本作は今年8月に東京・日本武道館で開催された声出し解禁後初のワンマンライブ「FUKUYAMA MASAHARU LIVE@NIPPON BUDOKAN 2023 言霊の幸わう夏」を映画化した作品で、福山自身が監督を務めている。ライブは40台以上のカメラで360°全方位から撮影。また日本武道館史上初めて、アリーナに観客を入れた状態でのドローン撮影が行われている。さらにドルビーアトモスの音響技術を駆使し、細部に至るまで徹底的にこだわって理想の音が表現された。
本作には映画ならではのストーリー性も盛り込まれている。ストーリーパートでは
この発表に際して、ポスタービジュアルと予告映像が公開された。ビジュアルではかつて音楽へと憧れていた少年時代、今ステージで多くの人へ音楽を届ける福山、そしてライブを存分に楽しむ観客の姿が写し出された。予告編には、「虹」「零 -ZERO-」、そして12月4日リリースの新曲「想望」の映像が使用されている。
福山雅治 コメント
1年ほど前に「そのライブ会場で音を聴いているような音響でライブフィルムを作りませんか?」というお話をいただきました。初めてその提案を聞いた時、正直全然乗り気ではありませんでした。オーディエンスの皆様にとってのライブでの熱狂と興奮は、本物のライブにしかないと思っていたので、わざわざ映画にする意味がどこにあるのだろう?と。
それでも「どうアウトプットするかは後から決めることにして、まずは最新の機材でライブ映像を収録してみませんか」というスタッフの後押しもありプロジェクトがスタートしました。
動き始めた以上、ライブの総合演出を担う自分がこの作品のテーマを考えるのは当然のことです。そこで先ず、日曜劇場「ラストマンー全盲の捜査官ー」で皆実広見の子供時代を演じてくれた俳優の柊木陽太さんに「少年時代の福山」を演じてもらうことを提案しました。そうすることで「少年期の自分が、2023年の自分に逢いに行く」という物語を付加することができました。
そして「Dolby Atmos」の音響をほぼ完全再現できるスタジオでの作業を行う過程で、やっとこの映画作品を作る意味・意義が自分の中で明確に見えてきました。この作品を通じて届けたいのは、まるでライブ会場にいるかのような擬似体験では無く、「僕の脳内にある“理想のライブの音”、“理想のライブの映像世界” を追求した、究極の“ライブを超えたライブ”」を2023年の最新のテクノロジーによって体験していただくこと。
本作の本質に辿り着けたこと、そして作品の全責任を担うという意味で、結果的に自らを「監督」とさせていただいております。
究極の“ライブの理想像”を追求した映画作品、「FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏@NIPPON BUDOKAN 2023」完成まであと少しのところまで来ています。公開を乞うご期待。
フル @f61326
福山雅治の初ライブフィルム公開 自ら監督務め、理想の音と映像世界を追求(コメントあり / 動画あり) https://t.co/hpaNaKDGYJ