YOSHIKIが緊急記者会見でミラノデビューを報告、4月にはドジャースタジアムでピアノ演奏

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YOSHIKIX JAPAN、THE LAST ROCKSTARS)がイタリア・ミラノから帰国。本日3月5日に東京都内で自身の手がけるハイファッションブランド「MAISON YOSHIKI PARIS」にまつわる緊急記者会見を行った。

YOSHIKIとは?

X JAPANおよびTHE LAST ROCKSTARSのリーダー、ドラムとピアノを担当。ボーイズ・バンドXYのプロデューサー。音楽以外に慈善活動にも携わっており2010年に基金「Yoshiki Foundation America」を設立。最近ではウクライナおよび周辺国避難民支援したほか、遺児救済や災害支援などを積極的に行っている。また着物ブランド「YOSHIKIMONO」や、ワイン・シャンパーニュのブランド「Y by YOSHIKI」などをプロデュース。2023年7月には新たなファッションブランド「MAISON YOSHIKI PARIS」をフランスに設立し、「YOSHIKIMONO」はこのブランドの一部門となった。また日本コカ・コーラとビジネスパートナーとしてタッグを組み、清涼飲料水「リアルゴールド X」「リアルゴールド Y」を発表。2022年11月にYOSHIKI(Dr, Piano)、HYDE(Vo / L'Arc-en-Ciel、VAMPS)、SUGIZO(G / LUNA SEA、X JAPAN)、MIYAVI(G)からなるTHE LAST ROCKSTARSを結成し、2023年1、2月に東京、ニューヨーク、ロサンゼルスの3都市を回る初ツアーを行った。10月にはクラシックコンサート「YOSHIKI CLASSICAL 10TH ANNIVERSARY - World Tour with Orchestra 2023 'REQUIEM'」を東京・東京ガーデンシアター、イギリス・ロンドンのロイヤルアルバートホール、アメリカ・ロサンゼルスのドルビーシアター、そしてアメリカ・ニューヨークにあるカーネギーホールの4会場で開催。イギリスとアメリカの歴史ある3会場を制覇するのは、日本人ではYOSHIKIが初となる。

X JAPANとは?

1982年にYOSHIKI(Dr, Piano)とToshl(Vo)を中心に結成される。インディーズで絶大な人気を誇り、1989年にアルバム「BLUE BLOOD」でメジャーシーンに進出する。派手なメイクと衣装に代表される独特のスタイルが大きく注目される一方で、ハイクオリティなヘヴィメタルサウンドと確かな演奏力が高評価を獲得。攻撃的なメタルナンバーとドラマチックなバラードの双方に定評があり、ヴィジュアル系バンドの先駆者的存在としても認知されている。人気絶頂の1997年、ToshIの脱退宣言を機に解散。再結成が熱望されるも翌1998年にHIDEが急逝し復活は絶望視される。しかし2007年10月に突然活動再開を宣言し、復活第1弾となった新曲「I.V.」はハリウッド映画「SAW4」のメインテーマソングに採用された。2008年3月には復活の東京ドームライブを3日間にわたり開催。2009年5月にはSUGIZO(G)が新メンバーとして正式加入した。2010年8月には米の大型ロックフェス「ロラパルーザ」に出演し初の全米ツアーを行ったほか、日産スタジアムでの2DAYSライブも開催。2011年にはヨーロッパ、日本、南米、アジアを回るワールドツアーを、2014年10月にはアメリカ・ニューヨークのMadison Square Gardenでのワンマンライブを成功に収めた。2015年には宮城・石巻 BLUE RESISTANCEで東日本大震災の復興支援チャリティライブを行い、2800万円を超える寄付金を集めた。2017年3月にイギリス・The SSE Arena, Wembley公演を開催し、それと同時にドキュメンタリー映画「We Are X」を公開。5月にYOSHIKIが人工椎間板置換手術を受けたため、7月の日本国内ツアーを急遽アコースティック編成で行った。2018年9月に千葉・幕張メッセ国際展示場1~3ホールでワンマンライブ「X JAPAN Live 日本公演 2018~紅に染まった夜~ Makuhari Messe 3Days」を開催。3日目公演では台風の影響により“無観客ライブ”を敢行し、世界に向けてその模様を生中継した。

YOSHIKI

YOSHIKI

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「MAISON YOSHIKI PARIS」はミュージシャンとして世界的に評価されているYOSHIKIのファッション、デザイン、ライフスタイルのビジョンを、既製服のジェンダーレスなデザインと融合させ、サステナブルを追求したブランド。YOSHIKIのファッション活動はこのブランドに集約され、YOSHIKIMONOもその一部として統合された。

緊急記者会見の開始時間になり、まず2月に行われた「ミラノファッションウィーク2024/25 秋冬」における同ブランドのデビューショーの模様を伝える映像が約16分間上映された。ショーはドラマチックでエッジの効いたサウンドトラックが流れる中で行われ、YOSHIKIもステージに登壇。クリスタルピアノでバッハ「Prelude in C Major(プレリュード ハ短調)」、プッチーニ「Nessun dorma(誰も寝てはならぬ)」を演奏した。

ストローが気に入らないYOSHIKI。

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ナプキンが気に入らないYOSHIKI。

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映像上映後、緊急記者会見に応じたYOSHIKIは着席するや否や、テーブルに置かれたコップを見て、「ストローのルックスが気に入らない」と指摘。続けて「ナプキンの形がよくないね」と手厳しい意見を発してから会見をスタートさせた。まずYOSHIKIは「ミラノでのデビューは感無量」と述べ、10年以上前からの構想が実を結んだ経緯について説明。またブランドコンセプトについては「ジェンダーレス、サステナブル、アップサイクル、そしてエッジが効いてるもの」と語り、音楽家、映画監督として培った経験がファッションにも生かされていることを強調する。海外メディアから同ブランドのショーが高評価を受けたことについては、「チームの努力の結果」と謙虚に答えた。

YOSHIKI

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またショーを彩った音楽について、YOSHIKIは「僕は音楽家なので、ファッション業界の中では新人の部類ですが、音楽ならどこのハイファッションブランドにも負けたくないなと。勝ち負けではないんですが。ファッションショーのために5曲をロサンゼルスで録音しました」とコメント。その中には藤原ヒロシとのコラボレーション曲もあると明かした。ファッションショー用の音楽を制作するにあたり、YOSHIKIはモデルの歩くテンポ、ショーの雰囲気を研究し、「最初はアップテンポにして、そのあと少しテンポを落として、最後のクラシックでは壮大に」とその内容について説明した。

YOSHIKI

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MAISON YOSHIKI PARISのコレクションのうち、約20点が5月から販売され、9月には購入者のもとに届けられるとのこと。同ブランドの展望についてYOSHIKIは「次のコレクションも準備中」とし、「僕は明日またパリに行くんですが、もう24時間後は向こうで何かやってると思います、打ち合わせも含めて」と多忙ぶりを伝えた。ファンに向けては「いろんなことに挑戦していることを応援してくれて、感謝しています。皆さんのおかげで僕はこうやって自分の夢を1つずつ叶えることができているのかな。ファンの方がいなければできないことだと思っています」と心から感謝の思いを述べた。

YOSHIKI

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さらにエンタテインメント業界におけるAIの影響についての見解を述べる場面も。これについてYOSHIKIは「AIが氾濫してきて音楽業界は厳しい時代になる」との考えを示す。そして「音楽に限らず、映画業界もファッション業界も変わっていくんだろうと僕は思っています。『今、YOSHIKIはどこに向かっているんだ?』と思う方もいるかもしれませんが、3年後に『こういうことを言っていたのか』と答え合わせができる気がしています。これからかなりのスピードで世の中が変わっていくんだろうなと思います」と語った。

なお緊急記者会見後、YOSHIKIは囲み取材に応じ、4月16日にアメリカ・ドジャースタジアムでピアノを演奏する予定であることを明かした。

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読者の反応

⛄️頑張れ女ッカー♨️ @ganbalejokkaer

おまえのルックスが気に入らないわ💢

ストローとナプキンに謝れ‼️

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