川田良やDJ KRUSH参加の凄腕11人組、JAZZY UPPER CUTが90年代に残した2作品が復刻

JAZZY UPPER CUTが1990年代に残した2作品が5月22日にCDで復刻リリースされる。

麿赤兒率いる暗黒舞踏集団・大駱駝艦の舞踏手、山本政志監督の映画「闇のカーニバル」の主演俳優、JUNGLE'Sのボーカリストなど多岐にわたる表現活動を繰り広げていた桑原延享が、1990年に死去した盟友・江戸アケミ（JAGATARA）の追悼コンサート出演をきっかけに結成したJAZZY UPPER CUT。

メンバーは桑原（Vo, Tp）のほか、ジャズシーンにとどまらず国内外で幅広く活動している石渡明廣（G）、伝説のロックバンドTHE FOOLSのメンバー川田良（G）、CHABO BANDや麗蘭の演奏メンバーでもある早川岳晴（B）、さまざまなアーティストとのセッションワークで知られる“つの犬”こと角田健（Dr）、ジャズ評論家としても知られる寒川光一郎（A.Sax, B.Clarinet, Flute）、MERZBOWの坂井原哲生（Voice & Performance）、世界的ターンテーブル奏者であるDJ KRUSH（Turn tables）ら11名の凄腕ぞろい。パンク、ヒップホップ、ジャズ、ファンク、ノイズなど多彩な音楽を偶発的に昇化させたサウンドを武器に90年代前半、東京のアンダーグラウンドロックシーンで活躍した。

今回の復刻では、彼らが残した全作品である、1stアルバム「JAZZY UPPER CUT」（92年5月発売）、92年12月の東京・渋谷CLUB QUATTRO公演を収録したライブアルバム「QUIET NIGHT」（93年4月発売）を2枚組CD「1992 Revisited」としてリリース。マスタリングエンジニアは中村宗一郎が担当している。

4月7日には東京・新宿ロフトにて本作の発売記念ライブが決定。当日はCDの先行販売も予定している。