トラジャが追求するエンタメの真髄
「Road to Authenticity」は2022年10月に配信シングル「JUST DANCE!」で世界デビューしたトラジャにとってデビュー後2度目の全国ツアー。彼らは昨年12月にリリースした初のCD作品「Road to A」を携えて、全国8カ所全30公演を行う予定だった。しかし、1日に発生した能登半島地震の影響で、1月13日と14日の新潟・朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンターでの4公演は中止に。会場には被災地支援のための募金箱が設置され、集められた支援金はすべて被災地に届けられる。
「Road to A」は“エンタテインメントの真髄”を追い求めるトラジャの姿勢が示された1stアルバム。渡米を経てデビューした彼らにとって今こそがスタートラインだというメッセージが、アルファベットの始まりである“A”で表現されている。この記事では初日となる4日昼公演の模様をレポートする。今後ツアーに参加する人はネタバレにご注意を。
今年も寅年!
宮近海斗、中村海人、七五三掛龍也、川島如恵留、吉澤閑也、松田元太、松倉海斗は地上6.5mの高さの巨大ゴンドラで姿を現した。ライトアップしたゴンドラの上で7人は、デビューツアーでも歌唱した「DRIVIN' ME CRAZY」を披露。彼らのパフォーマンスを彩るようにレーザー光線がアリーナを駆け抜け、スパークラーがステージに降り注ぐ。その後、メンバーは下降したゴンドラから飛び降りると、デビュー曲「JUST DANCE!」をハイテンションに歌い踊り、キャッチーな動きの“ピロブンダンス”で観客との一体感を高めた。
ブロードウェイミュージカルさながらのきらびやかなショーが展開されたのは、トラジャの代表曲の1つ「夢のHollywood」。ゴールドのスーツにえんじ色のハットでキメた7人は、スモークが立ち込めるステージで光るステッキを自在に操り、タップダンスを繰り広げる。今年の干支は辰年だが、グループ名にちなんで宮近が「今年も寅年でがんばります!」と意気込んで笑いを誘ったあと、会場にはメンバカラーにライトアップした虎を模した乗り物“トラッコ”7台が登場。「Keep On Smiling」ではトラッコにまたがってファンに笑顔を振りまいた。
先輩がデザインした衣装で
ダンススキルの高いメンバーがそろうトラジャ。ステージの巨大ビジョンには、曲ごとに歌詞の字幕が流れ、振付師へのリスペクトを込めてその名前も紹介された。メンバーは千賀健永(Kis-My-Ft2)が手がけたスポーティかつ近未来的な衣装に着替え、怒涛の勢いでダンスナンバーを畳みかけていく。「99 PERCENT」ではスモークが吹き出す中、クールかつ妖艶なパフォーマンスが、千賀が振り付けした「Love Tag」では噴き上がる炎をバックに情熱的なダンスが展開され、オーディエンスを釘付けにした。中村がコール&レスポンスを煽り、熱く盛り上げたのは「Road to A」のリード曲「LEVEL UP」。インベーダーゲームをモチーフにした遊び心のある映像に合わせ、7人は息ぴったりのフォーメーションダンスを披露した。この曲を終えた宮近は「引き続き“レベルアップ”した姿を見せていくのでよろしくお願いします!」とファンに宣言。アンコールでは、トラジャからの“お土産”として撮影OKのコーナーが設けられた。メンバーはファンの思いに応えるように、無邪気にポーズをとった。
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#TravisJapan のアリーナツアー開幕、コンサートへの熱い思いを込めて今年の1文字は“周” - 音楽ナタリー
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