小久保柚乃(
今年もWACKグループの曲をカバー
ライブ前日の3月20日に17歳の誕生日を迎えた小久保。ソロライブ当日には初のソロ写真集「こくぼづかん」が発売され、チケット完売で満員のZepp Hanedaは、発売されたばかりの写真集を持参した多くのエビ中ファミリー(私立恵比寿中学ファンの呼称)で埋め尽くされた。
ライブグッズの生写真メイキングを用いたオープニングムービーが上映されたあと、白いハンギングチェアが置かれたステージに姿を現した小久保は、エビ中のナンバー「新未来センセーション」でライブをスタートさせる。2曲目に歌われたのは、2020年に解散したSTARDUST PLANETのアイドル・はちみつロケットの「おかしなわたしとはちみつのきみ」。レアな選曲で観客を驚かせた。
「今日は柚乃の大好きな人たちの曲をいっぱい歌うので楽しんでいってください!」と小久保は笑顔で呼びかけ、昨年のソロライブでもカバーしたCARRY LOOSEの楽曲から「COLORS」、続けてBiSの「ロミオの心臓」をパフォーマンス。「ちょっと予習しておいてもらおうの意味を込めて載せてたんだけど……」と、この日のカバー曲を自身のInstagramで紹介していたことに触れ、明らかに予習していない様子のオーディエンスに「聴いてないでしょ?」と鋭くツッコミを入れた。
スペシャルゲストも登場、みんなで写真集鑑賞会
続いて小久保はハンギングチェアに腰かけつつ、大森靖子の「子供じゃないもん17」を歌唱。曲中には「17歳の抱負は『演技のお仕事をする』です! この目標を叶えて、エビ中としても、小久保柚乃としても、もっともっと活躍できる1年にできたらなと思います。17歳もみんながたくさん楽しめるようにがんばります!」と宣言した。間髪をいれずにスタートした≠MEの「まほろばアスタリスク」では、スペシャルゲストとしてエビ中メンバーの仲村悠菜が登場。それぞれマイクスタンドの前に立ち、澄んだ歌声を響かせる。2人はさらにもう1曲、LADYBABYの「Easter Bunny」をともにパフォーマンスした。この曲をどうしても一緒に歌いたかったという小久保の思いから「塩素。」への出演が決定したという仲村。本来はこの1曲のみをデュエットする予定だったが、小久保によって「しれっと」≠MEの「まほろばアスタリスク」が追加されていたとのこと。小久保は仲村を同席させたままトーク企画「『こくぼづかん』みんなで見よう」を進行。ライブ当日まで写真集を見ることを禁止されていたという仲村は真剣に「こくぼづかん」を眺める。小久保はその横で撮影時のエピソードを明かした。
観客とともに写真集を堪能した小久保は、仲村に「こくぼづかん」をプレゼントし、「じゃあそろそろ帰ります? 悠菜さん」とあっさりと退場を促す。軽やかにステージを去る仲村に手を振ると、客席へと向き直り、ライブも残すところあと2曲であること、次の曲中のみ写真撮影可能であることをアナウンス。観客が向けるスマートフォンやカメラに向かって次々にポーズを決めながら「藍色のMonday」をパフォーマンスした。そして小久保がこの日最後の1曲に選んだのは「ちがうの」。この曲は昨年のソロライブでも歌いたいと思っていたが、当時は低いキーが出せずに断念したという。今年は見事に1人で歌い切り、ファンに成長した姿を届けた。
小久保はアンコールも仲村を引き連れて登場し、2人でステージを練り歩きながら「コミックガール」をコミカルに歌い上げた。「悠菜さん、短時間でしたがありがとうございました!」と本編と同じくあっさり退場を促すと、小久保は「次が本当に本当に最後です!」と宣言。昨年同様「明日もきっと70点」を元気いっぱいに歌いあげ、和やかなムードの中で2度目のソロライブを締めくくった。
セットリスト
小久保柚乃生誕ソロライブ「塩素。」2024年3月21日 Zepp Haneda(TOKYO)
01. 新未来センセーション
02. おかしなわたしとはちみつのきみ(オリジナル:はちみつロケット)
03. COLORS(オリジナル:CARRY LOOSE)
04. ロミオの心臓(オリジナル:BiS)
05. 子供じゃないもん17(オリジナル:大森靖子)
06. まほろばアスタリスク(オリジナル:≠ME)
07. Easter Bunny(オリジナル:The Idol Formerly Known As LADYBABY)
08. 藍色のMonday
09. ちがうの
<アンコール>
11. コミックガール
12. 明日もきっと70点
新井来歌夢《くかみん》🦝🌅朝灼けリパブリック @arai_kucam
記憶が蘇る https://t.co/Oc4OsGCnxg