GENERATIONS、メンディー卒業は「ドッキリだったらいいな」「怒っています」

11

1435

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 191 1225
  • 19 シェア

GENERATIONSが本日5月1日に東京・ホテル雅叙園東京にて記者会見を実施。6月25日をもってGENERATIONSとEXILEから卒業し、株式会社LDH JAPANを退社する関口メンディーを含むメンバー7人が今後の活動について語った。

GENERATIONS

GENERATIONS

大きなサイズで見る(全29件)

白濱亜嵐

白濱亜嵐[拡大]

メンディーの卒業発表の翌日に急遽開かれた本会見は、「ファンや日頃からお世話になっている人に直接今の気持ちを伝えたい」というメンバーの思いから開かれた。まずマイクを取ったのはリーダーの白濱亜嵐。緊張感のある会場の中でマイクがオフのまま彼がしゃべり始めてしまうと、ほかのメンバーから「しっかりしろよ」と野次が飛び、普段通りのGENERATIONSの姿に報道陣から笑い声がこぼれた。

白濱が会見を開いた思いを述べたあと、小森隼はメンディーがグループを卒業およびLDH JAPANを退社することになった経緯を説明。2022年、メンディーはGENERATIONSのデビュー10周年を記念したイベントやライブを走り抜いたのち、グループを卒業したいという思いをメンバーに告白した。それを受けてメンディーとメンバー、そしてスタッフたちは幾度となく話し合いを重ね、2024年6月25日を区切りに別々の道を歩むことになったという。メンディー卒業後、GENERATIONSは6月までに予定されている個人活動のスケジュールを経て、7月より6人組の新体制で活動していく。

関口メンディー

関口メンディー[拡大]

メンディーはまず「不出来な自分を支えてくれた」とEXILE HIROやGENERATIONSメンバーをはじめとするEXILE TRIBEメンバー、そしてDREAMERS(GENERATIONSファンの呼称)に感謝の言葉を述べる。そして自分にとって “実家”のような場所であるLDHに居続けるのではなく、自立することが親孝行につながると考えるようになったと明かした。日本人の母とナイジェリア人の父を持つメンディーは、10歳の頃に母からもらった手紙にあった「世界をつなぐ架け橋になってほしい」という言葉を胸に活動を続けてきたという。しかしながら今の自分に「架け橋になれているか?」と自問自答したところ「合格点はあげられなかった」ことから、世界で活躍するエンタテイナーになるべく、グループから卒業し独立するという考えに至ったと語った。

GENERATIONS

GENERATIONS[拡大]

白濱は「僕としては今後のやりたいことや展望を聞けば聞くほど、正直LDHにいたままのほうがいい、GENERATIONSにいたほうがもっとそれを叶えられるんじゃないかと思いました。でも1人でやると覚悟を決めた以上は、今のところではありますが、僕自身としてはメンディーくんがGENERATIONSに戻ってくるという選択肢はない。そのつもりで旅立ってほしい」とメンディーの卒業について言及。加えて「決して僕らは喧嘩別れではない。だからこそ正直難しい。モヤッとする部分が残っている」と複雑な思いであることを明かし、「DREAMERSの皆さま、リーダーとして7人のGENERATIONSを守れなくてごめんなさい。今後僕はこの6人のGENERATIONSを必死で守っていくべく、がんばっていきます」と結んだ。

片寄涼太

片寄涼太[拡大]

片寄涼太は「デビューする前から数えると13年間ともに活動してきた身として感じるのは寂しさ。同じステージに立って一緒にパフォーマンスする機会がなくなる思うと寂しい。そしてそれ以上に最年長でありながらメンバーからいじられるのがメンディーさんだったから、僕らが今後いじることがなくなってもいいのかなと心配。でもこれほどの強い意志があるのであれば、引き止めることはできない。個人的には、メンディーさんがどういう未来を描いていくのか見えていない。でも挑戦して一歩踏み出したほうが得られる景色やチャンスもあると思います。僕たちがその道を歩みたいと思うメンディーさんを阻むことはできない」とコメント。そして「僕個人としてはメンディーさんがどんなふうになっているか、半年に1回でも1年に1回でも会って『メンディーさんまだ元気に生きているな』と確認できたらと思っています」と添えた。

数原龍友

数原龍友[拡大]

続いてマイクを取った数原龍友は「新しいことに挑戦するのは素晴らしいこと。挑戦していこうというメンディーくんの思いを聞いたときには素直にすごいと思ったし、がんばってと仲間として送り出すべきと思った。だけどもしかしたら『LDHにいながらも叶えられるのでは?』とも思いました。自分たちが(メンディーを)そういう気持ちに留められなかったことは悔やまれます。そんな半々の気持ちがある中で今日を迎えました。もともとは他人だった僕たち7人が集まり同じ夢を志して切磋琢磨して過ごせた13年間はかけがえのない、宝物のような時間。ここまで来たら送り出してあげたいです」と心境を吐露。続いて自身が語学留学で海外にいたところから会見のために帰国したことについて触れ、「メンさん、帰りの席、グレードアップしてもらってもいい? 帰りは足を伸ばしたい」と飛行機の座席のグレードアップをメンディーにおねだりして会場の笑いを誘った。

中務裕太

中務裕太[拡大]

「めちゃくちゃ怒っています」と語気を強めたのは中務裕太。「最初はすごく寂しい気持ちだったけれど話していく中で納得できないという感情が湧いてきて、今も正直ムカついています。でもこんな感情が湧くのはメンディーくんが大好きで、これまでたくさん助けられたから。興味がなければ怒りも湧かないです。メンディーくんにはこれからの活動で僕を納得させてほしいし、もしGENERATIONSに戻ってくることになっても、僕が納得してなかったらNOと言わせていただきたい。でも応援はしてます。僕の気持ちやDREAMERSの思いを忘れないで」と白濱と同じようにメンディーの決断に納得できない部分もありながらも応援する旨を述べた。

小森隼

小森隼[拡大]

小森は「正直メンディーさんからグループを卒業したいと聞いたとき、辞めないだろうなと思ったし、辞めずにどうにかなると思いました。でも話し合っていくうちにメンディーさんがグループを卒業することが現実味を帯びてきて僕自身不安になりました。僕自身もグループの活動を辞める選択肢を考えた夜もありましたが、でもいざその瞬間をイメージしたときにその決断はなく、GENERATIONSを全力でやりきりたいという思いになった。この7人でやり続けたい思いは心の中にあって、寂しい気持ちと納得できない自分がいる。メンディーさんが前を向いて歩いていくように僕ら6人もさらに前を向いて、この選択が間違いじゃなかったと思えるように結果を出していきたいです。メンディーさん、後悔のない道を歩んでいってください」とメンディーにエールを送る。

佐野玲於

佐野玲於[拡大]

メンディーとGENERATIONS結成前から友人だった佐野玲於は、「ただの友達で始まってLDHの仲間に加えてもらって、1つ夢や目標を達成したら一緒に喜び、失敗して怒られて、この13年間はお互いにたくさんのことを学んで成長してきました」とこれまでメンディーと共に過ごした時間をしみじみ振り返る。そして「個人的に辞めてほしくないなと今でも思っています。昨日の夜までドッキリだったらいいな、HIROさんが看板持って『ドッキリ大成功!』っていうのを夢見ていました」と寂しそうな表情を見せ、「僕らは母子家庭ひとりっ子なので親孝行をお互いしようという気持ちですね。いろんな意見はありますけど、俺は友達なので助けられることなら助けますというか、戻ってきたいとなったら俺は一緒に頭を下げる。それくらいの感じです」と照れくさそうに語った。

左から佐野玲於、関口メンディー。

左から佐野玲於、関口メンディー。[拡大]

6人の思いそれぞれにエピソードを交えながら感謝の思いを述べたメンディー。「玲於に関してはLDHに入る前からずっと友達でたくさんの時間を一緒に過ごしてきて、今回の件に関しても一番話したと思う。友達としての言葉も投げかけてくれてそれが僕の救いになった。友達として変わらずまた一緒に遊んでもらえたらうれしい」と言われた佐野は、すでに飲み干し空っぽのグラスに刺さったストローをズズズッとすすりにんまりしていた。

左から数原龍友、中務裕太。

左から数原龍友、中務裕太。[拡大]

その後、GENERATIONSは5月6日に出演する「CDTVライブ!ライブ!」が現体制最後のパフォーマンスになることと、7月より新体制で活動していくことを報告。秋頃にはツアーの開催を予定しており、そのツアーをサポートするメンバーを募集することを明かした。サポートメンバーの募集要項などについては追って発表される。また対バン形式のライブ開催も示唆されたので、こちらについても続報を待とう。対バンアーティストにメンディーが立候補するとメンバー全員から「NO!」の返事があったが、サポートメンバーとしての参加については中務が「まあ対等な立場じゃなければ……」と言って笑いを巻き起こした。

報道陣からの質疑応答のコーナーで、グループ卒業後どのような活動をするのかと問われたメンディーは「まだ何も決まっていないんですよ。今ここで言えることはエンタテインメント王に俺はなるということですね。日本で活動しないということではなく、今までのようにアーティスト、お芝居など、活動の幅を広げていきたい」とコメント。今の気持ちをこれまでイベントやテレビ番組などで発してきた「◯◯ディー!」というオリジナルワードで表現してほしいとリクエストを受けると「世界でエンタメンディー!」と力強く答えた。

白濱亜嵐

白濱亜嵐[拡大]

最後に白濱は「僕たちには僕たちの楽曲を聴いてくださる皆さんの夢を応援したいという思いが根本にあるので、残された僕ら6人からしてもメンディーくんの夢を応援したいと思っております。僕たち6人の未来も、メンディーくんの未来もぜひとも温かく見守ってもらえたらうれしいです。今後僕らの活躍の場があったとしたらまたそちらにも足を運んでもらえたらと思います」と延べ、会見を締めくくった。

白濱亜嵐、片寄涼太、数原龍友、小森隼、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太からなるGENERATIONSは2011年にグループとして活動を開始し、2012年11月12日に1stシングル「BRAVE IT OUT」でデビュー。2015年にはホールツアーを、2017年にはアリーナツアーを、2018年には初のドームツアーを開催した。2019年にはグループとして初の全国5大ドームツアー「GENERATIONS LIVE TOUR 2019 “少年クロニクル”」を開催し、46万人を動員。同年の年末には「NHK紅白歌合戦」に初出場を果たした。

関連記事

TBS系「CDTVライブ!ライブ!」

2024年5月6日(月・振休)18:30~21:00

この記事の画像(全29件)

読者の反応

きみすたすとりーと@アポイント・シグナル @sazankuwata

ドッキリだったらいいな

GENERATIONSメンバーのレギュラー番組に「モニタリング」がありますね。。。? https://t.co/F8UG4ESaeV

コメントを読む(11件)

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 GENERATIONS の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。