「まだ1曲目だよ! 早くない!?」
2017年に「堂島孝平生誕祭」としてスタートし、今年から「堂島孝平生誕フェス」へと生まれ変わって開催された本公演。開演前にはフェスへと生まれ変わった理由が紗幕スクリーンに映し出されたスライドとともに、日本語、英語、中国語のAI読み上げ音声でリピート再生され、会場からは早くも笑い声がこぼれていた。
定刻になると歴代の生誕祭のダイジェストのほか、堂島バンド・SUPER A.C.E.の面々や
「真城さん覚えてなかったけど!」20年ぶりに演奏
その後ドラムキックに合わせて堂島が花道へ進み出ると、花道の先端に吊るされていたギターが引き上げられて登場。小気味よいギターカッティングのイントロから「銀色クリアデイズ」が鳴り響き、「ワン・ツー・スリー・フォー!」の掛け声とともに「ギミラ!ギミラ!ギミラ!」へと流れ込んでフロアの熱狂を誘った。
MCでは「次の曲は20年ぶりに演奏します。当時もステージにコーラスで真城めぐみさんがいてくれました。それ伝えたら、真城さん覚えてなかったけど!」というエピソードを紹介しつつ、「流星カルナバル」を歌唱。そして最新アルバム「FIT」から「月光地帯」「存在」を演奏し、グルーヴィなイントロから始まる「ベンジャミン、空を睨む」のラストで“お祝いゲスト”である竹内朱莉(ex. アンジュルムの)をステージに迎え入れた。
堂島は、「竹内さんは気付いていないかもしれませんが、この数年間で一番セッションしている相手は竹内さん」と彼女を紹介し、まずは2人で「果実」をデュエットする。続けて「お祝いゲストという肩書に甘えてもう1曲」と前置きしたうえで、ディズニー映画「アラジン」のテーマ曲「A Whole New World」をカバー。満員の客が照らすスマホライトの星々に囲まれる中、ステージの両サイドに立った2人は手動リフターでどんどん上昇していき、「2人で空を飛んだね」と喜んだ。
「もうだめかもしれない……!」からの大復活
竹内を見送り、ライブは終盤戦へ。1997年リリースの「ロンサムパレード」のイントロでは会場にどよめきが生まれ、ライブアンセムとも言える「Almond」では歓声が飛び交う。続くスペシャルメドレーでは「こんがらがった夜のムード」「世界は僕のもの」など、こちらもひさしぶりに演奏する楽曲を盛り込んだ選曲でさらにフロアを沸かせるも、「ないてんのわらってんの」の終わりに堂島は花道で「もうだめかもしれない……!」と倒れ込んでしまう。客席とバンドメンバーから「コウヘイ! コウヘイ!」コールが響き、その声に力をもらった堂島は元気に跳び上がり、「スプリング・スプリンガー」を披露して大きな拍手に包まれる。MCでは来年デビュー30周年になることについて触れ、本編ラストには「サンキューミュージック」を届けてステージをあとにした。
アンコールで再びステージに登場した堂島は、「この“29周年”というタイミングで観てくださってる皆さんを大事にしたい」と感謝しつつ、全22公演を行う3つのツアー情報を告知。「2024年はライブたくさんします!」と、“プレ周年”への意欲をのぞかせた。そして最後は、出演者オールラインナップで「LUCKY SAD」をパフォーマンスする。間奏でステージにギターを置いて花道に歩み出ると、花道の先端からこの日2本目の“吊りギター”が登場。熱のこもったギターソロで会場を沸かせ、リニューアルした「生誕フェス」を大団円に導いた。
なお、本公演は「堂島孝平生誕フェス -2024- 1カメ配信!」として2月29日23:59までアーカイブ配信されている。会場に足を運べなかった人も、もう一度観たい人もチェックしてみよう。チケットの販売は同日21:00まで。
配信情報
堂島孝平生誕フェス -2024- 1カメ配信!
配信日時:2月29日(木)23:59まで
配信チケット販売URL:https://eplus.jp/djkh-st/
<出演者>
堂島孝平
小松シゲル(Dr /
お祝いゲスト:竹内朱莉
竹内朱莉 @_akari_takeuchi
沢山写真あげて下さってます!!👏👏
楽しかった〜✨
改めてありがとうございました!✊ https://t.co/pffSTlPQTF