WurtS、ダンスミュージックとロックを融合させた2度目のライブツアー閉幕

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WurtSが12月7日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)で2度目のライブツアー「WurtS LIVEHOUSE TOUR II」のファイナル公演を開催した。

WurtS(Photo by Asami Nobuoka)

WurtS(Photo by Asami Nobuoka)

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「WurtS LIVEHOUSE TOUR II」東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演の様子。(Photo by Asami Nobuoka)

「WurtS LIVEHOUSE TOUR II」東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演の様子。(Photo by Asami Nobuoka)[拡大]

新井弘毅(G)、雲丹亀卓人(B)、城戸紘志(Dr)、ウサギ(DJ)というWurtSのライブではおなじみのメンバーに続き、大きなクラップに包まれながらWurtSがステージに姿を現した。WurtSはギターを携えて、疾走感のあるナンバー「魔法のスープ」で爽快にライブを開始。そして「週刊少年ジャンプ」で連載中のマンガ「SAKAMOTO DAYS」とのコラボで今年話題となった楽曲「BORDER」をクールにプレイして会場を盛り上げた。10月にリリースされた最新EP「BACK」の収録曲「ユートピア」では開放感のある空気が場内に広がっていく。その後もWurtSがキャッチーなギターリフが印象的な楽曲「クールじゃない?」、80年代ポップスを想起させる楽曲「タイムラグ!」を次々と披露すると、オーディエンスは心地のいいサウンドに身を委ねて自由に体を揺らした。

WurtS(Photo by Asami Nobuoka)

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ホーンの音色が印象的なウインターソング「メルト」をゆったりと歌い上げたWurtS。「僕は祖父、祖母の家で遊ぶことがすごく好きで。家に行くとOasisが鳴っていたり、あの空間よかったな、あの頃に戻りたいなと思うことがあって。でも戻りたいって考えられる、後ろを振り返れることは、今こうやって前を向いている証拠だなって」と彼は胸の内にある思いを明かし、アコースティックギターを手に持つ。そして「BACK」で飾り気のない音色に乗せて、愛おしい過去への思いをそっと歌い上げたあと、軽快に韻を踏んでいくボーカルが心地のいいサマーチューン「解夏」をオレンジ色に染まったステージで披露した。ウサギがサックスを吹いて会場を沸かせる「BOY MEETS GIRL」を経て、ウサギ以外のバンドメンバーは一度ステージをあとにする。レーザーライトの演出に彩られながら、WurtSは重低音がずっしりと響くラップナンバー「Capital Bible」をエモーショナルに届けた。

「WurtS LIVEHOUSE TOUR II」東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演の様子。(Photo by Asami Nobuoka)

「WurtS LIVEHOUSE TOUR II」東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演の様子。(Photo by Asami Nobuoka)[拡大]

ここからシンセフレーズがループするエレクトロなナンバー「SPACESHIP」を皮切りに会場はダンスフロアと化す。オーディエンスはクラップを鳴らし、歓声を上げて自由に飛び跳ねた。再びバンドメンバーが加わった「SWAM」では、ウサギもDJブースを離れてステージの前方に進み出てジャンプ。攻撃的にリリックを繰り出すWurtSの横でウサギは軽快にステップを踏み、ロックダンスを繰り広げた。そのまま彼らはスラップベースとカッティングギターの音が絡み合う「NERVEs (Vol.2)」に突入。グルーヴ感のあるバンドアレンジでこの曲を演奏したWurtSは「WurtSにはダンスミュージックの部分もロックの部分もある。そういうふうにロックとダンスミュージックを掛け合わせて、もっと面白いライブを作れたらいいなと思って『WurtS LIVEHOUSE TOUR II』を作ってみたんですがどうですか?」と呼びかけ、フロアから大歓声を浴びた。

「WurtS LIVEHOUSE TOUR II」東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演の様子。(Photo by Asami Nobuoka)

「WurtS LIVEHOUSE TOUR II」東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演の様子。(Photo by Asami Nobuoka)[拡大]

今年7月に発表した[Alexandros] との共作曲「VANILLA SKY」をセルフカバーとして披露したWurtS。「ラストスパートいけますか!」と彼は叫び、ロックナンバー「SIREN」「ふたり計画」を連投して轟音を響かせた。WurtSが「今日お越しいただいて本当にありがとうございます! ファイナルめちゃくちゃ楽しいです。ありがとうございます」と告げると、天井のミラーボールが点灯し、ブラスサウンドが印象的なナンバー「MOONRAKER」がスタート。月のようなミラーボールの眩い光に照らされながら、ライブは華やかにエンディングを迎えた。

「WurtS LIVEHOUSE TOUR II」東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演の様子。(Photo by Asami Nobuoka)

「WurtS LIVEHOUSE TOUR II」東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演の様子。(Photo by Asami Nobuoka)[拡大]

アンコールを求めるオーディエンスの代表曲「分かってないよ」の合唱に呼ばれて、再びステージにWurtSが登場。「寝相」や「地底人」といった初期ナンバーを投下していく。「コズミック」をエネルギッシュにプレイしたあと、WurtSは「もう次何するか分かってるよね?」とラストナンバーをほのめかした。キャッチーなギターリフで「分かってないよ」が始まると、フロアに大きなシンガロングが響き渡る。それでもWurtSは「まだセミファイナルくらいの声だな。もっといけるよね?」と煽り続け、オーディエンスとともにこの曲を楽しげに歌ってツアーを締めくくった。

なおWurtSは3月に初の東名阪ホールツアー「WurtS CONCERT HALL TOUR I」を開催することを発表した。

セットリスト

WurtS「WurtS LIVEHOUSE TOUR II」2023年12月7日 Zepp Haneda(TOKYO)

01. 魔法のスープ
02. BORDER
03. 僕の個人主義
04. ユートピア 
05. クールじゃない?
06. タイムラグ!
07. メルト
08. BACK
09. 解夏
10. BOY MEETS GIRL
11. Capital Bible
12. SPACESHIP
13. SWAM
14. NERVEs (Vol.2)
15. Talking Box (Dirty Pop Remix)
16. VANILLA SKY
17. SIREN
18. ふたり計画
19. リトルダンサー
20. MOONRAKER
<アンコール>
21. 寝相
22. 地底人
23. コズミック
24. 分かってないよ

WurtS CONCERT HALL TOUR I

2024年3月19日(火)大阪府 オリックス劇場
2024年3月20日(水・祝)愛知県 Niterra日本特殊陶業市民会館
2024年3月27日(水)東京都 昭和女子大学人見記念講堂
2024年3月28日(木)東京都 昭和女子大学人見記念講堂

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W's Project @team_wsproject

音楽ナタリー (@natalie_mu ) と
Real Sound ( @realsoundjp ) にて
「#WurtS LIVEHOUSE TOUR Ⅱ」
ツアーファイナルのライブレポを掲載していただきました!

ライブ写真も多数掲載されてます!
ぜひご覧ください🙌✨

🔻音楽ナタリー
https://t.co/w44akLPFeO

🔻Real Sound
https://t.co/0ygalWKFTp

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