ASP、イギリスから来日したWargasmと渋谷で熱烈競演

1月15日と16日に東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEで行われた、イギリスのロックユニットWargasmの来日公演に、ASPがオープニングアクトとして出演。この記事では本日1月16日公演の模様をレポートする。

ASPは明日1月17日にメジャー3rdシングル「Heaven's Seven」をリリース。ロンドンを拠点に活動するWargasmのサム・マトロック（Vo, G）が今作の収録曲「MAKE A MOVE」を提供した縁があり、ASPのオープニングアクト出演が決まった。

開演時間と同時に代表曲「拝啓 ロックスター様」で勇ましくライブをスタートさせたASP。7人は気合い十分とばかりにステージからフロアに向けて、全力でエネルギーをぶつけていく。また「NO REASON」に続いては、マキシム（The Prodigy）による原曲をもとに、Pecori（ODD Foot Works）が作詞作曲し、Yohji Igarashiがアレンジした楽曲「TOXiC iNVATiON」が届けられた。

メンバーのモグ・ライアンは「初めて観てくださる方も多いと思うんですが、お目にかかれて光栄です」と話しつつ、「Wargasmさんに楽曲を提供していただきました。私たちは感謝の思いを込めて、全身でこの曲を届けていけたらと思っています」と宣言する。ASPはそんなモグの言葉に続いて「MAKE A MOVE」を披露。エッジの効いたトラックに乗せ、畳みかけるようなボーカルリレーを展開した。ライブ後半、7人は重低音が支配するダンスチューン「Tokyo Sky Blues」や、小気味よいビートのハイパーポップチューン「I HATE U」「Hyper Cracker」を続けて披露。ならず者（ASPファンの呼称）がフロアで大いに盛り上がる中、ラストには再び「拝啓 ロックスター様」を投下してステージをあとにした。

またこの日の主役・Wargasmはバンド編成で登場。紅一点のミルキー・ウェイ（Vo, B）とサムが1曲目「Venom」からステージを縦横無尽に動き回り、激しいシャウトをフロアに浴びせる。サムは「渋谷！ モッシュピットを見せてくれよ！」と煽り、ミクスチャーロックテイストのアッパーチューン「Rage All Over」で狂騒を生み出した。

序盤にハンドマイクでパフォーマンスを展開したサムとミルキーは「Minigun」でそれぞれギターとベースを抱え、さらにラウドなサウンドを場内に轟かせた。また「Fukstar」ではミルキーがタンクトップにショートパンツのセクシーなスタイルでステージから身を乗り出すように歌ったり、サムがフロアのモッシュを積極的に煽ったりと、激しいライブを展開。「Pyro Pyro」の演奏前には、「昨日のドリルを覚えてるか？ サークルモッシュだ」とサムが呼びかけ、フロアにさらに大きなサークルピットを生み出すなど、熱狂的なライブを繰り広げた。またライブ中には、「素晴らしいライブをしたASPにも声を届けてくれ！」と、オープニングアクトのASPを称える場面もあった。