BAND-MAID結成10周年ツアー、横浜アリーナで閉幕「本当に奇跡みたいな話だなって思いますっぽ」

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BAND-MAIDの結成10周年記念ツアー「BAND-MAID 10TH ANNIVERSARY TOUR」の最終公演が11月26日に神奈川・横浜アリーナで開催された。

小鳩ミク(G, Vo)(Photo by Viola Kam [V’z Twinkle] )

小鳩ミク(G, Vo)(Photo by Viola Kam [V’z Twinkle] )

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10年で培った高い演奏力

BAND-MAIDは本ツアーで3月から11月にかけて北米19公演、国内23公演を実施し、約4万5000人を動員。期間中にはアメリカの音楽フェス「Welcome to Rockville」「Sonic Temple」「POINTFEST」「Lollapalooza」にも出演した。

左からMISA(B)、KANAMI(G)。(Photo by Viola Kam [V’z Twinkle] )

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重厚なSEが鳴り響く中5人がステージに姿を現し、「DOMINATION」でライブの幕を開け、「glory」「alone」「Play」を立て続けに披露。アッパーチューン「Unleash!!!!!」で攻撃的なシンセのリフが響き渡ると、場内のボルテージは急上昇する。小鳩ミク(G, Vo)が「ご主人様、お嬢様なら気付いたはず! ニューメイド服ですっぽ!」と新衣装に触れたあとには、KANAMI(G)とMISA(B)が「Thrill」「Don't you tell ME」でソロ回しを繰り広げた。

SAIKI(Vo)(Photo by Viola Kam [V’z Twinkle] )

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壮大なストリングスの音色とともに始まったのは「Sense」。AKANE(Dr)が刻む力強い8ビートの上でSAIKI(Vo)が「幸せになりたい」と雄叫びを上げる。小鳩がステージの中央に立って余情たっぷりにコードを掻き鳴らすと「influencer」がスタート。小鳩とSAIKIのラップのような歌い回し、MISAのベースソロが炸裂し、目まぐるしい楽曲展開が観客を惹き付ける。インストナンバー「from now on」を経て、2023年を振り返るSAIKI。「なんと3回もアメリカに行ったの。まさかこういう1年になるとは思わなかったよね」と彼女は話し、「10周年を迎えたわけですけれども、自分たちだけじゃこのステージには立てなかったと思います。本当に皆さんの応援のおかげです」とファンに感謝を伝えた。

左からKANAMI(G)、SAIKI(Vo)。(Photo by Viola Kam [V’z Twinkle] )

左からKANAMI(G)、SAIKI(Vo)。(Photo by Viola Kam [V’z Twinkle] )[拡大]

「Daydreaming」が始まると、スポットライトに照らされたKANAMIが抒情的なギターフレーズを奏でる。「Rock in me」がスタートすると小鳩はギターを下ろし、アリーナの外側をなぞるように歩きながら、ファンのすぐ近くで歌声と笑顔を届けていく。続いてセンターステージに移動するSAIKIとKANAMI。2人は歌とアコースティックギターのみという編成で「Different」「anemone」を届けた。メインステージに戻ったSAIKIはグランドピアノの前に座り、指輪を外し、靴を脱ぐ。たっぷりと間を置いたのち、「Choose me」を弾き語りで披露した。

東京に出て来た一羽の鳩

小鳩ミク(G, Vo)(Photo by Viola Kam [V’z Twinkle] )

小鳩ミク(G, Vo)(Photo by Viola Kam [V’z Twinkle] )[拡大]

インストナンバー「onset」と新曲「Brightest Star」を経て、突如センターステージに駆けて行った小鳩は、ポケットから手紙を取り出す。メンバーに内緒で用意されたというこの手紙には「私は10年前、今の事務所に履歴書を出しましたっぽ。カッコいい音楽がやりたい!という漠然とした気持ちと、メイド服が好き!という気持ちだけで、BAND-MAIDを作ることになりましたっぽ。そこから偶然が重なって、今のメンバーと出会いましたっぽ。結成当初、10周年を迎えるということも、そのツアーファイナルを横浜アリーナでやることも、誰も想像していなかったと思いますっぽ。ただどうしても、どうしても、どうしても夢を諦めきれなくて、東京に出て来た一羽の鳩がこうして今日を過ごしているのは、本当に奇跡みたいな話だなって思いますっぽ」と書かれており、小鳩からメンバー、スタッフ、ファンへの感謝が伝えられた。

「BAND-MAID 10TH ANNIVERSARY TOUR」11月26日公演の様子。(Photo by MASANORI FUJIKAWA)

「BAND-MAID 10TH ANNIVERSARY TOUR」11月26日公演の様子。(Photo by MASANORI FUJIKAWA)[拡大]

「FREEDOM」で演奏を再開したBAND-MAID。「BLACK HOLE」の冒頭ではドラムソロ、「DICE」の冒頭ではベースソロが繰り広げられ、高い演奏力に大きな歓声が上がる。バックスクリーンに過去のお給仕(ライブ)映像が映し出され、小鳩が恥ずかしさのあまり絶叫するひと幕もありつつ、5人は「NO GOD」や「Choose me」などアッパーチューンを畳みかける。「FORWARD」を経て、観客にシンガロングを呼びかけるSAIKI。ラストナンバー「endless Story」で場内が荘厳な空気に包まれる中、BAND-MAIDの10周年ツアーは幕を閉じた。

なおZAIKOとStreaming+では本公演の模様をアーカイブ配信中。詳細はオフィシャルサイトで確認を。

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セットリスト

BAND-MAID 10TH ANNIVERSARY TOUR 2023年11月26日 横浜アリーナ

01. DOMINATION
02. glory
03. alone
04. Play
05. Unleash!!!!!
06. Thrill
07. Shambles
08. Don't you tell ME -session-
09. After Life
10. Sense
-session-
11. influencer
12. from now on
13. Daydreaming
14. Memorable
15. about Us
16. Mirage
17. Bubble
18. Rock in me
19. Different ~Acoustic
20. anemone ~Acoustic
21. Choose me ~Acoustic
22. onset
23. Brightest Star
-session-
24. FREEDOM
25. BLACK HOLE
26. DICE
27. HATE? -session-
28. NO GOD
29. Magie
30. Manners
31. Choose me
32. FORWARD
33. endless Story -session-

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VIOLA KAM ★ @vizkage

📷 BAND-MAID 横アリを撮影をさせて頂きました! https://t.co/8I7rMsihFE

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