新曲を交えつつ、パワフルなダンスと歌で観客を魅了した。

MCでは前日に初お披露目となった10期メンバーも挨拶。飯窪春菜は「人生初めての煽りをやってもよろしいでしょうか?……ライブハウス武道館、イエーイ!」と叫んで、会場に集まったファンを沸かせた。彼女たちを観た9期メンバーの鞘師里保は、「歳が近いので親近感がある」とコメント。同じく9期の鈴木香音は「10期の4人と一緒に成長していきます!」と力強く語った。

また、ライブ中盤に高橋がソロ曲「電話でね」を歌う際には、客席が黄色のケミカルライト一色に染まるサプライズも。この光景を目にした高橋は、うれしそうに笑顔を浮かべエモーショナルな歌声を響かせた。そして、ライブ本編最後の曲「ブラボー」では、ステージ上のメンバーと観客が一体となって大合唱。曲の合間には道重さゆみが高橋にキスするなど、メンバー同士の絆を強く感じさせるパフォーマンスに客席から大きな声援が送られた。

アンコールを待つ間、会場には「愛ちゃんコール」が鳴り響く。そして、再び黄色いケミカルライトが会場全体を包む中、高橋がステージに登場。ファンやメンバーに向けた手紙を読み始めた。手紙の中では2001年8月26日にオーディションに合格してから10年1カ月にわたるモーニング娘。、そして4年4カ月務めた6代目リーダーとしての活動を振り返り、「モーニング娘。になれて本当によかったと思います」「この宝物があれば、これからもがんばれると思います」と宣言。同期の新垣里沙に向けては「ガキさん、先に卒業しちゃってごめんね」と、1人にしてしまうことへの気遣いも見せた。そして、高橋はソロ曲「自信持って 夢を持って 飛び立つから」を歌唱。感極まってか歌詞を間違える箇所も多かったが、高橋はステージ上を動き回り、観客を煽っていった。

続いて、現メンバー全員参加による卒業セレモニーがスタート。10期メンバーに加え、休養中の光井も松葉杖でステージに現れ、順々に高橋の卒業を祝うメッセージを寄せていった。前日に加入したばかりの10期メンバーの中でも、先にハロプロエッグとしてモーニング娘。と活動をともにする機会が多かった工藤遥はエッグ時代を振り返り、「いい思い出をたくさんありがとうございました」とコメント。佐藤優樹は途中から言葉が出てこなくなり、その場で泣いてしまい高橋に抱きしめられる一幕もあった。9期メンバーの4人も、活動をともにした9カ月を振り返り高橋に感謝の言葉を贈る。譜久村聖は「卒業するまで高橋さんに心配かけないようにしようって9期メンバーで決めたんですけど、どうでしたか?」と高橋に質問し、会場の笑いを誘った。

久しぶりにメンバーと同じステージに立った光井は、「愛ちゃんのいろんないいところをもっと吸収したかったな。怪我をしてしまって一緒にいる時間が少なくなってしまったんだけど、今日ここで卒業をお祝いできたことをすごくうれしく思います」と涙ながらに発言。田中れいなは「れいな、シャイやけん(笑)。ずっと思っててもなかなか言えなかったことを、今までの分も込めて言います。愛ちゃん、ありがとう!」と、改めて感謝の気持ちを口にした。

道重は涙で言葉を詰まらせながらも、「愛ちゃんがリーダーだったから今のモーニング娘。がある。これからはガキさんがリーダーで、私たち6期(道重と田中)が後輩を引っ張っていけるようにがんばる」と宣言。同期の新垣は「今までは自分のことよりもみんなのことを考えてこの10年間がんばってたから、明日からは自分のために前に進んでいってほしいなと心から思います」と常にそばにいた仲間だからこそ言える言葉で、高橋の背中を押した。そして光井と10期メンバーを加えた編成で、「友(とも)」を熱唱。高橋も、ほかのメンバーも涙をこらえて笑顔で最後のひとときを楽しんだ。

このあと、ダブルアンコールで登場したモーニング娘。は、再び光井と10期メンバーを加えた総勢13名でラストナンバー「涙ッチ」を披露。ステージ上と客席の心がひとつになったところで、コンサートは幕を閉じた。最後に1人ステージに残った高橋は、被っていた帽子や着ていたパーカー、リストバンドなどを客席に投げ込む。そして、観客に向かって何度もお辞儀をし、最後に改めて深々とお辞儀をしてからステージを去った。

しかし、コンサートが終演を迎え客席が明るくなっても、会場のファンは「愛ちゃんコール」を続け客席から立ち上がろうとしない。そこに改めて高橋が現れ、「今日は平日なのに、中には休みまで取って会場に足を運んでくださった皆さん、本当に、本当にありがとうございました! これからも皆さんがいると思うとがんばれるような気がします。バイバイ。大好き!」と感謝の言葉を述べてステージを降りた。こうして、2時間40分におよぶ高橋愛の卒業コンサートは終了した。

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