私と君の絆を証明したい
飛行機のフライト時刻画面をイメージしたオープニングムービーを経て、ASCAが大歓声に迎えられてステージに姿を現した。一筋のスポットライトの光を浴びながら、彼女が歌い始めたのは1stシングル曲「KOE」。バンドが紡ぐ重厚なアンサンブルに乗せて、ASCAは情感あふれる歌声を響かせてオーディエンスの心を強く揺さぶった。ドラマチックなロックナンバー「PLEDGE」ではフロアからコールが沸き起こり、「凛」でその熱気はさらに上昇。ASCAは「本日はご搭乗いただきありがとうございます。今日は待ちに待った初めてのZeppワンマンでございます!」と高らかに告げる。そして「まずはこの曲で私と君の絆を証明していきたいと思います」と述べて「CHAIN」を届けると、オーディエンスは彼女の思いに呼応するように力強く拳を振り上げた。
西川貴教とのコラボ曲「天秤-Libra-」では西川が出演するミュージックビデオがスクリーンに映し出され、まるで西川がステージにいるかのような気迫に満ちた“デュエット”が繰り広げられた。その後「Zepp Shinjukuのみんな、まだまだ一緒に叫べますか?」とASCAは観客に呼びかけ、「Howling」を熱唱。オーディエンスの息ぴったりのコールを受け、ASCAは「まだまだもっと!」とさらに煽って熱狂の渦を場内に生み出した。
“恋愛三部作”から1曲初披露
「2024年に入ってから初めてのワンマンライブ、そしてASCAにとっては6周年の幕開けのライブになります。すでに最高の時間を作ってくれてありがとう!」と笑顔を見せたASCA。ここで彼女は3月13日にリリースするアルバム「VIVID」について「私がとってもリスペクトしている3組のアーティストの方に楽曲を書き下ろしていただきました。本当に色の濃い楽曲を書いていただいて、“恋愛三部作”と名付けて収録しています」と言及した。ASCAはその中から阿部真央による提供曲「あなたが居ないこの世界でも」を初披露。鍵盤の繊細な音色に乗せて、彼女の切なくも美しい歌声が神聖な空気を伴って響き渡った。
異国情緒が漂うバラードナンバー「雲雀」を経て、EDMナンバー「Stellar」が投下されるとライブハウスは一瞬でダンスフロアに変貌。ユニークな歌詞が印象的な楽曲「眠くて眠くて本当に無理です。」では一体感のあるハンドクラップが場内に鳴り響いた。さらにASCAは「新曲持ってきましたー!」と告げ、アルバムのリードトラック「VIVID WORLD」をパフォーマンス。「逆境に吠えろ」「国境を越えろ」と彼女が強い意思を歌い上げると、オーディエンスは心を駆り立てられて熱いコールを飛ばした。
また君と笑い合えるように
ASCAは「去年『イナズマロック フェス』で西川さんと歌わせていただいて。西川さんの強靭な肉体の横で歌うわけですから、まずいと思って、そのときから走り始めたんです。最初は3kmからスタートして、そのときに『Zeppライブまでに10km走れるようになる』と掲げて。なんと、1週間前に達成しましたー!」と報告。そして「ということは私は今、体力おばけなわけ。最強なわけ。付いて来れる? みんなまだまだいけますかー?」と観客を力いっぱい煽り、「NO FAKE」をパワフルに歌い上げた。その勢いのままASCAが「Real Dawn」に突入すると、オーディエンスは一斉にジャンプ。左右に手を振り、一体感のあるシンガロングを響かせる場面もあった。ラストナンバーは昨年11月にデビュー5周年の締めくくりとしてリリースされた楽曲「私が笑う理由は」。フロアにはタオル回しによる楽しげな光景と、オーディエンスの温かな笑顔が広がる。ASCAは曲中に「また君と笑い合えるようにこれからも歌い続けていきます!」と告げ、最後に「私が笑う本当の理由(ワケ)は 他の誰でもない、君でした。」というフレーズを歌い上げてステージを去って行った。
まだまだここは夢の続き
アンコールを求める拍手に呼ばれて再び登場したASCAは「学生の頃から目標にしていたZeppでのワンマンライブ、皆さんのおかげで今日叶いました!」と声を弾ませ、「こうやって直接会場に来て、今日という日を一緒に迎えてくれた1人ひとりの君。そしてそれぞれの街でエールを届けてくれてるみんな。私が生まれてから今日まで出会ってくれた人たち。誰1人欠けても、今日このステージに立つことはできなかったんだと本気で思います。なので皆さん、私と出会ってくれて、このステージまで導いてくれて、今日のライブを見届けてくれて、本当にありがとうございました」と感謝の思いを述べる。そして彼女が「まだまだここは夢の続きだと思っています。みんなが応援してくれる私だから、胸を張って次の目的地へ出発したいと思います。歩みの遅い私ですが、これからも応援してくれますか?」と述べると、会場は大きな拍手に包まれた。ASCAはそんな感謝の思いを込めるように「このメロディに乗せて」を歌唱。「まだここは夢の続き 輝けるように 歌って歌って」とさらなる未来に思いを馳せてじっくりと言葉を紡いだ。最後にASCAは代表曲の1つ「RESISTER」を披露。ありったけのエネルギーを注ぐようにこの曲を力強く歌い上げ、彼女は初のZeppワンマンライブを締めくくった。
また8月よりライブツアー「ASCA LIVE TOUR 2024 -VIVID-」が行われることが発表された。ASCAの公式ファンコミュニティ・ASCA Music Entertainmentでは本日27日よりチケットの最速先行予約を受付中。
セットリスト
ASCA Zepp LIVE 2024 -Departure- 2024年2月27日 Zepp Shinjuku(TOKYO)
01. KOE
02. PLEDGE
03. 凛
04. CHAIN
05. 天秤-Libra-
06. Howling
07. あなたが居ないこの世界でも
08. 雲雀
09. Stellar
10. 眠くて眠くて本当に無理です。
11. VIVID WORLD
12. NO FAKE
13. Real Dawn
14. 私が笑う理由は
<アンコール>
15. このメロディに乗せて
16. RESISTER
ツアー情報
ASCA LIVE TOUR 2024 -VIVID-
2024年8月17日(土)大阪府 Music Club JANUS
2024年8月18日(日)福岡県 DRUM SON
2024年8月25日(日)愛知県 新栄シャングリラ
2024年9月15日(日)北海道 SOUND CRUE
2024年9月27日(金)神奈川県 CLUB CITTA'
ASCA @ASCA_and_staff
ナタリーさんに最速レポートを
公開していただきました📖
みんなと作った夜。
終わりたてほやほやの言葉と
撮りたてほやほやの写真を
ぜひ受け取ってくださいっ
#ASCA_Departure https://t.co/2PmOCrAXhb