「霊験お初~震える岩~」は宮部みゆきによる時代小説「震える岩 霊験お初捕物控」が原作の時代劇。70年以上にわたって培われてきた京都撮影所の時代劇スタッフの技術と、最新VFXを組み合わせた大型ドラマとなり、主演を
物語の舞台は江戸時代後期の享和2年(1802年)。日本橋通町の一膳飯屋の看板娘である主人公・お初は、ある出来事をきっかけに普通の人には見えないものが見え、聞こえないものが聞こえる不思議な力=霊験に目覚める。そんなお初の力を見込んだ南町奉行・根岸肥前守鎮衛は、不可思議な奇談をまとめた書物「耳袋」の収集にあたって、彼女に協力を依頼し、サポート役として力見習いの古沢右京之介を引き合わせる。お初と右京之介は一度死んだ男が蘇ったという奇怪な事件、そして赤穂藩主・浅野内匠頭が切腹した屋敷の庭にある岩が夜ごと震える奇怪な現象に直面。お初は「なぜ私は普通ではないのか」と自身の力に戸惑いながらも、「悪意がもたらす悲しみの連鎖を断ち切ることができるのは自分しかいない」と人にはない力を持った者の務めに気付き、力強く立ち向かっていく。
京本が演じるのは、お初とバディを組む右京之介。一見頼りない“草食系男子”だが、実は鋭い洞察力で事件の本質を見抜いていく切れ者という役どころだ。京本は右京之介について「ドジというかシャイで天然要素もあり、ちょっと頼りないところもあるので序盤まではダメダメな右京之介ばかりが出てきます。でも、実はすごくギャップを秘めている役どころで、後半になるにつれて、そのギャップが浮かび上がってくるんですよね。さらに、右京之介には大きな傷を負った過去もあって、それが物語とリンクしてきてからがどんどん面白くなっていきます。ぜひ右京之介のバックボーンも楽しみにしていただけたらうれしいです」とコメントしている。
上白石萌音 コメント
オファーを受けたときの心境
宮部みゆきさんといえば私の中では時代小説の印象が強く、その世界の中に入ることができるのをとてもうれしく思いました。そして、私は東映の京都撮影所が大好きなので、また、スタッフの皆さんと一緒に新しい時代劇を作ることができるんだ、とワクワクしました。
自身の役柄・お初はどのような女性か
お初は人には見えないものが見えたり聞こえないものが聞こえたりする力を持っています。原作と違って、ドラマではその力に目覚めるところから描かれるので、怖がったり戸惑ったりする等身大の気持ちに共感していただけたらと思いながら演じました。その一方で、お初には江戸っ子ならではの肝っ玉の据わったところもあって、演じていて楽しい役でしたね。
霊を見たり死者の声を聞いたりするお初を演じての感想
現場にはメイクさんや衣装さんの職人技でゾンビや死霊など尋常じゃないものがたくさん出現し、しかも照明の当て方もとても恐ろしくて…演じていて、本当に怖かったです(笑)。でも撮影が続くと慣れてきて、死霊役の方々と談笑したりとシュールで楽しかったですね。現場で撮影したものにVFXで新たな効果が足されるとのことなので、出来上がりはかなり怖い映像になるんじゃないかな。でも怖い部分だけでなく、コミカルだったり、温かかったり、人間の情の深さにスポットが当たるシーンもあったり、とても面白いバランスのドラマになっていると思います。
タッグを組む京本大我の印象
京本さんは常にフラットで実直な方なので、私自身も無理せずにいられて、現場の居心地がすごくよかったです。右京之介という役にこれ以上ないほどぴったりとハマっていて、だからこそ私も自然とお初になることができたと感謝しています。
お初と右京之介はどのようなバディだと思うか
お初と右京之介は、身分はかなり違いますが、そういうものを超えて対等に協力し合いながら謎に向かっていく面白いバディ。お初にも不思議な力がありますが、右京之介にも持って生まれたある才能があって、足りない部分を補い合ったり、得意分野でお互いを助け合ったりする感じが、演じていて気持ちが上がりました!
視聴者へのメッセージ
江戸時代の物語ですが、“人間っていつの時代も変わらないんだな”とさまざまな意味で感じていただける作品だと思います。身近な人たちと一緒に、親しみを持って見ていただけたらうれしいです。ぜひ楽しんでください!
京本大我 コメント
オファーを受けたときの心境
時代劇はとてもひさしぶりでしたし、そもそも経験値があまりなかったので、最初はちょっと身構えた部分もあったのですが、脚本を読ませていただいたらテンポの軽快さとゾッとする怖いシーンとのメリハリにものすごく引き込まれました。これを実写化したらどうなるんだろうというワクワク感、高揚感があり、撮影が楽しみでした。
自身の役柄・右京之介はどのような男性か
まず、僕の名字の“京”という字が名前に入っているので“縁”を感じましたね。与力見習いという役どころですが、ドジというかシャイで天然要素もあり、ちょっと頼りないところもあるので序盤まではダメダメな右京之介ばかりが出てきます。でも、実はすごくギャップを秘めている役どころで、後半になるにつれて、そのギャップが浮かび上がってくるんですよね。さらに、右京之介には大きな傷を負った過去もあって、それが物語とリンクしてきてからがどんどん面白くなっていきます。ぜひ右京之介のバックボーンも楽しみにしていただけたらうれしいです。僕は実年齢29歳で、19歳の右京之介と10歳も違うのですが、普段から幼く見られることが多いのであまり考えすぎず、とにかくこの右京之介という役をまっすぐ生きてみたら役柄の魅力が出てくるかなと思いながら向き合いました。
草食系という役柄を演じてどうか
草食系みたいな、もどかしい役どころはけっこう多いんですよ。僕自身、草食系か肉食系かと聞かれると…よくわかりません! けっこうサバサバしてますし、特別シャイではないので、右京之介とのギャップを楽しんで演じています。
タッグを組む上白石萌音さんの印象
僕はミュージカルに出演させていただく機会が多く、上白石さんもミュージカルに挑戦されている印象が強かったので、いつか舞台の上でお会いすることになると勝手に思い込んでいました。だから、こんな意表をついた形での初共演はびっくり。上白石さんがそのお人柄で現場を柔らかく包み込んでくださるので、毎日楽しく撮影させてもらいました。
お初と右京之介はどのようなバディだと思うか
2人は身分こそ違いますが、互いに信頼し合い、徐々に育まれた絆によって、居心地のいい関係性を構築していきます。ゆくゆくは右京之介が尻に敷かれるんだろうなと予感しちゃうぐらいのパワーバランスです(笑)。視聴者の皆さんにかわいらしい、癒される2人だなって思っていただけたらいいな。ホームズとワトソンみたいなバディ感があると思います。
視聴者へのメッセージ
この作品は、お初と右京之介の関係性のほかに親子関係や夫婦関係が描かれるほか、ホラーやミステリーの要素もあって、これでもかというぐらい盛りだくさん。幅広い層の皆さんに楽しんでいただける作品です。この作品を見ていろいろなことを感じて次の日の活力にしていただけたら幸いです。
宮部みゆき コメント
駆け出しのころ、手探りで一生懸命に書きあげた懐かしい作品が、年月を経て、上白石萌音さんと京本大我さんという、今もっとも新鮮なパワーをお持ちの役者さんに演じていただくことで映像化されました。萌音さん、時代劇でもかわいい! お江戸の不思議ミステリーを、たくさんの視聴者の皆様に楽しんでいただけますよう願っております。
テレビ朝日系「霊験お初~震える岩~」
2024年5月4日(土・祝)21:00~22:54
🎮吉田 唯★Monsutahantā 𝗬𝘂𝗶★モンスター ゆい Monster Hunter @yuiyoshida1987
@natalie_mu Ganbatte Kudasai!