アユニ・Dが日常からの幸せの見つけ方、人生から得た学び、自己受容の大切さを共有

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アユニ・D(PEDRO、ex. BiSH)が本日4月14日に東京・下北沢BONUS TRACK GALLERYで開催中のFRISKによるプロジェクト「#あの頃のジブンに届けたいコトバ」の特別展示イベント内のトークショーに登壇した。

アユニ・D

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「#あの頃のジブンに届けたいコトバ」では、コロナ禍を乗り越え、新生活に向き合うにあたって悩みや不安を抱える社会人や学生を応援。プロジェクトに賛同した著名人が不安を抱えていた時期の自分に向けて書いた手紙の内容を中心に、フレッシャーたちにメッセージを贈る。4月17日まで開催中の特別展「#あの頃のジブンに届けたいコトバ展」では、Aile The Shota、アユニ・D、imase、尾崎世界観(クリープハイプ)、児玉雨子、SIRUP、TENDRE、長塚健斗(WONK)、めがね、ぼる塾、三船雅也(ROTH BART BARON)の手紙が展示されている。

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アユニ・Dは、2016年にBiSHに加入し、その後ソロでのバンドプロジェクト・PEDROを立ち上げた。BiSH解散後に「株式会社 浪漫惑星」を設立して以降、PEDROを中心に精力的に活動している。この日のトークショーに学生や新社会人も参加していたことから、アユニはまず「新しい生活の始まりは、自らの選択が増えることを意味する」とし、その過程での楽観的な姿勢を語った。「#あの頃のジブンに届けたいコトバ」プロジェクトに参加して、過去の自分に手紙を書く中で、これまで公にしてこなかった自身の年齢などを明かしたというアユニ。彼女は「普段は手紙を書かない」そうだが、ファンからもらった手紙には特別な意味があると話し、その1つひとつに深い感謝の気持ちを抱いていることを語った。

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またアユニは、同プロジェクト参加アーティストの手紙を読むことで、それぞれの多様性とその背後にある複雑な感情を感じ取ることができたという。「アーティストになる人って社会不適合者が多いんだなって(笑)。自分もしかりですけど。1人でなかなか生きていけず、とか。普通に生きていると気付かないこともあるけど、お手紙になったことで、ステージでキラキラしている人もいろいろあるんだなということがわかりました。人間は死ぬまで見習い中でいいんだろうなって」と述べ、「あと純粋にギャップに萌えました! imaseさんなんて、ステージであんなにキラキラしているのに、中学生男子みたいな字を書くんだな!とか」と笑顔を浮かべた。

アユニ・Dトークショーの様子。

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このほか、アユニは自身の孤独や内向的な性格、変化を求めた時期の心境の変遷についてもコメント。特にBiSH加入が彼女の人生を大きく変えた瞬間だったと振り返り、音楽やそのほかのさまざまな要素が、彼女の生き方に影響を与えたことを明かした。さらに「ママ大好き」と笑うアユニだったが、実は1年ほど前まで“絶縁状態”だったという。なぜ母親との関わりを再び持つようになったかについては、「紆余曲折があって、やっぱりこの人(母)には敵わないなと。44歳くらいで私のことを生んでいて、もうおばあちゃんなんですけど、分け隔てなく人と接する人で、いろんな人から「かあさん!」と呼ばれるような、老若男女に愛されている存在で。周りから愛されているから、『私のお母さんだよ!』と嫉妬することもありました(笑)。そして、私が母と、“人と人”の関係で接することができるようになってから、なぜ母が愛されているかわかりました。私は実家に住んでいたときは365日お母さんのごはんを食べていて、入学式の日くらいしかステーキは食べられないし、コンビニのごはんも特別なものでした。でも、今になって『毎日ごはんを作ってくれて、なんて偉大なことをしてくれてたんだろう』と気付きました」と振り返り、「私のことをお腹を痛めて産んでくれた母、いいな」と母への愛を語った。さらに母との関係について、アユニは「自分はたまたま母親との相性がよかった」としており、「人によっては家族で仲悪いことだってある。何億人もいる地球ですから、性に合うパートナーがいたら、そういう人を大事にしていけたらいい」と持論を述べた。

アユニ・Dトークショーの様子。

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続いてアユニは自己受容と表現の重要性を強調し、特に自分を愛することの意味についても掘り下げた。彼女は他人からの愛を受け止めることの大切さを述べており、その過程で自分自身をいたわることの大切さにも言及。「何事もやってみること」が重要であると語り、「意外と他人は気にしてないんだな」と自身の経験を通じて学んだことにも触れる。彼女は人に迷惑をかけることもあるが、そのぶん「自分を頼ってもらえるように努力しよう」という姿勢を持つことで、人との関係が楽になり、人と向き合うことが好きになったと明かした。さらにアユニは「食わず嫌い、知らず嫌い、やらず嫌いはよくない。行ってみたら楽しい、やってみたら楽しいってことはたくさんある。億劫なことって着手してみたら意外といい感じになる」と述べ、新しいことに挑戦する楽しさを強調。「衣食住は死ぬまでやらなきゃいけないんだから、楽しめたほうがいい」と続け、日常生活の中で幸せを見つけることの重要性も口にした。

アユニ・Dトークショーの様子。

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さらに社会人としての生活や、失敗から学ぶことの価値、自分への愛し方や心の落ち着かせ方などについて語ったアユニ。心の落ち着かせ方については「ハプニングが起きても、事件があっても、とりあえず一旦深呼吸。そして何が起こったのかを把握する。深呼吸は大事ですよ。焦ってるときは呼吸が浅くなってますから。深呼吸は無料なんでなんぼでもやってください」と自らが体得した方法を共有した。約1時間にわたってさまざまな話題が飛び出したこのトークショーは、アユニの多面的な人間像が浮き彫りとなり、彼女がこれまでに経験した成長と変化などをファンに共有する貴重な機会となった。

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【トークショーレポート】アユニ・Dが日常からの幸せの見つけ方、人生から得た学び、自己受容の大切さを共有(写真10枚) https://t.co/hLnuy8Y7vI

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