ベイスターズファンの高橋は2022年、2023年と2年連続で横浜DeNAベイスターズのホームゲームでセレモニアルピッチを務めており、今回で3度目の登場となる。高橋は「YOKOHAMA GIRLS☆FESTIVAL 2024 Supported by ありあけハーバー」と題された本日の試合で、イベントテーマである「起こせ、春の嵐。」のとおり、チームに勢いをつけるべく全力投球を行った。
高橋はHiHi Jetsにちなんで「8181」の背番号入りのユニホームを背負ってマウンドへ。「横浜市出身、生まれてから24年ベイスターズファン、HiHi Jetsの高橋優斗です! よろしくお願いします!」と元気いっぱいに挨拶し、「ベイスターズファンの皆さんに朗報です! 高橋優斗が過去に出た試合、全部勝ってます!」とベイスターズファンを鼓舞した。高橋は大きく息を吸い、セットポジションから全力投球。白球はベイスターズの捕手・山本祐大選手のキャッチャーミットにノーバウンドで収まり、スタンドから大きな拍手が沸き起こった。
セレモニアルピッチを終えた高橋は「いやー、緊張しましたね。何回来てもハマスタのマウンドは緊張しますよ。最初にオールスターの始球式で投げさせてもらったときはめちゃめちゃいいストライクが入ったんです。でも、それ以降はキャッチャーが取れないところに暴投してしまっていたんですよね」とこれまでの始球式を振り返る。そして「今日上茶谷(大河)選手が一緒に練習してくださって。去年も練習に付き合っていただいたんですが、今年もいろいろと教えてくださって。『練習はよくても、本番緊張するんですよね』と言ったら、『今年はいけますよ』と言ってくれたんです」と話し、「『当ててしまったらと思うと怖いんです』という話をしたら、『避けるプロなので大丈夫です』と言ってくれて。上茶谷選手がアドバイスをしてくださったから、今年はキャッチャーが取れる球を投げられました!」と安堵の笑顔を浮かべた。
しかし本日の投球の点数を記者に尋ねられると、高橋からは「75点……!」という数字が。高橋は「やっぱりストライクゾーンに決めたかったですよね。アウトロー低めにちゃんと決められるようにしたいなと思いました」と次回登板に向けて意気込んだ。「今年のベイスターズで期待してる選手は?」という質問が飛ぶと、高橋は「いっぱいいるんですけど……もちろん度会(隆輝)選手は絶対」とオープン戦から輝かしい成績を残しているドラフト1位ルーキーの名前を挙げたうえで、「石上(泰輝)選手、井上(絢登)選手のドラフトトリオですよね。今日はこの3人がスタメンですけど、ここで開花したら熱くないですか?」とルーキーの名前を興奮気味に連ねた。
しかしここで囲み取材部屋のモニターを通して、1回表にヤクルトの村上宗隆がホームラン1号を打ったことがリアルタイムで知らされる。「村上選手!? ホームラン出ちゃいました……!」と高橋はうろたえつつ、「ここからですからね!」と気持ちを切り替えてベイスターズの期待の若手選手の話を続け、「松尾(汐恩)選手もいますし。ロマンがすごい。長打が出る。フレーミングもめっちゃうまくて見ていて気持ちいい。小園(健太)選手もこの前はちょっと悔しい試合になってしまいましたが、ここから伸びてくる。ここから次世代ベイスターズと、今までベイスターズを引っ張ってきた選手が共存する数年間になってくる。一番ベイスターズにとっては熱い時期なんじゃないかなと思います」とベイスターズの明るい未来に期待を寄せた。
※高橋優斗の「高」ははしご高が正式表記。
Khansa Tahir @KhansaTahir05
@natalie_mu Good